ヘブンノウズ 足跡

heaven knows ashiato

ヘブンノウズ 足跡
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神24
  • 萌×225
  • 萌18
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
15
得点
276
評価数
71
平均
3.9 / 5
神率
33.8%
著者
英田サキ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
ヘブンノウズ
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813012535

あらすじ

ベストセラー作家の渋澤征武にイラストの才能を見いだされた
千野旭は、幼い弟のミツルと一緒に渋澤邸で暮らすようになった。
渋澤は恋人をつくらない主義だと自ら宣言していたが、
旭は渋澤としたキスが忘れられずにいた。
あのキスはなんだったのか、何か意味はあったのか?
本当は自分の気持ちに気づいているのではないだろうか?
旭は渋澤が気にな ってしかたがなかった。
そんなある日、旭は渋澤たちと温泉に行くことになって!?

(出版社より)

表題作ヘブンノウズ 足跡

渋澤征武,34歳,人気ミステリー作家
千野旭,21歳,イラストレーター

レビュー投稿数15

恋はまだ始まらない

悪い大人に魅入られてしまった旭くんですが、渋澤の方もまんざらではない模様です。
とは言っても、経験も豊富な大人ですし保護者としての立場も大切に思っている澁澤ですから、そう簡単に旭の誘惑には堕ちませんね。
恋をしないで体だけの関係になるから君に手を出せないなどとよくわからないことをいいます。
なんで恋しないのでしょう?過去に辛い恋があったのかな?などもやもやしながら二人の心模様は3巻に続きます。

そんな風に旭の揺れれる心情とは別に、今回の事件は、屋敷の同居人薫の過去の想い人だった女性に関わる物語です。
悲しいお話です。ろくでなしだった過去の自分を後悔しまだひきずったままの薫に寄り添って助けになりたいと思う旭が一生懸命で可愛かったです。
そんなに無防備に可愛いと悪い大人にぱっくり喰われちゃうますよ。

奈良さんの絵は裏社会の派手だったりうすら暗かったりするイラストでいつも萌えを演出してくださいますが、今回のホームパーティのほのぼのとしたイラストも暖かな家族の集いのようで良かったです。

1

あまり話は進んでいないですなあ。

BLで一番好きな表紙です。ああ、素敵。

内容も読みやすくてさらっと読めました。
今回は薫さんの過去の話。
何かすっかりめぞん一刻というか、わいわい集団ものになってますね(笑)
のんびりした話で、その場の空気を楽しむ話も好きなので、確かに何も進んでないですがこれはこれでいいかなあ。
何となくぶれるのは、澁澤が好き!といいながら、薫にぐらぐらしているからでしょうか?
澁澤も澁澤だし。
主人公の旭もちょっと微妙なところがあるから、旭に共感して読んでいないのですけれどそれでも矢張り速水と速水をセフレにしてる澁澤は微妙かなあ。

最も萌えキャラなのが、宇喜田さんなのでBL小説としてはどうだろう。
老年の執事に勝る萌えは少ない気がします。あああ、矢張りたまらない。
あと、もしかして英田さんエッチシーンは不得手ですか?
あまり色気を感じられないのですけれども。
そう思うのは私だけでしょうか?

でも話としては好きですし、あの洋館でわいわい暮らす雰囲気がたまらないので三巻、いってまいります!まとめて買うと本当続きがすぐ読めるので幸せです。

そうだ。表紙の絵解き?が大洋図書のサイトにございますので、是非!こういうの大好きです。
しかし、本当にこの絵好きです。たまらない。

0

謎は謎のまま、関係は少し進展?

シリーズ2作目。

今回は、謎解きやサスペンス色は薄め。
母親の子供への愛情や、温泉旅行、クリスマスや年末年始の心温まる風景など、
1巻以上に穏やかでのんびりした進行。
それでも、個性的なキャラクターや、薀蓄・文学作品の引用、ミツルのサンタさんへの「お願いごと」など、心に引っかかるものはあり、場面場面を楽しく読めました。

渋澤が恋をしない理由は何なのか?
旭を含め、無理な詮索はしない屋敷の人々は多くを語らない。
その優しさは心地よいけれど、ヒントなり伏線なりないと、読者としては焦れったいw

恐らく過去に何かあった渋澤は、旭に好意を持ちながらも恋人にはできない。
セフレでもいいからそばにいたい、と食い下がる旭に渋澤が根負けして、
ついに関係をもつ二人。最後まではいかないけど一応距離は縮まったのかな。ウブイけど積極的な受け、個人的には好きですw

旭に足枷をつけたくない渋澤。
自分の人生に、あるいは誰かの心に、何らかの足跡を残せたらと思う旭。
二人の想いが重なる日は来るのか?ということで次巻へ。
(煮え切らない渋澤よりも、優しくてハキハキしてる薫の方が魅力的だしキャラ立ってるなと思うのですが笑)旭の恋の成就を応援してます。

5

進展したのかなぁ?

