凪良ゆうさんのレビュー一覧

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

二人の恋の行方にやきもき・・・

凪良先生の作品初読です。
話題になっていたものの、なんとなく手を出さないままでいたのですが、幼なじみ物が急に読んでみたくなり手に取りました。

まず、凪良先生の言葉の使い方がとても素敵だな・・・と。
ちょっとした描写やフレーズがとても心にぐっときて、BLというよりも普通の青春恋愛小説を読んでいるような錯覚に陥りました。

そして、物語の展開もひたすら切なくてもどかしくて・・・。なかなか…

2

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

共感できず

結末だけが気になって一気に読んでしまいました。
2人の募らせた想いが切なく響くよりも、自分の必要なものを取捨選択できない中途半端な2人がかっこ悪いと思ってしまいました。
文人や新開に共感したり感情を寄せることもできませんでした。
想いのまま突っ走れとまでは思いませんが、諦める努力も手に入れる努力も全てが中途半端なままでずるずると引きずっていて、その様が女々しいとしか思えませんでした。
”こ…

12

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

やっぱり美山ちゃんいいわぁ

365+1(既読)のスピンオフ。
この1冊だけでも充分楽しめるとは思いますが
やっぱり365+1も読むとより美山ちゃんを堪能できます。

前作の中で出て来たことが、再度こっちで「あーそういうことだったのか・・」
と納得させられたり、紺と綾野のその後を垣間見たりと
違った楽しみ方ができます。
例えば・・・
電気が止められてしまう件・・
前作で紺の家に毎度泊まりに来る美山が
「だっ…

10

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

根っこのところに矛盾

読み終えてしばらく、これが加瀬にとっては理想の救済の形なのかな?と思っていました。
・・・が。どうしても見過ごせない点に気づいてしまいました。

※この作品大好きな方は以下読まない方がいいかもしれません。

阿木がの包容力を持つに至った理由が説明されていない。
うっかりスルーして読み終えてしまいましたが、これがないと矛盾だらけになってしまって物語にならない。そこは「ファンタジー」で押し…

5

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

愛しい受け、愛しい物語

「365+1」のスピンオフ。
前作はいい作品だったと思うが、自分にはそれほど吸引力がなかったが
魅力的で存在感のある脇役、美貌で毒舌の美山のことは
とても気になっていたので、この作品は楽しみに読んだ。

結果、素敵な一冊だった。
美山は期待にたがわず、個人的には大ヒットの受け。

お相手は、モードフェスのデザイナーだった
綾野の先輩久保田。
正直こんな懐の広いいい男だとは思って…

15

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

表紙が全てを物語っていると思う。

「夜明けには優しいキスを」を読んで、あて馬DV男加瀬に感情移入してしまったためとても読みたかった作品でした。

とても暗くデリケートな傷を抱えている人物なのにも関わらず、優しさに溢れたお話でした。
表紙からも伝わってきますよね。(>_<)
加瀬の寂しさとか阿木さんの優しさがダイレクトに伝わってくる本当に素晴らしい挿絵だと思います。

この作品は、傷を負った主人公がそれを乗り…

4

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

早く俺をモフモフしろ

ストーリーにハラハラするというよりも、割れ鍋と綴じ蓋がきっちり収まる過程を微笑ましく読むという感じでした。
頭空っぽにして楽しめるのはBLの良さですよね。

登場人物のキャラが凄く可愛かったです。特に受けの椎名先輩!!
クールな美人でツンデレですが、恋愛に関しては無垢で初心な上に素直でちょっと抜けてる。
「じゃあ…早く俺をモフモフしろ」なんて普通真顔では言えないというか、攻めに染まる方向…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

やっぱり、アヒル隊長!

みなさんおっしゃっていますが、アヒル隊長キーワードですね。
もう平良の妄想worldの中を一度じっくり覗いてみたいです。
いくら清居でも、突然アヒル隊長と言われても??になりますよね。
子供の頃からの辛い経験から、この妄想worldは始まったのでしょうが
清居の気持ちも届かないほど、もうその世界にどっぷりはまって
他を寄せ付けない徹底ぶりには、正直引く所もありますが
自分を救ってくれた…

14

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

こういう愛のかたちもあったのですね

 ー君が踏んだ、泥だらけの水にさえ俺はキスすることができるよー

凪良作品は読み返すたびに評価が上昇するのですが、とりあえずこの作品の初読後の評価は神ではなかったです。でも良かったです。互いの感覚のズレによって少し焦れったい恋愛になっているのが良いです。

キモくてウザくてストーカー気質だけれどある意味オレ様な攻めは、宮緒葵さん作品の攻めと共通するところがあり、受けの方は『是』の阿沙利と似…

11

それはおまえが童貞だからです 小説

凪良ゆう  イシノアヤ 

凪良さんはラブコメも良い!

元彼と10数年ぶり出会って焼けぼっくいに火がつく、だけじゃない、まさかの超能力もの。最初つき合ってたときダメになったのは、二ノ宮の強烈なコンプレックスのせいもあるし、世取がデリカシーなさすぎなせいもある。でも私このテの犬、大好きです。ズレてはいるけど繊細で優しいし、大らかで本能のままで好し。だもんで後半のドタバタ火サス劇は、世取視点だったので、二重に楽しかったなあ。経々さんたちの話も書いてくださら…

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