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中原一也 奈良千春
marun
ネタバレ
大好きなシリーズの完結編、この魅力的なキャラたちが活躍する作品が 終を迎えるのかと思うと感慨深いと言うより寂しすぎると思ってしまう。 双葉が街を卒業した時も寂しいと思っていたけれど、班目の卒業はかなりクル。 最後の最後でも、坂下の苦難は続くし、こんな坂下を一人になんて出来ないと 一読者ながら心配していたのですが、やはり街にはなくてはならない坂下、 落ち込み裏切られ傷つけられて凹んでし…
茶鬼
シリーズ完結しました!! 現在のBLなるものに足を突っ込んだ時、初めて ”オヤジ萌え” を自分に教えてくれた作品。 今でも一番萌える ”オヤジ攻め” の理想の存在である斑目です。 下ネタ発言で坂下をからかい、でも、いっぱいの愛情で影になり日向になり坂下を支え 坂下の医師としてのあり方から自らも過去をぬぐい去り、そしてとうとう迎えるドヤ街からの卒業の選択。 わかっていました。 いつか…
snowblack
「愛してないと云ってくれ」シリーズ6冊目にて完結編。 相変わらずの楽しい下ネタもあったけれど、笑いよりも 切なくも優しくしっとりとした、最後に相応しい面白さの一冊だった。 前巻での事件を受けて、マスコミからパッシングされ 経済的にも精神的にも苦境に立たされる坂下の診療所。 さらには立ち聞きしてしまった久住と斑目の話に苦悩する坂下。 斑目の為を思うならば、ここから卒業して貰わ…
Krovopizza
ついに完結です。 前半、班目たちのいつもの下ネタに笑いつつも (俺のエキゾチ~ック・ジャペーン!が特にツボw) もうこんなやり取りも見納めなんだな~と、坂下と一緒に切ない気持ちになりました。 班目と坂下の葛藤と、決断。 それは、20年後、30年後も一緒にいるつもりだからこそ 相手に悔いが残らないようにしてあげたい、という深い愛情あっての選択です。 別れの日の前夜、甘く…
ユッキ
こんなに切実に真直ぐに生きる事を真摯に描いた会心の作品です。坂下(受)と斑目(攻)がお互いに影響を受けて、共に成長を遂げる姿に胸熱です。blって騎士(ナイト)や王子様みたいな(攻)に健気で一途で劣悪な環境で頑張ってる(受)と言うようなテンプレも良いですが、敢えて厳しい環境に身を置き弱きを助ける為に果敢に立ち向かう(受)に過去の栄光を捨て去った助平オヤジ(攻)も規格外ですがとても魅力的です。坂下先…
江名
「愛してないと云ってくれ」シリーズ、堂々の完結。 坂下と斑目の葛藤と心情の変化が、とてもとても丁寧に綴られた1冊でした。 読んでいて、すごく切なくて苦しかったのですが、とにかく読み応えがありました。 そして、明るいエンディングにはとても満足!! いつまでもこのシリーズを、我が家の本棚に並べておきたいと思います。 今回の最初のカラーの口絵は、いつものようにエッチシーンでは…
バーバラ片桐 奈良千春
こんたーず
プレイ内容は好きです。 あり得ない設定にも目をつぶれます。 でも、好みだからこそ、すごく惜しい感じ… なかなか攻めに屈しない受けはいいんですが、堕ちる瞬間があっさりなのがもったいない。 これからされる事への恐怖感とか、絶望感とかをねちっこく書いて欲しかった。 一応ハッピーエンドだけど、終わり方も唐突でびっくり。 ページ足りなかったなら、最後にHねじ込むよりも2人の心情とか、会話をし…
千地イチ 奈良千春
雀影
奈良さん描く、このカバーの極彩色の花畑!! 奈良さんとキラキラのお花っていう取り合わせがとっても意外なこの本のお話は、 「運命の出会い」のお話でした。 お話に関しては、他の方のわかりやすいレビューを読んで頂くとして、 読後に、ちょっと冷静になっちゃうと、まあ、根本的なところにツッコミ所はあるけど、 まず奈良さんのカバー絵のインパクトと、導入部のつかみと、何より、音楽と絵っていう取り合…
榎田尤利 奈良千春
むぼち
榎田先生の本は、どれも面白くて外れがないけれど、何故か何度も読み返したくなったり、登場人物に愛着を感じたりすることがありませんでした。 この本を読み、その理由になんとなく思い当たりました。 からりとし過ぎているのです。 カバーイラストの奈良先生の絵の変遷についての話題が「答えて姐さん」に出たとき、これはより洗練されたと評されるべきだ、との意見に私は納得しました。 そして同時…
鮮やかな色が遊ぶ表紙が語るような、色彩を巡るファンタジー。 目の病気で、色彩のない世界に生きているミュージシャンの慎吾。 過去の傷みから、できるだけ外にでないように ひっそりと生きようとしている絵画教室の先生・武。 この物語は、その二人の色にまつわる不思議な物語だ。 友人に乞われて、一度だけ名前を出さないことを条件に 武が引き受けたポスター。 渋谷の駅に張り巡らされたポスター…