シリーズ2作目、前作は神評価を付けた作品の続編だったのですが、
期待しすぎていたからなのか、今回の作品では前作程の感動は無かったですね。
それでも今回は進展があったと言えばあった、主役の二人が身体の関係を持つからね。

だけど、それもこれでいいのか?って思えるような中途半端な感じなのですよ。
受け様は知らないうちにどんどん攻め様に恋してる、攻め様の事が気になるし、
嫉妬を覚えてしまうことも多々ありなんです。
しかし、攻め様は、ホントに何を考えているのか非常に分かりにくい謎さんです。
愛するペットが自分以外に懐くのを嫉妬するような感じを受け様に持っているようだし、
受け様の気持ちを知っているし、愛しいと思ってはいるけれどその思いを受け入れる事は
出来ないと拒絶しているようにも思えるけど、受け様にセフレでもいいからなんて言われ
その言葉にのせられた訳でもないだろうに関係を持ってしまう。

攻め様の何が恋愛をする事を止めているのか、そんな片鱗が少し見えるかと思って
いたのですが、残念ながら謎は謎のままでしたね。
焦らされるって言う感じは無いのですが、今回はかなり淡々と日常が過ぎている、
そしてその日常に登場キャラそれぞれの姿を描いている。
今回1番メイン的なのが攻め様の友人の薫さんですね、薫さんの過去を知る内容です。
そして、やはり幽霊さんも登場していて、生死にかかわる出来事が描かれてる。

後は、受け様の弟くんが可愛いですよねぇ、少しずつ感情が出てくるようになった
前回以上の成長した姿、愛らしい子供らしさが感情を揺らすような内容で出てきます。
これだけで、今回は萌え度アップかも知れない。
次回の進展具合が非常に気になるストーリーでしたね。

2

_| ̄|○旭が大人の階段登ってる。

楽しすぎてすぐ読み終わってしまったです。

幽霊が見える偏屈でゲイな小説家、イケメンな占い師、やたら女癖の悪い大学生、可愛いゴールデンレトリーバー。ブサイクな猫、素敵な執事に寡黙な料理人。そんなメンバーの仲間入りをした旭とミツル。

ミツルは前作より感情豊になり、執事のおじいちゃまの冥土=死んだらのたとえ話で泣いてすがるなんて泣きそうになりました。
いいですよね。いろんな人が一つ屋根の下に一緒になってご飯食べたりテレビ見たりおしゃべりしたり楽しそうな光景が目に浮かびます。

ミツルがサンタクロースに願ったのは旭への願いだった。
小さなミツルが兄を思う気持ち、、、泣くー_| ̄|○
今回も幽霊でます。薫さん繋がりで薫さんの過去が語られまた魅力がぐっと増します。
渋澤のヤキモチ?保護者顔?旭が一喜一憂する姿が痛々しい_| ̄|○
恋人は作らない主義で子供なんか相手にしないと目もくれないようなこといって端々に旭を舞い上がらせることを言う渋澤、、、。
旭の子供ぽさが抜けないまま渋澤への気持ちが爆発して縋る姿は痛々しいくらいで、傷のついてもそばにいたいと言う旭はまだまだ幼く恋愛をしたことのない危なっかしさがあって萌えます(笑)

お尻使いますか?を二回言うとか笑かして頂きました。
薫の包容力ぱない。
渋澤がなぜ恋人を作らないのかまだまだ謎のまま終わります。
ラストの旭って魔性かっ!!

