凪良ゆうさんのレビュー一覧

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

素直にすごく良かった

『夜明けには優しいキスを』のスピンオフ。
できれば続けて読もうと改めて読み返しました。

何度読んでも、いい。
男気のある阿木。生き方がカッコいい。
決して幸せとは言えない生い立ちや、やくざという世界にいたこと
自分の気の緩みから、大切な仲間の命が消えたこと・・・
たくさんの苦しいことや辛いことを、顔に出さず
いつも加瀬のことを心配し、優しい阿木。

前作からのあの乱暴者の加瀬…

6

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

かなり重いですが・・・

DVや自殺、虐待など、かなり重めな内容が軸となっているので
どことなくBLとは少し離れているような感じを受けそうですが
主人公がDVで苦しむのも、また新しい恋を切り開くのも
同性の彼なので、辛いSEXも幸せなSEXも両方が存在するストーリー。

ひどく辛い過去を持ち世の中にも人間にも、何も信用できず
恋人に乱暴をしながらも離れられないでいる加瀬と
その加瀬を愛してもいないのに、自分の…

4

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

長い月日

高校生の時から、ずっと好きだった二人が
夢と希望を目指していくラブストーリー。

長い年月の間には、いいことばかりではなく
お互いの気持ちにすれ違いも起き、いろいろな事情から離れ離れになったことで
加速する不信感とそれを打ち消したい気持ち。

あんなに好きだった、夢に向かって一緒に暮らしながら頑張るはずだった二人が
まさかの遠距離恋愛となり、最初の約束はなかなか果たせなくなる現実。…

11

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

せつない二人

知り合ったのがネットの掲示板というのが、いかにも現代風なお話。

主人公の二人(攻め新開巧・受け白石文人)が、
真面目なだけに相手のことを想い過ぎてもどかしい。
攻めがバイというだけで、その人には女と言う選択肢が増えてしまう悲しさ。
よりによって、その相手が自分の姉だったなんて、切ないにもほどがある。
その姉が自分にとって良い姉であり、良い家族だからこそ
自分のことより姉の幸せを優先…

16

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

奇跡の中の軌跡

ずっとドキドキしながら一気に読み終えました。
何度も何度もどんでん返しが起きて
読んでいて、泣いたり笑ったり
「え~?うそっ」「マジですかっ!」と独り言ばかりでした。

ファンタジーの世界に自然に引き込まれていて
不思議と違和感なく、感情移入していました。
大切な人を亡くすというのは、言葉では言い表せないくらいの悲しみだし
この二人はまさに、これからという時だったからその気持ちを考…

2

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

素敵な作品でした

買う前にこちらのサイトで情報を得てから買いました。

レビューは読まずに買ったので、
他の方が読んでどのように感じたという前情報は得ずに読みました。


高校時代の爽やかな青春時代からお互いに意識し合い、付き合い出す2人。
その頃は、お互いにやりたいことが決まっており未来は明るかった。だが、綾野に事件が起こり、2人が描いていた未来通りに行かない。

何が起こってもこの人となら大丈…

2

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

その先へと続く物語

高校時代に知り合って、
恋しているのに気付いて、
でもそれを隠しながら友人として付き合って、
共に将来の夢に向かって進んでいるうちに、
ようやくお互いに好きだと告白して、
幸せの絶頂にいたのも束の間、
一緒に東京へ行くはずが、一人は地元に、一人は東京へと離れてしまい、
時が経つにつれ、心の隙間がどんどん開き、
一度は別れるけど、
最終的には、より強く結ばれる話。

お互いを意…

6

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

BLはファンタジー

凪良ゆうさん人気作家ということで読みました。
ページ数も文字数も少なくてさらっと読み終わりました。
典型的なBLの鉄板ストーリーで、普通と違うのは攻めの夏市の変態度でしょうか。
夏市は親にゲイと告白してもたいして引かれないし、三つ子の弟たちも協力的……さすがBLです。

食べるのに二時間ぐらいかかったというシーンがあってこいつら暇だなーって思いました。
恋愛だけしてるBLは嫌いです。書…

1

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

ありそうな物語

作家買いです。
まず一言目に、今回もリアル感溢れるお話を書いてくださいましたね凪良先生!と言いたいですw

何か大きな問題が起こるわけでもなく、それこそ小さな田舎町に住む少年たちが、自分の夢を叶え都会へと羽ばたいていくを夢を見る。その中に恋愛も含まれているといったお話でした。
ある意味、特別な何かがないからこそ、現実味があって読みやすかったです。
特に、高校生がファッション雑誌を見ながら…

7

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

物理的距離と心の距離

本作は【365-1】受け視点【365】攻め視点【365+1】受け視点
の、3部構成で成り立っていました。
時間軸がリンクして、受け視点で語られた部分の攻めの理不尽さが、攻め視点によって解き明かされ、この2人にとって何が問題だったのか明確にされ
そしてラストの+1にてそれが融合して和解を見る。
とても解りやすい構成であったのですが
何よりも、彼等が夢を持ちながら同じに進む事ができなくて遠距…

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