白砂順さんのレビュー一覧

12の月と、塔の上の約束 小説

六青みつみ  白砂順 

12の月と塔の上の約束

光の螺旋シリーズ6作目。
こちらは単独で読まれても、問題ありません。
受虐めレベルでは業界で右に出るものはいない、ってくらい、毎回受が悲惨な目に遭いまくる六青ワールドですが、今回はめずらしく強烈な輪○ンが一切ナシ!

はじめこそ強○ンがありますが、お相手が攻でくっつくのが前提となっているので、そこまで痛々しさは感じないです。
いやぁ……いつ来るのか、いつ来るのか、と嫌な意味でドキドキしな…

5

12の月と、塔の上の約束 小説

六青みつみ  白砂順 

切なさは前半に集中、後半は糖度増量

読み終わってから、これってシリーズ物だったのか!と
ビックリしたくらい、他を読んでいなくても大丈夫です。
なかなか面白い世界観は確かにこれだけでは勿体ないと思っていたので
シリーズと聞いてなるほどという感じ。

人も寄らぬ古びた塔に幽閉された儚い容姿の貴人、
それを救い出す凛々しい騎士……。


ストーリーは王道なので、大筋では読める。
が、月に一度季節が一巡りするまでの12回…

10

12の月と、塔の上の約束 小説

六青みつみ  白砂順 

不幸の積み重ねの果てにある出会い

『光の螺旋』シリーズ第六弾とのことですが、他作品とリンクしているような描写はあまりないので世界観のみ共通ということで単独で読んでも問題ありません。

六青さんデフォルトの、理不尽にも不幸な目に合うかわいそうな受けとそこから救ってくれる攻め。
最後の甘々に至るまでの痛みや苦労を見守ることに萌えが感じられる私にはとても楽しめる作品でした。

幼いエリオンは王位継承者であるにも関わらず、父王の…

3

ムーンリット・ハンティング 小説

水壬楓子  白砂順 

あと6冊(+同人誌)も読める。うふ。

私がBL小説で、最も好きなのが沙野風結子先生の「獣の妻乞い」、今年のナンバーワンが宮緒葵先生の「愛犬志願」、最近出会って必死で過去の小冊子類まで探しているのが六青みつみ先生の「代償」シリーズだったと、この本を読み終えて気づきました。

このシリーズのレビューを読み、好みのにおいがしたため即注文したのは当然のことでした。

人が獣に変わる話は可愛(そう)さや、切なさが増すため余計に良いのかも…

2

ムーンリット・パーティー moonlit party 小説

水壬楓子  白砂順 

チビキャラクターが!

商業誌『ムーンリット』シリーズ全7作の番外編再録同人誌です。

商業誌の挿絵を描かれていた白砂さんのイラスト、チビキャラクターが可愛いのなんの!
4コマも可愛くて面白い。最高です。

4コマの『バカな子ほど可愛い』コウモリなべと『温泉好き・酒好き』なヘビが特に好き。


ごく短いものも含めて7編。

1編目『moonlit flowers』
『~ドロップス』の雪那×怜夜です。…

3

ムーンリット・ラバーズ MOONLIT LOVERS 小説

水壬楓子  白砂順 

『ムーンリット』シリーズ完結記念本。

商業誌『ムーンリット』シリーズ全7作の番外編集です。

完結編である『~ウェディング』の舞台になった蓮都での紫鷹会に絡めて、その道中や裏側にお留守番組の様子も。

シリーズ中でも個人的好みが分かれるので、感想は好きな作品だけ。


1編目『way From Saito to Rento』
『~ドロップス』の雪那×怜夜。


2編目『in Kakuto, before』
『~…

2

ムーンリット・フォーチュン 小説

水壬楓子  白砂順 

ヘビなのに!!

『ムーンリット』シリーズ6作目。

もともと『ファンタジー』も『人外』も大好きなのでこのシリーズはお気に入りなんですが、私はその中でもこちらがいちばん好きです。

ただ、断トツというわけではなく、2番目の『~ラプソディ』と甲乙つけがたい感じ(その時の感覚によって入れ替わることも)。
あ、そういえばどちらも『受が人間に変身できる動物』ですね。

シリーズ中での好みは『受が人間に変身でき…

6

ムーンリット・ラプソディ 小説

水壬楓子  白砂順 

キャラクターがすごく好き。

『ムーンリット』シリーズ4作目。

もともとファンタジーも人外も好みなので、このシリーズ自体がお気に入りなんですが、中でもこちらのCPが2番目に好き(ベストは『~フォーチュン』CPだけど、場合によっては入れ替わるくらい。どっちも大好きです)。

読む前は『・・・コウモリ?』と一瞬引きそうになりましたが、読み始めたら何も気になりませんでした。なんて可愛いんだ、コウモリ!

ハル(受)は…

4

ムーンリット・ドロップス 小説

水壬楓子  白砂順 

耳としっぽの王子様よりも。

『ムーンリット』シリーズ3作目。
謂わば前2作のスピンオフ2編です。

表題作はまあフツーなんですが、私は同時収録作『ムーンリット・テンプテーション』が堪らなく好きなんです。
シリーズの中のCPでは個人的に3番目かな?『人間同士』CPではいちばん好き。

『~ドロップス』は、シリーズ1作目『~ハンティング』の衣織(攻)の異母弟・怜夜(受)と、衣織付の武官・雪那(攻)、『~テンプテー…

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ムーンリット・エスケープ 小説

水壬楓子  白砂順 

人間同士ですよ。

・・・とわざわざ断るのってどういうシリーズなんでしょうか。
『ムーンリット』シリーズ2作目です。

表題作は、郭都の皇子・咲埜(攻)と、旅の途中で飛び込んで来たいかにも訳ありな少年・真菜(受)のCP。

私はいろんな意味で『可愛い受』はまったく抵抗ない、というよりむしろ好みなくらいですが、この真菜はちょっと幼過ぎて・・・
ファンタジーですが、無理に当て嵌めればせいぜい中学生にな…

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