2

レビューじゃないですね、これ…

このシリーズは1冊めより2冊め、2冊めより3冊めと好きになる。
3冊めまで読めたらまた1冊めから読み始めそう。
って2冊めのとこに書いてしまったけれど。
気になって3冊めちょっと見てからこちらを読んでしまったので(*´Д`)
表紙は今出てる3冊のうちこの足跡の表紙がいちばん好き。
というか、どの表紙もじっくり見ちゃう。
たぶん、奈良さんのこの表紙じゃなかったら、このシリーズ読んでなかったと思う。
旭の描くイラストもこんな感じで描き込みいっぱいなんだろうなぁって想像しながら表紙を見るのが楽しみ。

今回はなんか淡々と、というかなんかすーと流れていくような感じで読んでしまった。
と言っておもしろくなかったわけでもなくて。
全体通しての流れの一部としてはこれでいいのかもと思った。
終盤の方の旭が先生を誘惑(笑)するところはすごく好きだった。
頑張れ、旭って思ってしまうよね。
3冊目赦罪読みますー

2

待ってました待ちましたーッ

ようやく・・・ようやく続刊でたー!というわけで一気読みですよ。

今回もひねくれ者の渋澤先生の感情は微妙に読めなかったです。
でも行動がwwwやっぱり渋澤先生何だかんだ言って旭が好きなんですね。
誘われるとセフレを切ってしまうくらい好きなんですね!

それなのに旭が他の人を好きになってくれて構わないっていう姿勢。
自分は恋愛をしないと言い続けるかたくなな心はまだまだ溶けませんなぁ。
きっと一人の人に恋愛的感情移入をしてしまう自分を自戒しているんですね。

渋澤は何かきっと重い過去を背負っているんですよ・・・重い十字架を・・・!(そこに期待)

人によっては渋澤の頑なさにまどろっこしさを覚えて、苦手だと感じる方もいるかもしれませんが、
これから徐々に深まり、更に色んなことが見えてくるんじゃないかと思います。
今回は薫が重い部分をさらけ出してくれていますが、他のキャラクターにも色々ありそうでこれからが楽しみです。続刊も期待しております^^

0

変人年上のペースに慣れた2巻

ヘブンノウズ2作目。
1巻では渋澤先生にじれじれしてましたが、
なんだか、彼の不思議なペースが楽しくなってきました。
彼の、すっぽり包み込んでしまうような愛情がとても好き。
艶っぽい部分より、人が人を想う気持ち等を書いている部分に
魅力を感じます。
年上変人に萌♡する人でややオカルト的な要素あっても大丈夫な方には、
オススメしたいです。
(すいません、2巻からの途中参戦は難しいので1巻からお読みください)

奈良先生の挿絵が本当に素敵です。
中表紙で、宇喜田、永一、ミツルのクリスマスツリー飾りつけのほっこり図を
拝見できます。
嬉しそうにしているミツルに、こちらまでニコニコ。
中の挿絵もどれもこれも好きなんですが、あえて一枚言うなら、最後の旭。
海岸で、来し方に思いを馳せるように自分の足跡を見つめています。
嬉しいなあ、ここにこの絵を持ってきてくれて。
とってもイメージが膨らみます。

2巻からの登場人物
田坂京香:旭とミツルの母である花枝の高校時代からの友人。
     旭とミツルをとても心配している。
将人:千葉で温泉旅館を営む、薫の小学校時代からの友人。
   今回ここへ皆で忘年会でお出かけ♡荻野が腹踊りを披露します(笑)

お話は、この巻でも事件発生です。
薫の子供のころのエピソードが少し明かされ
自死してしまった幼なじみを救うという事件でした。
そちらに絡めて、色々お話が進みます。
1.ミツルが少しずつ良くなって声を上げて笑うようになり、
  旭と一緒にこちらも感極まりました。
2.渋澤先生と旭の関係も少し進み、また薫の包容力たっぷりなフェロモンも
  くらっくらするぐらい迫ってきます。
  (英田先生、当て馬がいつもかっこよすぎます)
3.嫌われネズミのイラスト1巻目分が完成しました!

1巻の切羽詰まった状況が少なくなり、
「旭、頑張れー」というと「おー」と返してくるんじゃないかと
思える2巻でした。

0

渋澤って一体どんな男なんだろう?

