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日高ショーコ
イサヲ
ネタバレ
たまたま同じ時間に、同じ駅のホームにいた二人。 大勢の行き交う人々の中で、小さな事故で出会ってしまった大学生の蓉一と、広告代理店勤務の桜井。 倍ほど歳の差があり、暮らす環境もまるで異なる二人だったのに、一度できた接点は途切れることなく、偶然は何度も重なり未来へと続きつつある。 不躾な言動と不遜な態度の蓉一に嫌な思いをしながらも、蓉一の住む古い家屋の趣に惹かれて、自分の住むマンションの最寄…
重い。そして焦れったい。 でも、焦れったいながらも1巻から大きく変化したところが二つばかし。 ひとつは、冷静沈着な桂木が、暁人に抱かれ恋心をぶつけられたことで動揺しているところ。 本人には気づかれてはいないけど、桂木こそが暁人を強く想っていることは、石崎にも雨宮にも西園寺にも丸透けじゃないかなあと。 もうひとつは、桂木を側に置いておきたいがために、桂木の指示通りにお家のことを優先し始める暁…
時代ものや医療ものなどは、よほど念入りに下調べをなさっている作品でないと・・・少しでも穴があったりすると興醒めしてしまうように思えます。 どうも普通の設定より、読者側が厳しくなるような気がしますがどうでしょう。 このお話も、時代考証してしまうとアレ?みたいなことが結構あるので、そこはもうぎゅうっと目を瞑って。 いいの。もう日高さんの作品なら。 絵にどんどん無駄なところがなくなってて、洗練さ…
モデルを職業にしている先輩と後輩の話。 自分を飛び越えて出世しいく後輩への焦り、伸び悩んでいる現状の悩みや葛藤、そないなものがとても胸に迫り、日高作品の中でも群を抜いて好きかもって思ったけど、いや、どうだ。他の作品のことうっすら忘れかけてるだけかも(ダメダメだ) モデルやカメラマンなんて絵になる人物を扱ったBLって多いですが、浮ついた内容ではないんですよね。 見栄えがよく華やかな世界に生きる…
幼馴染、高校生、運動部、ツンデレ、10年後の再会、私にとってすべてがときめき要素の表題作。 しかも受も攻もツンデレって!!素敵過ぎます。進展しねー(笑) でもツンデレとひと言で括っても、ぐるぐる煩悶しては勝手に自己完結してしまう攻の春山と、言葉に出さないくせに行動力のある受の田辺。このコの不思議な積極性が可愛かった。 社会人になってからのお話の冒頭で、春山が見る高校最後の試合の夢のあの感じ。…
以前この作品を読んだことがあるのに「嵐のあと」を読んでいでも、なぜに榊のことをまるきし思い出せなんだか。 それは、あまりにも受けがツンデレで、めずらしく主役カップルにときめいたからだったようです。 こんなに山盛り登場してたっけ榊…しかも、ものすっごく俺様メガネで見逃すわけないんだけどな~とナゾは深まるばかりでした。 読んだ後にぜひ榊でスピンオフを!と願ったはず。忘れてるだけだ。 それは年の…
もう、だいったいがそうなんです。 だからスピンオフで次回作ってのが、いちばん好きな作品になってしまうというのが定石の流れなのですが、今回も例外なく美山燃え。 あとがきで「次回は美山がかきたいです」という12文字に目が釘付けでした読んだ当時。 期待してもいいのか!?ここまできたら3部作で書いていただきたい! あれだけドライなこと言ってた美山が、ノンケにずぶずぶのどろどろになってくれることを熱…
茶鬼
まだ2巻の余韻が残ってる(もう1年なんだけど)というか、2巻の印象が非常に大きかったせいか、3巻が出るのにすごく待ったという気分がしません。 蓉一の無表情、見せない感情にかなりじれったさを感じながら、一体いつ花が咲くやら、、と思っておりましたら2巻でいきなりつぼみがポンポンついちゃって(w) そして、この3巻。 マジ興奮しました!!身悶えました!! 何かいきなり、蓉一には”木瓜の花”が咲き…
木原音瀬 日高ショーコ
nasinasiko
久々に「ああ、終わらないでほしい」 と読みながら何度も思いました。 シナリオが良いとか、キャラクターが良いとか そういう次元はもう越えている作家さんでした。 BL以外にも、たくさん書いていってほしいです。 しかし、いろんな感情を引きずり出されて苦しいです。 でも、読んでよかった。ちるちるに登録して良かった。(笑) とにかく最後は結ばれてくれてよかったです。 松岡のように人を…
本当に神作品でございました。 それも、趣味嗜好の枠を超える とてもレアな神作品だとおもいます。 (神、連発してすいません) とにかく評判がいいので、気になっていましたが 見事に評判どおりで、私の勝手な期待も上回りました。 感情移入という言葉が適切なのかもしれないけど 漢字四文字では片付けたくない。 読んでいると、過去に自分が経験した感情とシンクロ。 先がきになる、けど自分…