凪良ゆうさんのレビュー一覧

天涯行き 小説

凪良ゆう  高久尚子 

何もかも綺麗には収まらない。

夏の夜中に読み始めたら、止まらなくなってしまい朝が開けるまで読みました。
さすがの凪良さんです。受け攻めの交互のモノローグで少しずつ謎を明かしていくのと、先の展開が全く読めず気になって、どんどん読んでしまいました。
暗かった部屋がどんどん明るくなってくる様子と話の内容や情景が一致していって、より味わい深くなったような気がします。 不健康ですが、この作品の読み方としてはオススメです。笑
いつ…

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恋をするということ 小説

凪良ゆう  金ひかる 

フツーのほのぼのBLではない

シリアスかコメディかどちらかに偏りやすい凪良さんですが、今回はどちらでもなく、はじめてのほのぼのBL、やさしさ100%の癒し系でした。
特に大きな物事もなく、個人的には凪良さんのダークな部分が好きなためにちょっと物足りなく感じつつも、途中から引き込まれ、読んでいてとても癒されました。

いつも凪良さんの本には萌えではなく、他のものを目当てに読んでいるんですが、今回は二人のいじらしくじれったい…

4

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

切なくてやさしい

一途で不思議な愛の物語でした。
過去に囚われて抜け出せないというより、愛に見守られ続けてきたんだなと
想いは引き継がれて約束は果たされる、始まりは絶望でしたが、そうやって希望と未来を感じさせるものとなりました。

波瑠が裕也と出会ったのは波瑠が9歳、裕也が19歳の時。
それから兄弟のような存在で、デキ婚から出産して逃げた嫁が残した裕也の子供の椢と共に、穏やかな日常で3人が共にいられればよ…

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あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

愛する人の喪失と向き合うまでのお話

凪良さんには大きく分けると2つパターンがあって、
ダークでシリアスなお話と、明るくコミカルなお話に分けられるのですが(最近の作品にはどちらにも偏らない作品が増えていましたが)、今回は久しぶりの重め設定でした。

読む前、あらすじに「椢が自分の中に父親がいると言い」と書いてあるのをみて、『まばたきを三回』に似ているのかなぁと思っていたのですが、今回はあそこまでのファンタジー設定ではなく、どちら…

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Chara Collection EXTRA 2012 グッズ

いろいろ読めて楽しかった。

読みたい作家さんが書いてたので全サの応募してみました。
気になった作品の感想をいくつか。

「熱い日々」秀香穂里
原作?は読んだことないんですが、今回の読んだだけでもなんだかとても面白かったです。
ツンデレというか美人系の仕事のできる姉さん受と大型ワンコのような攻。
別の仕事が入ったからと一緒にするはずだった取材旅行に出られなくなった2人。
攻は別の人物と現地へ向かって仕事を。
受…

1

初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

応援したくなっちゃいます( ´▽`)

もう主人公(受)が可愛くて可愛くて( ´m`)
生まれも育ちも完璧な箱入り息子でとてもか弱く見えるのですが、
そんなBLによくいるタイプではありません。
もうとにかく純粋で根性があります!
見た目と性格のギャップに、完全に落とされちゃいました////
相手(攻)にも押して押して粘り勝ちw
お話のテンポもよくて、ぐいぐい読めちゃいます。
笑って泣いて幸せになって、一粒で何度もおいしい作…

2

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

切ない(;ω;)

片思いBLでは一番好きな作品です。
も~切なくて切なくて・・・
でも最後は恋っていいなって思わせてくれる作品です☆
個人的に幼馴染がすっごく好きでした
片思いが連鎖していて、どの恋も本当に素敵!
ライバルもいますが全然嫌な感じじゃないです
むしろ彼にも幸せになってほしいな
書下ろしの短編で名前呼ぶのが初々しくていいです////

挿絵がちょっと苦手で買うのを迷っていたのですが、そ…

4

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

疲れた腐女子の脳みそを揉みほぐすマッサージBL

と後書きに書かれていた本作ですが、まさにその言葉のとおり、リラックスして楽しめるお話でした。
鬱なエピソードはなにひとつなく、物語はさら~っ流れるようにと展開し、でもちゃんと山あり谷ありエロもありの計算されたストーリー。作者さんの意図したとおり、なにも考えずにゆるりと楽しめる作品だと思います。とても読みやすい。

受けはおおざっぱに言うと強気女王様というような性格で、きれいめでかっこいいタイ…

2

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

社会不適合者を懐柔する楽しみ

施設育ちで元ヤクザのパン屋×リストラ3度目の根暗な社会不適合者。

早くに両親を事故でなくし、引き取り先の親戚から虐待を受け、自身も恋人へのDV経験を持ち、怖くなって自分から別れたものの心の底では常に人の温もりを欲しているやさぐれた野良猫のような受けキャラと、
そんな彼が、昔自分のせいで死んだ仲間に似てることから放っておけず強引にパン屋のバイトに起用した攻めが、
ポッカリ開いた互いの心を埋…

3

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

切ない、とは思うけれども

キャラ文庫15周年記念ということで、大判の単行本サイズは
普通に文庫より、もしくは新書よりお値段がはる為、
手に取りづらいのですが
凪良さんならきっときゅんきゅんさせてくれるに違いない!!と
期待せずにいられなくてゲットしました。
珍しくちょっと焦らしプレイですぐ読まず我慢した程にw
それが仇となってしまったのか……。
なんとも言えず残念でした(泣)

とにかく、諏訪の感じがすっ…

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