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79/130(合計:1300件)
日高ショーコ
キリヱ
ネタバレ
「嵐のあと」と一緒に買ったのですが、こちらを先に読んでよかった! 美山くんの話なのですが、「嵐のあと」の美山くん、ガチガチに頑過ぎて苦手なんですよ。 こっちを読んでからでしたら、あの頑さすらも愛おしいです。 たった一言が作った傷がずっと深いまま、癒されないんですよ。 云った本人だってまさかそこまでと思う事が、そうなる場合だってある訳で。 二人が出会えてよかった。 出会えなかった…
本当、この方は上手いなあと思います。 ゲイ×ノンケのお話。 ゲイが二人出てくるんですが、どちらも自ら壁を作り過ぎていてガチガチな感じ。 過剰に繊細な人が多いのも事実なんで分かるのですが、これって逆に理解もしてもらえないですよね。 こういうところが妙にリアル。 岡田さんの台詞のように 「人の気持ち勝手に想像して勝手に怖がって、また全部なかった事にする」 恋愛で相手の気持ちがわか…
だらむし
表紙でふたりがどれほど近づき触れ合おうと、その姿さえ甘いものではなくむしろ哀しいくらいに寒々しくてほの暗い。特に3巻本編では雪のシーンが多く描かれているからでしょうか、温もりもあまり感じません。 冷たそうな体、手、指。そして桂木を手放さんとする暁人の思いも現れているようです。 (今更ながらに気が付いたのですが、もしかしてモノクロ表紙のときは暁人と桂木、それぞれが対になるような、もしくはそれを連…
Krovopizza
遠野先生書き下ろしの、ドラマCD特典小冊子。 (初回特典のミニドラマCDは、この小冊子を音声化したものです) 語り手は庭師。 英国旅行を機により親密な仲となった二人。 『あの素晴らしい庭を愛している』 『あんたと一緒に、一生大切にしていく』 そう告げたときの茅島氏の顔を思い出す庭師・・・ 問題は山積みだが、 茅島氏を愛し、より深く理解していきたいという 庭師の真摯な想いが…
どこまで読み進めても緊張する作品です。ピンと張りつめたような世界を見ている、そんな気になります。 息抜きがてらに笑える箇所もなく、ずっとシリアスな展開で進むのですがそれだからこそ良いのだと思います。まさにこの桂木と暁人の関係性のように、自由のきかない小さな箱の中にいるような、そんな気分です。 以下、断片的な感想など。 暁人はいつの間にか、社交場で女性を優しくリードし、他家の男性ともし…
きらびやかな世界を覗いてみたいという好奇心が漠然とあります。おそらく20人のうち1人くらいは、爵位とか華族だった人の珍しい苗字とか家紋とかそういう諸々を調べたこと、あるのではないでしょうか。(私はそうでした・笑) 今作は明治時代、久世子爵家においてのボーイズラブです。ながく続いた江戸時代から新しい日本に変わって数十年ほどの世界、和と洋が入り混じる雰囲気がとても素敵です。 路面電車が走るなかに、…
ジャンル問わずレトロが大好きなんですが、BLのレトロは正直駄目なものが多かったので、人気のあるこの話が自分が一番好きな明治の話だとわかっていたのですが、何となく手が出ませんでした。 早く読めば良かった!! 何ですか!このしっかりした話。 作画はさる事ながら、話もしっかりしていて素晴らしいです! 自分はレトロ好きとはいえ、華族の相続関係はさほど詳しくありません。 本当に正しい話なの…
郁子
蓉一の変化が予想以上にめまぐるしい・・・! 色んな人と接して成長しようと頑張る蓉一にほっこりします^^ 最後のHは桜井さんがさすが余裕って感じで、ここが年の差カップルの萌えどころだよなァなんてニヤニヤ。 蓉一もどんどん色んな表情をするようになってきましたし、 今後さらに新しいお顔が拝見できることに期待がふくらみますねーv そして4巻で私の中でかなり高感度が上がったお二人・・・。藤本と…
非常に評価の高い作品でしたので、期待と安心の気持ちで憂鬱な朝とともに一気買いしました。 人気のある作品だけに以下のような批評をするのは勇気がいるのですが・・・。 私はどうしても、ゲイじゃない同士のBLには、惹かれあった明確な理由を求めてしまいます。 今まで読んできた作品の中でも互いが惹かれたきっかけを丁寧に描写しているものは多くはなかったものの、さほど気にならない程度だったのですが・・・…
木原音瀬 日高ショーコ
minami07
激しく友人にオススメされたため、読んでみました。 ある程度BLには感情移入をして読みたいところがあるのですが、受けキャラの松岡がなぜそこまで攻めの寛末にこだわるのかあまり腑に落ちてきませんでした…というのも寛末がクズすぎて…! 寛末が人間的に素晴らしいという描写をされたのは上巻の最初のほうだけで、物語が進むにつれて、ただの煮え切らない優柔不断男にしか見えなくなってきたので、松岡が寛末に苦し…