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M+M
ネタバレ
本編の番外編が載っているからと、この小冊子を購入し、この小冊子で番外編を読んで、本編にも興味をもって作品を買ってしまう…という購入ループにハマった小冊子でした。LOVEたっぷりでした! 皆様が書かれたものを除いて、ちょこっと紹介します。 ・宝井理人「テンカウント」番外編 2ページ。雑誌Dear+ディアプラスの2015年2月号ふろくCDにも収録されました「ねことしろたにさん」でした。微…
凪良ゆう 二宮悦巳
けぇいち
過去に苦しめられながら生きるもの同士が出会う話。二人の想いがゆっくりと丁寧に綴ってある素敵な物語でした。 愛しすぎると嫌われてしまう引きすぎると離れてしまう。愛されずに生きてきた仁居が国立と出会い過去とさよならするまでずっとドキドキしながら読ませて頂きました。最初、仁居がまた誰かを失うことが怖くて逃げているシーンばっかりで国立も同じような感じだし。真っ暗な寂しさで終わるのかと思ってましたが幸…
雀影
昨年から、様々な色合いの作品を発表し続けていた凪良先生。 今回の初ディアプラス文庫は切なさ満載のひっそりとしたお話になりました。 過去に囚われて、恋愛することに臆病になっていた主人公・仁居が、これも、過去に囚われて恋愛関係が上手く続けられない国立と、子猫を拾った事をきっかけにして、少しずつ歩み寄っていく。 恋にのめり込んで、また傷つくのを怖れ、いつでも戻れると自分に言い聞かせながら、本当に少…
一穂ミチ 二宮悦巳
渋茶
『ノーモアベット』に続いて読んだスピンオフ作品。 年の差のあるカップルによくある甘さはなく、ほのかに苦みの効いたビターな味わいに近い気がした。 前作では脇役のこの二人に何気に興味があったものの、いざ読んでみるといくら芦原が素直じゃないまま育った事情があるとはいえ、斜に構えて他人を見る感覚が気になって馴染めなかった。 一方の芦原に心を開いてもらえない藤堂のほうは、<大人の安定した包容…
やまいも
透明感のある美しく透き通るような表紙がぴったりのストーリー。 心情の変化が丁寧に優しく紡がれる物語でした。 主人公の仁居は両親を幼い頃に心中で亡くし、引き取られた叔母宅からも見放され、17歳という若さで一人暮らしを始めた。 さらに17歳の時、寂しさを埋めるように出会った男に、「重い」と無下に捨てられた記憶がこびりついている。 そうした辛い背景がありますが、物語を一言で表すと「優しい…
ポッチ
作家買いです。 もともとトラウマを持つネガティブな受けが、攻めに愛されトラウマの呪縛から解放される、という設定が好きなこともあってあらすじを拝見した時から非常に楽しみにしていました。 内容はすでに書いてくださっているので感想を。 受けの仁居が恋愛に対して臆病になったのは初めて好きになった彼に「お前の愛は重すぎる」と言われたことがきっかけではあります。 が、その前に彼の両親が自ら命を…
メグタン
BLの物語のはじまりはさまざま。 ちょっと昔の王道といえば「王子様が窓辺の姫をさらう」 (または石油王が庶民をさらう、でも応用可)ですが… このお話はというと… 窓辺の姫は、質素なお部屋でひっそりと暮らすことを望み、 王子様なんて待っていない、むしろそっとしておいて欲しい様子。 窓の下から姫に声をかける王子も、 脛に傷を持っており、姫をさらうほどの強引さを持っていない。 そ…
冬草
凪良ゆうさんの作品は、 これまで何冊か手に取って読んだことがあるのですが、 今作は今までの中で一番心に寄り添ってくれるような 親近感を覚える、やさしくあたたかな物語でした。 幼い頃に両親が他界し、 引き取られた叔母家族とは埋まらない溝があり 17歳にして、ひとり孤独の中へと追いやられた仁居。 そして追い打ちをかけるかのように 当時高校生の仁居にとって、唯一の居場所だった恋人・佐…
あやちゅけ
激しく複雑な過去を持つ受けと、 同じく過去を持つ攻めの話。 視点は「受け」→「攻め」→「受け」と変化します。 なので主人公としては、総じてやはり受けなのかな、と。 ニアリーイコールという題名なのですが、 最初は、この題名は作品には合わないんじゃないかと 思いました。 「同じようでいて、同じじゃない」 これは、「恋」のことを言っているのだと思いました。 だから、今の「恋…
実はこの話を読み終えた直後の評価は<中立~趣味じゃない>になるなと感じた。 家族同然で過ごしてきた一哉と逸のすれ違いを通して、父親の存在とギャンブル(ポーカー)に対して二人がどう受け止めて関係が変わっていくのか。 そんな気持ちの移り変わりの鍵となる父親の性格がピーターパン症候群みたいでてんで受け付けず、家族愛を汲み取るどころじゃなかった。 文章に関しての印象も、一哉と逸は根っ…