奈良千春さんのレビュー一覧

ヘブンノウズ 赦罪 小説

英田サキ  奈良千春 

どうしても各所で引っ掛かる

シリーズ三冊目。旭の刺々しさが増し、非常に読み辛かった。
荻野が旭のイラストサイトについて不穏な空気を匂わせており、これが伏線になっているかと思いきや関係なかったらしく、渋澤の過去と向き合うストーリーだった。

謎に迫りたいがゆえに執事に詰め寄る旭に嫌な予感を覚えていたら、その後もいろんなところで引っ掛かり続けてしまった。振った薫の部屋に居候するとか、他人に怪我をさせて一番に出てくるのが渋澤…

0

ヘブンノウズ 足跡 小説

英田サキ  奈良千春 

これは斬新な主人公……

萌えないが面白い気がしなくもないシリーズ二巻目。冒頭で一巻のおさらいができる親切設計。
一巻からの雰囲気を引き継ぎ、とってものんびり進行。旭はやはり気が強くキツめの性格に見えるし、渋澤は謎のままだった。

主軸となるお話は、たぶん薫の幽霊話。だが事件はあっさり解決するし、渋澤でなく薫を深堀りしていて、一巻同様何が言いたいストーリーなんだろうと思った。
ラスト付近の、タイトル「足跡」に納得さ…

1

ヘブンノウズ 小説

英田サキ  奈良千春 

スコシフシギな日常話?

表紙に惹かれて。人物以外の描写が細かいイラストは、勝手に期待を煽られる。

本編は始まりからかなり長い間、何を軸にしたストーリーなのか分からなかった。緘黙のミツルのことかと思いきや、個性的な人物たちがあれよあれよと増えていき、気付けば幽霊まで登場している。小さな事件有りのオカルトをまぶした日常話かな。
主人公の旭含め、キャラは全員理解の範疇外にいるタイプ。これは何の話だろう……と思い、人物へ…

0

最強アルファと発情させられた花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

気概と矜持に溢れた、先生にしか書けないオメガバース

とにかく読んでる最中から、圧倒されっぱなしでした

オメガバース、花嫁、子育てから想像される内容を吹っ飛ばす、スピード感と熱量
ストーリーテリングで読者を引っ張る引っ張る!

艶やかな表現、研ぎ澄まされた文章、ラストへ向けて加速する構成力、弱者へと揺るがぬ視線は中原先生でしかなく、デビューから20年をかけて築き上げてきたオリジナリティはどんなテーマにも発揮されるのだ、とベテラン作家の実力…

9

最強アルファと発情させられた花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

続編出た直後ですが続編を希望します

前作が発売後にレーベル休刊という憂目にあったのに新たに別のレーベルから続編が出版されると決まり実現した
(前作は去年刊行です)
この短期間でここまで詰めて発行したということがこの作品の面白さの証明な気がします
実現してくれた編集者様と先生に感謝です

前作で当て馬の兄に無理やり番にされ引き裂かれたが番の上書きというウルトラcをかまして
晴れて家族になったsアルファとsオメガの二人ですが…

6

最強アルファと発情させられた花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

続編も最高✧*。

Splash文庫の『最強アルファと発情しない花嫁』の続編。 前作も面白かったけど、続編はそれ以上に面白かった! 冒頭から緊迫の展開で惹きこまれ、最後まで予想がつかず、ドキドキハラハラしながら読みました。 黒瀬も五色も家族が大事で平穏に暮らしたいだけなのに、Sアルファ・Sオメガ故に陰謀に巻き込まれ翻弄されるのは辛かった。互いを家族を守る為に戦う姿は感動、ラストすごく良かったです。不器用な五色の心から…

4

最強アルファと発情させられた花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

ううう…(´;Д;`)

もしも、ですね。
花嫁?あまりそそられないんだよねー(ヾノ・ω・`)
と、思っていたらちょっと待って!

花嫁モノだと侮るなかれ。
お子様が登場してファミリー感はありますが硬派な作りになっています…!
重めなオメガバースがお好きなら是非にとオススメしたい。

「Sアルファ」「Sオメガ」という独自設定が皮肉でとてもシンドイんですよ(;ω;)

普通のオメガバースでも重々に背負わさ…

10

最強アルファと発情させられた花嫁 小説

中原一也  奈良千春 

切ないのに格好よすぎるよーーーー!!

「最強アルファと発情しない花嫁」の続編になります。
完全な続きものなのでご注意下さい。

前作の刊行元であるSplush文庫さんは休刊となってしまいましたが、なんと出版社の垣根を越え、こうしてシャレード文庫さんが続編を出してくださいました。
ありがとーーーーー!
シャレード文庫!!

で、こちら、すでに結ばれた二人と言う事で、さぞかし甘かろうといそいそと読み始めたんですけど。
それ…

21

熱砂の黒鷹と約束のつがい 小説

中原一也  奈良千春 

攻めがステキ

読み始めてすぐに受けの初恋相手の予想はついてしまう。
番に選ばれなかった理由も予想通り。
設定はお約束通りですが、問題はありません。

受けのウジウジしすぎなところはちょっと鬱陶しかった。小鳥に励まされる?デ◯ズ◯ープリンセスかよ? 笑

とにかく攻めがステキ❤️惚れてまう。
だから、私の受けへのイライラは嫉妬かもしれない。何一つ残念なところがない。
完璧なキングオブ攻めだったんで…

0

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

椎葉視点の感情表現と行動のギャップに萌

この物語は全体を通して椎葉視点です。そのため当然そこには彼の心情が描かれています。
椎葉はとても素直じゃない男で、さらに実は宗近奎吾への愛情をおそらくかなり早い段階から既に持っていることを全くもって自覚していないという……。
自覚がないため、彼の宗近への愛情を椎葉視点の文章の中で表現されることはとても少ない。最初の頃は、ほぼ皆無。だって本人自覚ないんだもの。でも読者にはわかります。代わりにそれ…

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