待望の第二巻
母親の死を目前にしてしまい言葉が話せくなった歳の離れた弟を、養育するのに疲弊していたレーター志望男子が、売れっ子の作家に見出され、その家に同居することとなったいきさつは、心霊を伴うミステリーや事件も入り、多分恋愛が主軸ではあるけれど、物語の着地点は一体どこにあるのか?一体どういう展開を見せるのか?
大変に期待を持た一巻でしたが、二巻は恋愛方面で一方的な進行はあったものの、まだまだ謎だらけ。
この主人公・旭が恋をしてしまう、作家の渋澤が実に実にわからない男なのですよ♪

今回は、言葉の話せなくなった弟のミツルが皆に打ち解けてきて何気ない日常やクリスマスの支度やクリスマスのシーン、皆で温泉旅行に出かける話など、何だか家族みたいなほのぼのした展開がベースになりました。
温泉旅行の先は女装占い師の薫の地元で、海辺で現れた霊が実は薫のすさんでいた頃の過去に関係ある女性で、彼女の願いを聞くために奔走する話を通して薫という人物の紹介にもなっていたような雰囲気です。
一方肝心の恋愛面は、1巻で渋澤にキスされたことでその意味を知りたいと、気持ちが動き始めている旭が、渋澤のセフレでもある担当編集に嫉妬して、彼を誘うような形で初めての体の関係を持つことになりますが、渋澤の心はわかりません。

そんな展開の今巻は、1巻が扉を開けて1歩を踏み出した部分だとすれば、1段階段を登って周りをキョロキョロ見回したところというところでしょうか?

本当に渋澤が謎なんです!
”デキすぎ君”って呼びたいくらいに、なぜだか卒がなくて、優しいのにそれは熱くなくて生ぬるい温度な感じ。
誰にでも優しいのって罪な男だよね~
そのくせ旭が、編集から渋澤に電話がかかってその夜の事を思い嫉妬を見せたとき、旭の言うなりに電話一本で、飽きたからといって相手をバッサリ切ってしまう!
温泉での永一との会話も何だか気になる!
神様というよりは悪魔じゃなかろか?って、、、人を(旭限定だけどw)惑わすという意味でwww
それに他のメンツの関わりもとっても気になるし、薫は旭を本当に好きなんだろうか?っていうのも(散々誘っていたけど)あるしね。
この二人の進行には目が離せないです。

そんな中、この巻で一番魅力と萌えをかっさらったのはミツルくんです!
カワイイ♪
転んで泣くのを我慢してるのとか、執事の宇喜多が死んじゃうと誤解して大泣きする姿とか、クリスマスプレゼントをもらうときとか。
今回は、奈良さんの絵の魅力がミツルに集中していましたw
肝心の主人公萌えじゃなかったのがちょっと残念ですが・・・

1巻があれやこれやと、怒涛の始まりだった分この巻は比較的ゆったりと、心霊の事についても人情とか愛情とかそういった”気持ち”の部分の、憎しみが出なかった分ソフトでしたし、少し温かいものでした。
関わる登場人物が多いので、彼等を更によく知る一片になる巻となっていたような気がします。
さて、3巻はどんな展開が待ち受けているのかな?

6

ゆるゆる進む

延期が続いた末にようやく出た2巻。
楽しみにしていて即手に入れたものの、噂で(いやレビューでw)まだまだ途中なのが分かり
気力が萎えて暫く読まずに放っておいたのでした。

で。
途中というよりは、全然先に進んでいないじゃあありませんかっ~?

旭の母親の死、ミツルの場面緘黙や父親、渋澤の過去、など
1巻で提示された謎や伏線には殆ど触れられず、新たな話が登場してそれにほぼ終始した感じ。
薫の存在が大きかった(ストーリー的にも旭の心の中でも)巻で、
霊を一人成仏させていますけれど、事件らしい事件もなく、まったり進みます。
それぞれのキャラが魅力的で、含蓄のあるセリフのある感じの良い文章が綴られるので
読んでいて面白くはあるのですが、でもなぁ、おいおい先に進もうよ?

旭は渋澤のセフレになることになったけれど、関係としてすごく進展したか?というと、
そうでもない。
後書きによると、担当さんに「もう少し恥じらいがあった方が萌える」と言われて、
手を加えたんだそうですが、
「俺のお尻、使いますか?」とかって言ってるのは、恥じらい的にはどうなんだろう(笑)?
そのせいか、キャラが今ひとつピンぼけで、
全体に散漫な印象になってしまったような気もするのだけれど…

とりあえず、次巻を楽しみに待ちたいと思います、はい。

5

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