奈良千春さんのレビュー一覧

3シェイク 小説

秀香穂里  奈良千春 

進化も豹変も大好物です

色々と考えて、評価・レビュー内容を変更することに。(11/23)

マネージャーという立場の自らを裏方(黒子、陰の存在)と徹底しながらも、モデルやタレントといった『商品』をいかに的確に売り出すかに全身全霊を賭ける、野心がありプライドも高い主人公、岡崎。彼を組み伏せ、己のものにしようとする一匹目の獣は、野性味に溢れ不遜で大きな存在感を持つ新人モデル・幸村。二匹目は世界に名だたる映画監督で不気味で…

3

小説

水原とほる  奈良千春 

水原とほる先生初読みです。

フルコースがっつりでお腹いっぱいです。
凌辱、スカ、焼印、緊縛、スパンク、首輪、言葉責め、視姦、近親…。サービス満点過ぎます…!中でも排泄系は4作中3作にあって、こだわりを感じました。腸内洗浄描写があると安心する方なので歓迎です。

4つの短編それぞれの支配的関係(時にはアブノーマルなセックス)は端から見れば歪で依存ともとれるのですが、当人達には間違いなく精神の支えとなっているわけで…。その…

4

蜘蛛の褥 小説

沙野風結子  奈良千春 

執着具合に感服!

『蛇淫の血』はまだ読んでないのですが、内容は直接繋がっていないので最後まで楽しく読めました。

ネチネチした濃いお話が読みたくて手にした作品、これにして正解でした!
沙野風結子さんと奈良千春さんのお名前と裏表紙のあらすじに惹かれたんですが決定的だったのがカラーの口絵です。
一切着衣を乱していない久隅と一糸纏わぬ神谷の絡みが極上にエロかった‥
そんな、心惹かれるイラストでした。

ヤクザ×検事と相反…

2

好きこそ恋の絶対 小説

いおかいつき  奈良千春 

真っ直ぐ同士のカップル

このカップル大好き♪真っ直ぐ同士で可愛い~。とっても癒されました。
持ち前の強運から高い検挙率をあげ、刑事課に配属されることになった諏訪内真二。普通に考えたら栄転なんですけど、「白バイに乗りたい」という何とも純粋で微笑ましい動機から警察官になった彼にとってはあまり嬉しい異動ではありません。
が、運はまだ彼を見捨ててはいませんでした!刑事課に初出勤の日、ドアを挟んで聞こえてくる凛とした声、真っ直…

1

鳳凰の天翔 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

ちょっと意外だった……

風水師の先生、そっちだったのかーっと。
シリーズ、ずっと追っかけていますが、このカップリングが一番意外でした。

ふゆの先生の作品はどれも、設定、描写ともにしっかりしていて、
その世界観がとても素敵です。
このシリーズでは、東南アジアの情景描写がとても素敵です。

で、この建築家くんは、風水師を味方につけて、
これからも躍進していくといいな、と思えるいい子でした(笑

4

赤い呪縛 小説

松田美優  奈良千春 

タイトルとラストが秀逸

登場人物の誰にも共感や好感が持てなかったのですが。
作品の荒廃した雰囲気や力強さには心惹かれた作品です。

主人公・日向の平穏な日常生活が、
兄・龍昇に襲い掛かられ一転する。

恐らく龍昇は長い時間をかけて、
美しい弟への禁断の思いを育ててきたのでしょうが。
日向目線で描かれている物語なので、
その辺りが全く描かれていなかったせいか。
龍昇の行動、倫理観のなさ(苦悩の素振りのな…

1

龍の兄弟、Dr.の同志 小説

樹生かなめ  奈良千春 

こんなアラブものもあり

樹生さん初のアラブもの。
アラブものなんですけど、舞台は甲府だし、忍者や甲冑のイラストは出てくるし、宮殿じゃなく旅館だし。

カーミル皇太子、さすがアラブの王子様です。ってか、電波系というか、話を聞かないというか、我が道を行くというか。
ありとあらゆることが「神の思し召し」で、それが思考の中心で、エビじゃないけど「はぁ?」の連続なんです。
「はぁ?」は恋愛に関してだけでなく、すべてにおい…

1

黒い愛情 小説

秀香穂里  奈良千春 

スリリングに切り込む精神的なSMのお話。うーん深い!

心療内科医の加藤と伏見。
ふたりは同じクリニックのカウンセラーという間柄。

友人だと思っていた男から強姦されそうになった夜
助けてもらった男に犯されるというはじまり。

SMの世界のお話なんですが、もっと深い。

大人になるまでの過程で、人は誰しも【秘密】を抱える。
【秘密】の大きさは人それぞれ・・・

【秘密】を明け渡し、共有してくれる相手を見つけるのが人生なのかも。

6

ラブ☆コレ 5thanniversary 小説

夜光花  ふゆの仁子  森本あき  高橋悠  奈良千春  わかな 

このシリーズのお楽しみは、ラフ画とマンガ

年に一度のお楽しみ企画「ラブ☆コレ」第5弾。
今年は「獅子の爪牙」「攫われた花嫁と恋愛結婚!?」「花の残像」の3作品の後日談。

元ネタ、読んでない?

ノー・プロブレム

元の本を読んでいれば、それはそれで一層楽しめるでしょうが、読んでなくても大丈夫。
寧ろ、「未読のご本の試し読み」みたいな使い方もアリ。
どの作者さんも、作品数の多い人気作家さんなので、新規開拓の参考にすること…

1

龍の兄弟、Dr.の同志 小説

樹生かなめ  奈良千春 

眞鍋の姐さんの前に男の姐さんがいた!?

今回は眞鍋の龍こと清和くんと姐さんは主人公ではありません。
まだ姐さんが、姐さんになる前のサメの実働部隊の隊員エビのお話でした。
アラブの皇太子が出てまいりましたが、樹生先生の個人的興味満載で舞台が甲府、まるで観光案内の如くで、エビは鎧兜コスプレまでしてしまいました。

清和の恩人の名取グループの依頼でアラブの皇太子カーミルに接近することになったのは、甲府出身のエビ。
皇太子の暗殺計画な…

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