奈良千春さんのレビュー一覧

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

2人の過去が切ない

公園で智紀が友達の瀬戸に迫られているところから物語は始まります。
瀬戸は智紀の友人ですが、なぜか彼は智紀に執着し、一方的に好きだと言い智紀の体に無理矢理触ってきます。そんなときたまたま通りかかった同じ職場に働く加藤に助けを求め、その場から逃げることができました。
しかし加藤の家にきた智紀は瀬戸との関係を問いただされ「俺がいなかったらどうなっていたと思う?」と体を愛撫されてしまいます。

そ…

2

恋でなくても 小説

真崎ひかる  奈良千春 

恋でなくても

リーフノベルズだったものに書き下ろしをプラスしたようです~
前は挿し絵誰だったんだろう??
それはさておき、真崎さんは最近なかなか好みなので楽しみにしていた新刊です。
高校時代に無理やり生徒会に入らされてからの付き合いの二人が、大人になって同じ会社で働くようになって…みたいな!
受けはずっと二個上の先輩である攻めのことが好きなんだよね!片思いネタ大好き(*´Д`*)
自由奔放な上司と、神…

1

天使の啼く夜 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

これは運命の出会い

女に追い出された伊佐がセレブで綺麗な男・田宮に拾われて、肉体関係に。
BL的にもありがちだし、二人もあっさりと体を繋いだので。
可もなく不可もなくというか、読んでいてあまり気持ちは盛り上がらなかったのですが。

終盤、自分の身を案じた田宮に命を懸ける決意をした伊佐に、
心拍数がドンと上がりました。

初めて自分を心配してくれたひと。命を張る理由に十分と言う伊佐。
これまで人(特に母…

1

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

これが下克上か!

あらすじ読んだだけでゾクゾクしました。
主人公は大企業の御曹司。アホアホの遊び人です。
昨日まで召し使いのような扱いをしていた従兄に弱みを握られ、そいつのイヌに落とされてしまうというストーリー。
凌辱シーン満載の水原とほる的ストーリー展開になるのかと思いきや、意外とイイ話でしたw
御曹司としての特権をすべて取り上げられ、平日は働き、休日は従兄のイヌになるという生活がはじまります。
屈辱的であるはず…

1

不条理な男 小説

樹生かなめ  奈良千春 

趣味が分かれそうな作品

趣味が分かれそうな作品でした。
このハチャメチャで不条理な攻めを好きになれるかどうか、ハチャメチャさの中に可愛げを感じ取ることができるかどうか、それがこの作品を気に入るか気に入らないかの大きな境目になると思います。
私はもちろん気に入りまくりました。

幼なじみモノです。
庶民くんと、資産家のお坊ちゃん。
お坊ちゃんのほうは、女でも男でも取っ替え引っ替えしながら恋をしてます。けど庶民くんのことは大…

2

3シェイク 小説

秀香穂里  奈良千春 

予想を裏切る

三角関係というのは、大抵が最終的に誰かが引くか、無理矢理奪うかで一人が泣きを見るという結末なものですが、ところがどっこい、そうは問屋が卸さない。

監督と新人俳優のエロエロな波に飲み込まれちゃったのは岡崎くんですが、飲み込まれた後に二人を翻弄しているのは岡崎くんだと思います。

で、結局「選べない」と。
「3人で楽しくやってください」的な?
こっちはエロけりゃそれでいいです。すみません…

2

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

ガッツリです

萌え要素がギッシリ!美形・医者・眼鏡・年下・トラウマ・ニップルクリップ・言葉攻め・・・・・なので、評価も「萌え」程度では足りないかと思い「神」にしました。

ストーリーとしては、非の打ち所がないとは言いませんが、それぞれの登場人物の背景がしっかりしているので、大変読みやすいです。

親友から関係を迫られていたところに出くわした同僚に助けてもらったことから、どんどんとSM的な関係に落ちていく…

7

エス 小説

英田サキ  奈良千春 

エス

ただのヤクザ×刑事ものではありません。
過去にトラウマを持つ、若くて綺麗で頭脳明晰な刑事と、そのエスになったやくざとの綱渡りをするような関係。二人を取り巻く様々な事件(第1作目は拳銃の密輸)。シリーズを追う毎に少しずつ明らかになっていく謎。などが読みどころかと思います。
シリーズで出ています。
CD化もされています。

9

暁のスナイパー 蘇る情痕 小説

愁堂れな  奈良千春 

ライトな殺し屋×探偵モノ

元警察官の大牙は兄を手伝って探偵業を営んでいる。
とはいえ、兄不在の事務所はどちらかと言えば閑古鳥が鳴いている割合が高いというさみしい状態だ。
ある日帰ってしまった依頼人の変わりにやってきたのはなんと殺し屋。
大牙以外に4人の殺しを依頼されているという男は、依頼主が自分以外にも同じ仕事を依頼していたことを知ると、大牙を殺さずに立ち去った。
警察時代、関わった事件に関係がありそうだと踏んだ大…

2

蛇淫の血 小説

沙野風結子  奈良千春 

ヤクザもの

表紙の奈良絵とあらすじの「監禁」と「催淫剤」という言葉に惹かれて読みました(笑)

凪斗は美大生で普通の生活を送っていました。
しかし自分の手元に荷物が届いたことからその生活は一変。中身は爆弾だったのです。
そしてそこに現れたのが角能。彼は岐柳組のもので凪斗のボディガード兼凪斗を4代目岐柳組の組長に育てるための教育係りとしてやってきたのです。そして爆弾を送ったのが凪斗の腹違いの兄だと告げま…

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