南月ゆうさんのレビュー一覧

サヨナラゲーム コミック

南月ゆう 

大人の「恋愛初心者」

あとがきにあるように、「恋愛初心者丸出し」の二人。イケメンで優しくて人気者で、「太陽のような」郁央にずっと憧れていた要祐。
この二人が付き合ってからの「チェンジワールド」を先に読んでしまったのですが、やっぱりこちらから読むべきだったなぁ〜と軽く反省。もちろん「チェンジワールド」だけでも成立している物語なのですが、二人の築いてきた「時の重さ」は知っておくべきだったな、と。
郁央はモテるので、これ…

6

チェンジワールド 下 コミック

南月ゆう 

それは、お互いの見える世界を変えてくれたひと。

郁央のお父さんの言葉、これがタイトルの意味だったのだなぁ、と。
「僕が見てる世界は確実に変化して、愛子さん(郁央の母)に近づいてる。そう思える時が僕が幸せを感じる瞬間かな。」

1巻で疑心暗鬼になった二人はそれぞれ別のやり方で自分の気持ちに向き合います。
郁央は前述の父の言葉で。
要祐は…。これがビックリなんですが。あのどちらかと言うと引っ込み思案でクヨりがちな要祐が、正面から穂積にぶつ…

5

チェンジワールド 上 コミック

南月ゆう 

嫉妬と独占欲、醜悪でみっともない気持ち。それも恋。

最初、「サヨナラゲーム」を読まずして、読んだものですが。やはり、「サヨナラゲーム」を読んでからの方が良いな、と思い直す。もちろん、この作品として成り立っていて、「萌」どころも沢山あるのですが、読む前と後では二人の想いの重みが全然違う気がします。なので、順に読んでいくのがやはりおススメです。
好きだから、独占したくなる、不安にもなる。その上、実はゲイだったという先輩、穂積が現れて二人を揺さぶる。「…

2

やさしい恋が育つまで コミック

南月ゆう 

フツーの幸せってなんですか?

自分に自信が持てない恋愛初心者とノンケ好きのあまのじゃくゲイの盆栽好きカプのお話です。

同じビル内でたまたま働いていた塾講師をしているコタロー(攻)とパソコン修理会社の中津(受)。コタローがパソコンを壊して修理をお願いすることで2人は知り合いになりますが、実は知り合う前から互いを意識しています(*´ω`*)盆栽という共通の趣味が2人の距離を近づけ、いつしか趣味友の枠を超えた思いを抱く2人…な…

3

雛鳥は汐風にまどろむ コミック

南月ゆう 

なんだろう泣きたくなった

死んでしまった姉の子供を引き取って育てることになった勇一とお惣菜屋さんの陵の温かい恋の話

陵は誰かのものを取りたいのではなく愛されたいのだと思いました。家族から充分に愛されていなかったからなんだろうと思いますが…

最初はスパダリぽいと思った陵が回を重ねる事によって不器用なところが出てきてなんだか抱きしめたくなりました。

また勇一の歩に対する愛情も胸がギュッとなりました。

表…

10

サヨナラゲーム コミック

南月ゆう 

とても普通の、本気の恋の始まり!

色々な所での高評価に釣られて購入。
読んでみたら、そらもうきゅんきゅんですよ!

なんというか、定番の時代劇みたいな感じで、
幸せからどん底……からの逆転ホームラン‼︎‼︎
本作の場合、助けてくれる暴れん坊将軍は意外な人でしたが!

初めは戸惑いなく、今までの恋愛と同じように、
流れのままに要祐との恋愛を受け入れる有村。
そしてそれを喜びながらも、敏感に気付いてしまう要祐。
こ…

1

サヨナラゲーム コミック

南月ゆう 

前半の有村はどうも…

高校の野球部の先輩と二つ下の後輩の再会と野球部時代のお話です。

うーん、有村の人の良さ故の残酷さが辛かったです。好意は確かにあるのですが、自分が要祐でも辛いだろうなあと思いました。
有村のこうすれば喜ぶだろうとか気遣いとかが善意でしかないような部分もあって、要祐が別れを切り出すのも本当に可哀想でした。

そこからの有村は良かったです。
女の子と付き合うより必死で追いかけて逃がさない!…

3

雛鳥は汐風にまどろむ コミック

南月ゆう 

続編求む

じんわりと来る漫画です。
最初は陵のビジネスの時の顔にまんまと騙されて、“ゲイばれして帰るところがなくなった”とかそういう過去かと思っていたのですが、結構な狼具合でしたね。歩はかなり最初から陵の素を感じ取ってた。それは二人が同じように親をなくして親戚に引き取られている境遇のせいなのかもしれませんがもしかしたら会った瞬間から勇一を巡るライバルとして直感が働いていたのかもしれませんね。

陵が勇…

5

雛鳥は汐風にまどろむ コミック

南月ゆう 

癒しと再生の話

家族を失った痛みを抱える3人の優しくて温かいお話でした!

3人の中でも一番過酷な環境で生きてきたのは陵だけど、陵の抱える痛みは読んでて私までヒリヒリしたよ(☍﹏⁰)

陵の、歩に対する一方的な共感だとか、アレが欲しい。っていう渇望とか、コレじゃなかった。っていう落胆や、強烈な羨望には私自身が共感する部分が大きくて、心理描写の生々しさに脱帽。

ライバルでもあり、一番の互いの理解者でも…

12

天狗の嫁取り 小説

高尾理一  南月ゆう 

序盤の受けが気の毒で

最初からシリーズ化が予定されていたものと違い、すっきりとしたエンドです。
人外攻めに一途に愛される受けが好きな方にはお勧めだと思います。

ただ、こういう人外モノとしては珍しくないかもしれませんが、序盤の受けが不憫で。

雪宥としては「ちょっと山に…」と出かけたところ、粗暴な天狗に襲われ、イケメン天狗の剛籟坊(攻)に助けられたと思ったら、人前で犯された挙げ句、剛籟坊の精液を飲まないと生き…

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