南田チュンさんのレビュー一覧

白雪姫の目覚め 小説

鳩村衣杏  南田チュン 

うろたえる受けに萌えた( ´艸`)

お仕事BLです。そして個人的に大好きな上下の攻防戦でもあります。

アメコミのオフ会で知り合った攻めに惹かれた受けが、あの手この手で落とそうと奮闘し、いざベッドインとなったら自分が押し倒されて…という展開です。

まず受けが仕事が出来て勘のいい自分に自信があるタイプです。その上なんだか可愛げがあり、人に好かれるので人生思い通りみたいな。
そして攻めも仕事が出来る大人の男性で、思慮深くした…

3

白雪姫の目覚め 小説

鳩村衣杏  南田チュン 

白雪姫と王子様

口絵のカラーイラストもですが、表紙イラストがすごく雰囲気が出ていて素敵でした。

1冊すべて表題作で、公央(受け)の視点でストーリーは進みます。

公央はアメコミのオフ会で知り合った姫野(攻め)を落とそうと考え、あれこれ画策します。それは功を奏するのですが、いざベットインという波面で姫野は公央を抱こうとして、予想外でビックリ!という話です。

白雪姫に例えられる姫野が攻めというのが面白…

4

白雪姫の目覚め 小説

鳩村衣杏  南田チュン 

白雪姫は大人の男

ものっ凄く!面白かったです!
若く美しく、仕事もできて何事にも自信満々な公央が、趣味のアメコミのオフ会で出会った姫野にロックオン!
姫野は公央より10才以上年上で、一見地味だけど上品で、洗練されていて、大人で、何より『限られた席』に進むべき運命を持っている…それが分かるのは自分も『選ばれし男』だから。なんていう一種傲慢な思考回路でラブ・ハントを仕掛けるべくグイグイ行動していく。人脈をフルに利用…

5

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

攻の必死具合が気の毒になる

いやぁ……前回、見事にモヤモヤエンドだったので、今回は素敵にほろ苦エンドでとっても良かったです。
無駄な甘さはなく、最後は静かに甘い。
苦いお抹茶を頂いた後に、落雁食べた時のような……そんな感じのいい塩梅でした。
甘酒と塩昆布みたいなね。甘すぎず、苦すぎず、しょっぱすぎず。

作品世界は相変わらず和風で、情緒の塊のような空気感です。
そして、ストーリーに抑揚は本当にありません。
こん…

4

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

表紙から漂ってくる色気

京都老舗旅館跡継ぎ息子×京都老舗紙司跡継ぎ息子。
徹底的な攻の片思いで滾りました。
腹黒キツネ×強気兎とでもいいましょうか。
流されるかと思えば、容赦なく攻をひっぱたいてみたり、振り払ってみたり、そのくせ妙に色気があってエロかったりと、もうすごい何なのこの魔性の受。

内容全然甘くないのに、お腹いっぱいなんですけど!

続きがあるので、この巻ではまだ曖昧な関係のまま。
受はひたすら…

3

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

天然毒婦、なるほど。

これ、1、2じゃなくて、明らかに前編、後編ですよね。
前回が本当、途中で終わっていたので、やっとこ完結した感じです。

前回は攻めのよさがいまいち分からなくて、受けに最後まで拒絶したれやとまで思いましたが、こっちを読むともしかしてユキの方が酷いんじゃないかしら?と思い始めました。天然毒婦、なるほど。
此処まで読んでやっと、「千秋が可哀想」と思えてきました。
過去編で上京する時の「もう逃が…

1

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

攻めは悪い人じゃないんですけど

元々京都は大好きですが、年始にみたNHKの特番がツボだったので、個人的に半年京都がマイブームです。(特番はゲイでもなんでもないです)
京都BL読みたい!と思ったのですが、思ったよりもなくて。
去年も探してましたが、読んだのは「京恋路上ル下ル」だけでした。
京都弁で受けが喘ぐの、たまらなく色っぽいと思うのですけれど。

で、どうやら受けも攻めも京都人という事で、買ってみました。
結果は完…

5

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

ふしあな

つくづく、惚れた欲目って恐ろしいなあ、と思います。あれほど頭が切れてしたたかで、周囲の人々の思惑を読むのにも長けていて、向かうところ敵なしに見える千秋。なのにただひとり、心から愛した侑央(ユキ)を見る目だけは曇ってるんだよなあ・・・それが千秋のすべての不幸の源のような気がします。

 作者のかわいさんご自身がおっしゃる通り、ユキは天然毒婦の素質おおいにあり、です。「ユキウサギ」で描かれた高校…

8

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

狡いキツネと天然毒婦気味ウサギ

前半の『ユキウサギ』は高校生編で、荘一を密かに想う侑央と侑央を一途に恋する千秋の切ない心情が描かれていなす。
侑央が無邪気に荘一を見つめ続ける同じ時を、千秋は振り向いてもらえないことをわかっていても諦められないし告白もできない状態で見守っています。そして、追い詰められる気持ちが痛いほどに表れています。
荘一を好きだ好きだオーラを出しまくる侑央に勉強を教えたり、好物をあげたがったり、自分の気持ち…

5

いとし、いとしという心 小説

かわい有美子  南田チュン 

優しくて強い男×流され絆され受け

弱味につけこんで自分のものになれとは、どんだけ狡くて酷い男なのかと思って読みましたが、むしろ優しくて強い人だと思いました。
強引に体だけでも…とはいってもそうは鬼畜だったり痛いプレイはないので、長年の想いがついに溢れてしまったという愛情が感じられたので、私的には萌えプラスワンな評価です。

千秋は何の罪もないのに、ただ次男だというだけで家族中から蔑ろにされいないものとして育って来て、よくここ…

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