那州雪絵さんのレビュー一覧

暁に哭く、風に鳴くコラール コミック

那州雪絵 

物語にひきこまれる

那州雪絵先生の青春群像劇、ここはグリーンウッド、が子どものころに大好きでした。
その後、SFもの、ホラーもの、非常に多岐にわたるジャンルの作品を発表されていてどれもおもしろくて読みごたえがあります。

真冬のシークレット

お家騒動中の架空の国の王子様と警護に指名された警察官のお話。
ローマの休日テイスト漂う切なく甘いお話でした。
王子の達観した感じと、年齢相応な感じ、両方の表情が愛…

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東京怪談new コミック

那州雪絵 

おどろおどろしくないほのぼのとしてちょっと笑える妖怪たちが出てくるお話

那州雪絵先生のBLかつ妖怪絡みのお話です。

青春もの、妖怪もの、不思議なお話、どんなジャンルでもいつも楽しませてくださる那州雪絵先生の作品。
人物設定も物語もさすが、という感じでおもしろかったです。
おどろおどろしくない、不思議でちょっと笑える妖怪たち、悪霊に、鬼に、といろんな人外が登場します。

仕事で幽霊病院担当を押し付けられた建築会社の社員、堂島。
その幽霊病院にいた不思議な…

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夜明け前、僕らは… コミック

那州雪絵 

2002年発表、時代を感じさせる内容、そしてさすが那州先生という丁寧な心理描写のきれいなお話

那州雪絵先生のBL作品。
少女漫画の他、不思議な世界の漫画もたくさん描かれている先生の作品集です。

2002年発表の作品ということで時代を感じさせる内容です。
スマホがなくて、同性愛が今よりずっと異常扱いされていなかったころのお話。

夜明け前、僕らは

兄のホモ疑惑、親友の家庭環境と親の干渉、親友の兄への想い、いろいろな要素が主人公を悩ませます。
同性愛ということに対して、未…

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間違いの恋 コミック

那州雪絵 

青春時代に大好きだった那州雪絵先生のBL作品

那州雪絵先生がBL作品を描いていらしたと知って購入しました。

青春時代、花とゆめで育っており、ここはグリーンウッド、が大好きで、何度も読んだし、当時、流行っていたイメージソングのCDも持っていました。

那州雪絵先生の描かれる青年たち、どれも魅力的で素敵でした。
怪しげな美少年の雰囲気、最高です。

コーカス・レース

ある事情からしばらく同居生活をすることになった2人。
普…

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暁に哭く、風に鳴くコラール コミック

那州雪絵 

設定が凝っています

時代劇なのですが、西部劇です。
あまりBLでは見ない世界観でした。

吸血鬼を追うハンター、スミスと、吸血鬼にさらわれた友人を追うジムが出会って共に旅をするストーリーです。
ゴシックホラーだと紹介文にはありますが、ホラーといえばホラーなのかしら?かなりシリアスな内容だとは思います。
スミスにもジムにも、目的の裏に隠された複雑な事情があります。

BLとして楽しむには、設定が懲りすぎて…

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夜明け前、僕らは… コミック

那州雪絵 

時間をかけて恋を自覚する

同級生同士の恋愛を描いた作品が二作品入っています。
一つは、兄が同性愛者と知って動揺する弟と幼なじみのカップル、もう一つはその兄と兄に言い寄る同級生のお話です。

弟のほうのお話はかわいらしく初々しい感じで、兄のほうのお話はしっとりしたせつない雰囲気でした。
共通しているのは、「友達」だと思っていた相手(向こうは友達と思っていない)に自分が恋愛対象だと気づかされ、時間はかかるけどいつの間に…

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暁に哭く、風に鳴くコラール コミック

那州雪絵 

恋愛モノとしては物足りない

この作家さんは少女漫画家としてのイメージの方が強かったのですが、BL作品も描かれてるのを知って初めて作品を読ませて頂きました。

表題作の他に短編が1作品収録されています。
ほのぼの系が似合いそうな絵柄なのですがそれだけではなく、愛する者との別れという出来事が両作品の中にあって、切ない作品でもありました。
表題作はアメリカの西部開拓時代(1850年代)と吸血鬼という要素を絡み合わせて、緊張…

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東京怪談new コミック

那州雪絵 

人情のある幽霊たち

BLと呼ぶにはかなりソフトな作品ですが、ヒューマンドラマとしても楽しく読めました。BLBLしていないので、たまに変わった作品が読みたいなあと思った時にオススメです。

主人公の堂島は建築会社に勤めていますが、お相手の空彦はまだ15歳。
同居ものなのですが、兄弟か親子のように見えてしまうので、歳の差があっても大丈夫という方にすすめたい作品です。
怪談というタイトルがついてますが、登場人物らは…

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間違いの恋 コミック

那州雪絵 

面白かった

ストーリーも恋愛部分もすごくよくって、読み返してしまいました。
中篇と、短編がいくつか入っています。

「コーカスレース」
これが1番最初に入っていて、ページ数が多く半分以上を占めています。が、タイトルの意味がわかりづらいからと表題作にならなかったそう。
これがすごくおもしろかったです。
施設から浩人という男の子をしばらく引き取ることになった夕樹親子。
その浩人が二重人格、というお話…

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東京怪談new コミック

那州雪絵 

将来を期待して

ニアBL?匂い系ではないな。
キスはちょっとだけ、エチもない、だけどその未来には何かありそうな予感と期待を充分にさせうるものを持っている。
99年の作品ということで、那洲さんのかなりこういう微妙なラインにある初BL作品ということで、懐かしさを醸し出してしまうのが、今読むとまた一興なのです。

幽霊病院と噂される建物を解体するために現場監督に抜擢された堂島が、その現場でオバケに育てられた自分…

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