鳩村衣杏さんのレビュー一覧

絶対に負けない恋愛 小説

鳩村衣杏  金ひかる 

この攻、胡散臭すぎないか?

鳩村さん初読みで、結局これっきりになってしまった作品です。

ひとことで言えばまったく合わなかったですね。どこがどういいのかもわかりませんでした。ゴメンナサイ。

とにかく最初から最後までキャラクター(特に攻の加納)に魅力を感じず共感もできず、ストーリーにも入り込めないまま終わってしまった感じです。

ただ、これは私が所謂『お仕事BL』が好みじゃないのもあるかもしれませんね。

3

歯科医の弱点 小説

鳩村衣杏  佳門サエコ 

男同士のそっけない会話に萌え

鳩村さんの作品は、
受けが美人でもヘタレでも、女々しい感じがしないのがいいなと思います。
「攻×攻」とまではいきませんが、ちゃんと男×男を感じさせるところが個人的にツボ。

今回の受けは、美人で口が達者なドSに見えて、実はシャイで一途な不器用さん。
攻めは、お人好しだが、短気で怒りっぽい面もかなりある、どこか子供のような人。
こんな二人の繰り広げる、大ゲンカになりそうでならない、遠慮の…

2

御曹司の口説き方 小説

鳩村衣杏  高階佑 

御曹司の基本

作者さんはあとがきでかなり恐縮されておられましたが、
評者はこう言う御曹司ものが読めて幸せだなと素直に
思います。

この作品は実に丁寧な仕事が施されておりますね。
だからこそ御曹司同士の遣り取りにもきちんとした背筋を
感じられる。パワーゲームではなく、ロマンスの
駆け引きなのだと得心も行く。
品格を求められる立場とはそれだけ日常の些細な事も
地に足つけて行っているのだよ、とさり…

3

歯科医の弱点 小説

鳩村衣杏  佳門サエコ 

クールな美人は肉食獣

歯科医、受けでも攻めでもどちらでも何故かそそられてしまう魅惑の職業、
萌えを刺激してくれる歯医者さん、それもとびきりの美貌にキツイ性格とくれば
更に萌え度がアップするような気がする設定。

そんな美人で傲慢で嫌味で綺麗な外見とは裏腹のキツイ性格、かと思えば本気の思い程
上手く人に伝える事が出来ない不器用さもあってどこかヘタレ感もある美那のお相手は
これまた、高身長にヤクザも逃げ出すよう…

2

編集長の犬 小説

鳩村衣杏  佐々木久美子 

本領発揮のお仕事BL

鳩村さんならではのお仕事満載小説。これはまた特にその配分が多く感じました。
面白かった。
ご本人もあとがきで書かれているように、「社会人を目指す学生に教えたい二十のこと」というタイトルでも全然いいですよほんとに。
『部長の男』のスピンオフということで、康太出てくるかな~と期待してましたが、友情出演程度でしたね。
同じ絵師さんなのに、あの表紙の色っぽい康太とは思えないほど目が、目がっ、線(笑…

2

両手に美男 小説

鳩村衣杏  乃一ミクロ 

素敵なトライアングルラブ!!

鳩村さんだと意識して購入したわけでは無いのですが
(ファンの方申し訳ございません!!;)
何やら面白そうだな…と反応してしまいまして。

そしたらもう、読みやすくて驚きました!!
お仕事の内容が薄すぎると、
物語全体もさらっと終わってしまう事が多いのですが
(逆にお仕事に比重が傾くとラブが足りない…)
程よい加減であっという間に読めました!
後藤の、仕事に対する熱意といいますか、…

6

友人と寝てはいけない 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

体からはじまる恋愛

BLでよくある「体からはじまる恋愛」は、実はお互いに、あるいは受けか攻めのどちらかが相手を好きで、その気持ちが暴走した結果というパターンがお約束ですが、この話の鮫島と美馬は当初どちらも友人以上の気持ちを持っていません。
ささいな意地の張り合いで体の関係を持ったことをきっかけにして、相手の体への衝動につき動かされるように友人関係の均衡を崩していく、まさに「体から」はじまる恋愛です。

美馬は体の相性…

2

両手に美男 小説

鳩村衣杏  乃一ミクロ 

誠実さに好感

初恋の男と、一目惚れの男、
どちらもノンケの男で、恋愛的な意味では手には入らないけれど、
親友として、仕事相手として、
それに何と言っても、二人とも美男子だから、
隣でながめるだけでも、満足しなきゃね。
そう思いつつ、お仕事を頑張っていたら、NY支店でやりがいのあるおもしろそうな仕事が、
さらに、この二人の男から、それぞれ求愛されるようになって、

BLとしては、複数の相手とセック…

5

天女の眠る庭 小説

鳩村衣杏  朝南かつみ 

ありのままを愛すること

個人的に、朝南先生が挿絵を担当された作品の中でも一番のお気に入りだったりします。
絵画や昔話になぞらえたストーリーと、朝南先生の幻想的なイラストのシンクロ具合が素晴らしい!!!作品の世界観を余すところなく伝え、かつその魅力を増幅させていると思います。


医師・嶺一郎と、ハーフの日本画家・閑(しずか)。
嶺一郎は、死別した恋人への想いから、幸せになることに罪悪感を感じている。
そんな嶺…

7

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

形(なり)ばかり大人の思春期恋愛。

いや、覚えてないでしょう(笑)
あの状況なら。

下町の穴子屋の三代目:以和(受)とアナウンサーの光至(攻)は幼馴染。
以和は昔、自分のあとを追いかけていた、いじめられっこの光至が今や人気アナウンサーで体格すら自分を上回っている事が少し面白くない。

そんな光至から『10歳の時に結婚の約束をしている』と告げられた以和は慌てふためく…という展開。

以和は押せ押せの光至に驚いて混乱してるところへきて…

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