ふばば
穂積のせいで生じた溝はそこまで深くはなく、序盤の方で解決しましたね。シリーズものだけど結構テンポ良く進むので非常に読みやすかったです。焦れ焦れな展開も嫌いじゃないけど、たまには不穏な空気が長く続かず、これくらい軽快に進んでくれる作品だって読みたいですよね。ただ、穂積のことは最後まであまり好きにはなれず。別に彼が有村を好きだろうと要祐を好きだろうと、どちらでもなかろうと構わないのですが、発破をかけ…
甘い!とにかく甘い!と思っていたら後半にかけて徐々に不穏な空気に変わっていきましたが、やはり全体を通しての感想としては甘いなぁというのが一番強かったかな。要祐の恋する乙女感が『サヨナラゲーム』の頃に輪をかけて増しているのと、彼への気持ちを完全に自覚した有村が、淡白だった今までの反動かのように要祐を甘やかしたり、大人の経験値で包み込んだりと、蜜月を存分に満喫している様子が伝わってきました。2人の相…