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◆おかえり電車(表題作)
タイトルからも表紙からもどんな話なんだろうとワクワクしていましたが、想像以上に可愛いらしい甘酸っぱい作品でした。学生の康平がかなりの口下手というか、自分の頭の中でぽんと思い付いた単語がそのまま口に出てしまうタイプで、文脈を読み取るのが難しいのだけど。社会人の正三はまったく苛立ったりせず、こういうこと?と丁寧に聞いたり、察しが良くてすぐ理解したり、とにかく常に物腰柔らか…
このシリーズ大好きです
内田カヲル先生の独特な男性
雄っぱいが素敵
本当に男前で、なのに可愛らしい受け
そのギャップにメロメロです
後輩くんがヘタレで弱っちいのですが
かっこよくて才能の塊で
お互いに惹かれあってるところが
まざまざと見せつけられるこの感じ
すごく好きです
展開が漫画ではちゃめちゃなのですが
面白くてテンポが良くて
そして、めちゃめちゃエロくって
…
上巻も十分素敵な雰囲気でしたが、下巻は笑いとエロが詰まっていました。笑いといっても、いかにも濃いギャグというわけでもなく、本当に自然に物語に溶け込んでいて思わずくすっと笑ってしまうような、そんな柔らかい笑いです。一旦告白したものの、江森の返事を聞くのが怖く、江森も同じ気持ちを返そうとしているのにことごとく拒む、牧島の1人劇場感がすごく面白かったです。男女なら成立してたというのなら、女装してやろう…
◆星をかぞえること(表題作)
下巻の2人に期待が膨らむ、素敵な出会い、距離の詰め方でした。偶然映画館で隣になって、1人泣いていた初対面の江森に、ハンカチもないから買ったばかりの新品のシャツを渡す。優しいけれどちょっとガサツな牧島の性格が絶妙だなぁと。料理はできるけれど、部屋は汚い。そんな彼のペースに巻き込まれつつ、段々一緒にいるのを心地良く感じ始めるお堅い職業の江森。ビジュアルも生活感もリアリ…