奈良千春さんのレビュー一覧

リセット 下 小説

谷崎泉  奈良千春 

商業BLとしては異色でしたが、非常に感動しました…!

BL色は薄めの作品ですが、上・下巻読み終えて頭の中にぐるぐる色々な想いが込み上げてきました…。とても考えさせられる作品でした。上巻で描かれた橘田と高平の半生の描写があるからこそ、下巻は思入れが強い内容となりました。

下巻はBL小説としては特殊でした。事件の真相に到るまでの捜査経緯を淡々と丁寧に描かれ、大部分を占めます。商業BL小説の暗黙のルールのような、ストーリーの進行と共にB…

2

愛していいとは云ってない 小説

中原一也  奈良千春 

ある条件においては相思相愛

スピンオフCPシリーズ2冊目。

相変わらず愛や恋といった甘さはなく、
けれど互いに執着めいた感情がある関係に惹きつけられます。
そしてクールで覆われた殻からチラッと少~し漏れる愛がめちゃくちゃ萌える!
このCP、大好きですッッ(;///;)

上質なスーツとカクテル、視線で会話するアダルトな空間。
続編でも男の色気がたっぷり楽しめました。


さてさて。
前作で抗いきれず…

3

リセット 上 小説

谷崎泉  奈良千春 

神評価に限りなく近い…

ちるちるユーザーの方のオススメで気になって上下巻セットで購入しました。購入して正解でした。

全体的にハードボイルドなタッチで淡々と物語が進み、前半は始終感情を出さない中心人物の橘田の風変わりで重い半生が、第三者(二人の少年)の視点を通して純文学風に描かれました。橘田がとてもミステリアスな存在である事も手伝って、先が気になって一気に読みました。予想より斜め上の展開で面白かったです。途中…

4

少年は神の国に棲まう 小説

夜光花  奈良千春 

最後までハラハラ

薔薇シリーズに続く長作ファンタジー、ついに完結です。最初から最後まで予想できない展開で常にハラハラさせられます。
作り込まれた世界観に自然と引き込まれて最後まで勢いで読んでしまう。
だからこそ夜光先生の作品はBL抜きにしても面白いです。

最終巻はいよいよモルガンとの最終決戦でどう決着をつけるのかと思いましたが、結果的に良い形で落ち着いてほっとしました。
憎しみに支配されていたモルガンは…

2

72歳のバリスタ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

72歳

72歳が気になって気になって(笑)
だって72歳だよ!?
72歳受ってwww

ずっと隠してきた性癖と、若すぎる相手への恋心。
うっかり若返ったら好きなあの子と〜なお話。
無理なくガツンガツンな理由もきちんとあってよかった。
衆人環視プレイも乙。
フェロモンでアツアツの二人に対して冷たいビーカーの演出が思いの外好き。
展開的にも面白い。

だが!
だがしかし!

72歳…

7

乱れし花陰 ~僧侶散華~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

坊主!

真ん中の人への愛が止まらんことはわかったwww
リバありのサンドイッチですな(*´∀`*)

真ん中の人が快楽に打ち悶える様が私も大好物でありまして、
なおかつ攻が受のこと好きすぎるって設定が好きなのです。
お話的には攻たちの愛の熱さが最後からしか伝わらなかったのが勿体無い。
あの前半から中盤~の展開はいったい何だったのか。
せっかくだからモブにも突っ込まれてしまえばよかったんや。

2

VIPルーム~魅惑の五角関係~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

エロがあればいい

とにかくシツコイ攻が好きです。
受が果てようとなんだろうと責めまくる攻が好きです。
むしろ追い打ちをかけまくるプレイが好き(n*´ω`*n)ジュルリv
なのであと書きで描かれていた言葉にひどく同意。
そんな愛が詰まった1冊でございます。

絶倫4人にしこたま仕込まれまわされ犯されまくる話。
もう少し手加減してやれば毎日でも楽しめると思うのだがいかがなものか(苦笑
むしろもう一人く…

3

はるか彼方の心臓 小説

千地イチ  奈良千春 

後味が良く読みやすい

鮮やかなひまわりと温度感の低い人物がとても印象的で、表紙買いしました。
過去のトラウマと再会もの。
中学時代に受に助けられたことがきっかけで恋をした攻と、そんな中学時代を忘れたくて自分を偽って生きるようになった攻が、大人になって再会する話でした。

BLというよりは受の過去が重すぎて、そんな過去に捕らわれている受の成長物語のような印象を持ちました。
攻と再会(といっても受は覚えていません…

0

騎士の誓い 小説

夜光花  奈良千春 

待ってましたランスロット様

ランスロットが好きだったので凄くうれしい内容の本でありがたい。これからの2人の展開を考えると茨に道ですが最後の最後にはあまあまな二人の姿を見させてほしいです。続くということなのでそれを期待して待っていたいと思います。あれほどまでに硬派で忠誠を誓っていたランスロットを惑わせるほどの愛と魅力が樹里にはあるんですね。アーサーもランスロットもどちらも応援してやりたい。そう思っていた私にとってこの一冊は凄く…

5

小説

水原とほる  奈良千春 

鬼畜執着攻め最高!

鬼畜執着攻め大好きな自分としては最高に萌えました。受けが容赦なく屈服させられる感じがよいです。特に表題作の「窓」で受けは暴力と恐怖によって洗脳されますが、そこに甘さが微塵もないのがよいです。心理実験を見ているような気にさせられます。まあ現実世界でやったら確実にお縄なことのオンパレードですけどね。
筆力も申し分なく文の運びもGood。心理描写も丁寧で純文系の素養のある方だと思います。
BLといえ…

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