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夜光花 奈良千春
ふばば
ネタバレ
不穏なモルドレッドの呪詛から始まる6作目。 またもガルダの暗躍。 この冒頭で、今度はモルガンがモルドレッドを使って仕掛けてくるであろうことがわかる。 そして現代のリアルな「アーサー王物語」では、モルドレッドがアーサーを殺す事になっているわけで、これが最終決戦か?というズキズキ感。 樹里が見る若きモルガンの夢、 味方となったケルト族のお告げ、 妖精王の元から戻らないランスロット、 大き…
タイトルがもはや余りにも直球。 4作目「裏切る」のラストにて、樹里につわりの症状が…?だったけれど、これで確定しそのままそこを重点とした展開に?と思いきや。 冒頭のツカミは、ガルダの独白。 ガルダの、呪われた人生。恐ろしい魔女だけど、お母さんだから恋しい、愛して欲しい、だがそれは叶わずただの駒として扱われるガルダ。再びモルガンの命令を受け… そして元の世界・日本に戻った樹里とお母さ…
執着攻めばかり読む崎
夜光先生の本は何冊か所有していて、初めてシリーズものに手を出しました。 独特な世界観を持っているのとダークチックな本も多いので、不安半分ワクワク半分で挑みました。 ネタバレなしで読んで良かったと改めて思いました。 あらすじは購入前に少し読み、忘れかけていた頃に読んだおかげで主人公と一緒の気持ちでより一層楽しむことができました。 というのも、いつも私が読むものは「ザ・執着攻め!」…
3作目の「生贄になる」の、アーサーvsランスロット戦の最中にジュリが突然現れた事件を、アーサー側から見た展開としてスタートするこの4作目。 なるほど、本物の神の子もとい魔女の子・ジュリが現れた混乱を両面から知る事で物語世界が立体的に立ち現れる! 妖精王を見て逃げ帰ったジュリだけれど、王都で妖術の使い放題、ユーサー王もモルドレッドも操って… …と、ジュリの恐ろしさ邪悪さが描かれます。 しかし…
3作目のツカミは、マーリンの独白から。 ここでマーリンの行動の意味やジュリとは何か、が明かされ始める。 本作はすごく動きのある巻で、まるでジェットコースターみたいに。 民たちは奇跡を起こす樹里を慕い、崇め。 ランスロットは、王軍の騎士ながら樹里の護衛になって片時も離れず。 そんな中でアーサーにどんどん惹かれていく樹里はなんとなく身体も変化していくような感覚。アーサーに抱かれると濡れて開き…
中原一也 奈良千春
165
架空のお話なのに砂漠と太陽の過酷さ、砂丘の美しさ、攻めたちのたくましさ美しさが迫ります。 鷹匠殺しの真相、蛇使いと毒蛇と襲えない鳥人の謎、誰からも番に指名されない主人公受け。 攻めと受けとの関係の変化や受けの成長に萌えと達成感を覚えます。 国を護るための鷹匠と鳥人の関係、一見怖い気もしますがお互い唯一無二の存在で。でもそこには矛盾と苦しみも存在して。 サラサラ、サラサラと主…
のっけから樹里のお父さんの疑惑をぶっ込んで。 ツカミの力がすごい。 さっすが夜光花先生という感じ! で、2作目です。 樹里が引き込まれた世界では、今度「馬上槍大会」が行われる。 …という大きな設定があって、本作ではランスロットの存在感が大きくクローズアップしてきます。 樹里は当初の喧嘩の強い男子、という設定は薄らいで、アーサーによろめき、ランスロットを惑わせ、更に妖精の声を聞き、魔…
買ってから結構長く積んでるシリーズ。 というのも私はファンタジー苦手人間。 夜光花先生だし、読めば絶対面白いというのは信じられるんだけど、なんか怖気付いてた。 でもついに読むよ! …というわけで1作目。「花嫁になる」です。 きますね〜。 湖に落ちた樹里が異世界に運ばれて〜という展開に思わず身構える私。 大丈夫か?私にファンタジーが読めるか? ここは樹里本人が異世界設定に抵抗…
ねこのしん
レーベルを超えての続刊、両出版社さんの尽力のおかげでこうして読める幸せを噛み締めております。本当にありがとうございます。(前作の続編なので、未読の方はSplush文庫さんの前作をぜひご覧になってください) オメガバースものではありますが、中原先生らしく世界観がしっかりしているのでご都合主義にならないところがこの作品の魅力だと感じています。そして、前作以上のスリリングさと疾走感で夢中になりました。…
中原さんの鳥が好きで絶滅危惧種の表記に萌えた。なぜならそこに萌えがあるから。 そこから広がって生まれたこのお話です。 なかなか色んな要素が入り混じり複雑で、身分差が絶対の世界で、お互い生まれる恋心を認めるわけにはいかない切なさ。恋する人を発情させ別の人との情事を隣室で聞かされる辛さ。 絶滅危惧種に気に入られた付き人は殺されるやるせなさ。リヒトもルークも気の毒で。 たまに挟まれる…