奈良千春さんのレビュー一覧

赫蜥蜴の閨 小説

沙野風結子  奈良千春 

結果オーライなの?

蛇シリーズの番外編ですが、前蛇シリーズ未読です。
この後読む予定です。
この本単体でも内容を把握するには問題なかったです。
かなりミステリー要素が多い本作。楽しめました。
ただ理不尽さにふつふつと湧き上がるものがありました。
高柳があまりにも気の毒すぎる気がしました。
熾津にはただ単に自分の兄に似ているというだけで憎しみの感情を持たれ目茶目茶にされ、自分の信頼を置いていた部下には手ひど…

1

愛憎連鎖 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

謎解き展開は面白いが3Pである必然性ない。

これほどツッコミどころ満載な3Pモノっていうのも…(失笑)
1ページ目をめくった瞬間からイヤ~な予感がした。
経験則から言うと、3Pモノで冒頭からHシーンを持ってくるって、
ハズレが多いんですが、まさにハズレでしたw

いいところといえば、前半が謎解き風になっているところ。
これで半分ぐらいは持たせられるかも。
しかし、後半の展開はあまりにご都合すぎるし、
そもそも復讐するのに二人…

6

3シェイク 小説

秀香穂里  奈良千春 

3Pモノにしては薄味な印象。

なんでこう3Pモノって惜しい作品が多いんだろうか~(笑)

悪くはない布石でありながら、きわめて薄味の3Pモノです。
まず、表紙!いいですねー。奈良千春のトリッキーなデザイン。
…中の挿絵は…なんとなく汁気足りない…。

映画監督の佐野と生意気タレントの幸村に襲われる芸能事務所マネ、という
ありがちなキャラですが、まぁまぁ面白い。
3P・複数モノにしてはエロさはかな~り薄め。

2

LOVE and EAT~榎田尤利のおいしい世界~ 小説

榎田尤利  奈良千春 

きれいなお料理本

主婦歴ン十年ともなると、今更お料理の本なんて、と、後回しにしていたこの本。
交渉人シリーズのSS!
それも兵頭が語っているなんて!
これは!
買うでしょ!
買うよね!
というわけで、兵頭が芽吹のために用意する記念日ディナー。
兵頭の心の中にだけある大切な日を、芽吹と共に過ごせる幸せ。
このお話が読めただけでも、この本買った価値があったな。

もちろん、載っている料理もおいしそう…

3

新宿退屈男~愛欲の交叉~ 小説

愁堂れな  奈良千春 

北京の次は香港です

新宿退屈男シリーズ四冊目。(スピンオフを含めてです)
今回は友紀サイド、真紀サイドで視点が変わりながら、物語が進んでいきます。
時間軸はシリーズ二冊目「~快楽の祭典~」から一~二か月後ぐらいです。


香港で開催される、なんとかセンター(名前忘れた・・・)の竣工式。
その竣工式の取材がしたい春野が、早乙女に(早乙女の父に)口をきいてほしいと頼みに来ます。
竣工式には王も出席するら…

1

愛讐の虜 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

壮絶な人生

受が壮絶な人生過ぎて、
シリアスなはずの展開なのに、コメディーに感じてしまいました。

酒井は、姉を殺された仇をとるため、外国人部隊で鍛え、
姉の元婚約者、長殿を殺そうとする。
しかし、見破られ、とらえられてしまう。
口を割らない酒井の目的などを知らない長殿は、
吐かせるため、拷問~陵辱をしていく。
調教されていく酒井は、姉を殺した真犯人に気づくようになる。

今回も、道具を使…

0

愛炎の檻 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

敢えて、何も考えず読む

このシリーズは、何も考えずにエロを楽しむというのが、
読み方なのかもしれません。
奈良さんのイラストもとても合っています。

妹の借金からヤクザに脅され、
政治家の弱みとなる書類を盗み出すように命令された医師の野秋。
しかし、盗もうとしたことに気づかれてしまい、
政治家、正英からの怒りを受けることになる。
正英は、野秋がそのヤクザの情婦であるという誤解をしたこと
からの嫉妬もから…

1

天使の片羽 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

シリーズ完結

シリーズ1,2作目ではほとんど見所のなかった志水のお話。
でも、この志水と加治の息子のお話があるからこそ、物語の輪が閉じる。
志水の話を最後に持ってくる、この三部作の構成自体は、これはこれでよかったとおもう。また、この3作目は単独作品としても、いい年上受け作品で好きです。
加治のキャラクターが一生懸命で可愛いっていうのが勝因かな。

で、この作品もドラマCD化されていないわけですが、この…

1

天使の爪痕 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

シリーズ第2作ですが

これは単独で読んでも十分おもしろい。
私も、3部作の中ではこれが一番好き。
高校生の頃に出会ってから、お互い好きあっているはずなのに、あくまでも友人としてずっとそばにいることを選んだ二人って言うのがツボ。
確かに、高校生の頃から水商売でバイトして30にしてバーから風俗まで8店舗のオーナー桐島に、ヤクザの組長の一人息子なのにヤクザの世界にはいるのを拒み続けているゲイの瀬ノ尾が、高校時代からずっ…

0

天使の啼く夜 小説

高岡ミズミ  奈良千春 

これが3部作の1作目

順番間違えて、これを一番最後に読んじゃったんだけど、ちゃんと順番通りに読んでいたら、多分「萌」一つにはなったと思う。

ある一連の事件の遺族が、各々別の側面からその事件にけりをつけていく物語が、1作1カップルで語られていく設定。
この1作目は、復讐の手段のために田宮が伊佐を拾って、同居しているうちに、…って。
手段のために目的を見失う?
いや、一応、復讐は成就するんだから目的は達成してる…

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