奈良千春さんのレビュー一覧

准教授と依存症の彼 小説

四ノ宮慶  奈良千春 

愛について考える

愛を知らぬ子供が愛を感じるまでの過程をジックリ読める作品です。

『依存症の彼』である受けは、母親からの暴力・監禁、そして連れてきた男からの性的虐待という過去を背負っています。彼にとって性的虐待は暴力を振るわれてた時間より穏やかに過ごせた「幸せな時間」と位置づけられていて、保護され劣悪な環境から離れた今も、その影響が色濃く残っています。
「セックスしないとご飯が食べられない」
という受けの…

2

龍の不屈、Dr.の闘魂 小説

樹生かなめ  奈良千春 

盛り上がって来ました…(笑)

眞鍋組の敵対者らと、ある人物が手を組んだ陰謀により、突然、清和達が組を追われ資産を奪われ命を狙われる事になります。
氷川先生は二代目姐として素晴らしく肝の据わった対応をし、 母性満開で(笑) 脱ヤクザ、新たな人生の再出発を望むのですが、乱暴で馬鹿すぎる後継達のめちゃくちゃな襲撃と仁義なき八つ当たりの汚い作戦は止まず、迎え撃つ態勢に入ろうとするところで続いちゃいます・・・Σ(゚Д゚;)

タ…

0

エス 残光 小説

英田サキ  奈良千春 

4巻まとめての感想


最高に面白かった!一見クールで素っ気なく見えるけど宗近を手に入るためにベレッタの銃身を舐め回ったりする椎葉に最高に興奮した(笑)。宗近も普段は余裕のある大人の男だが、椎葉のことに関してなら一歩も引かない。お互い相手にだけ素の自分を晒してしまうのはほんとたまらない(笑)。
主人公が刑事とヤクザでトラウマ設定で重い話になりがちだけど、椎葉と宗近の他愛のないやりとりがおもしろくて読んでいてニ…

2

帝は獣王に降嫁する 小説

沙野風結子  奈良千春 

ブレない降嫁モノ

あらすじ:
ワダツミ皇国の新帝・シキ(受け)は、停戦と同盟締結を条件に、敵国テルスの王・ガイウス(攻め)の后に。
「呪われた獣王」と言われるガイウスの種を毎夜体内に受け…

「降嫁」をテーマに書かれたという本作品。
確かに、聡明で高貴な帝が自国のため敵国の后に成り下がる姿が結構容赦なく描かれています。

自国の兵士や民のため、連日ガイウスに犯されるシキ。
シキを辱めるガイウスはいか…

8

帝は獣王に降嫁する 小説

沙野風結子  奈良千春 

王×帝の恋のお話。

沙野さんに奈良さんの挿絵。奈良さんはとっても好きな絵師さんなのでもう表紙を見たときからテンションアップでした。すんごい素敵です。鎧に、着物。で、沙野作品。期待値も上がろうというものです。

それでは内容を。すみません、ネタバレしてます。






主人公は海神の国・ワダツミの新帝のシキ。ストーリーは彼視点で描かれています。
国をかけた戦いで、敵国テルスの王・ガイウス三世に首を…

11

龍の策略 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

オールスター出演作

ウェルネスシリーズ香港編。
「龍の逆鱗」の続編かと思いきや、単独のお話でした。しかもウェルネスのオールスターが登場です。
そう、遊佐が久々の登場、しかも主役的役割ですよー。
舞台はシンガポール、敵は、同じウェルネスの造反社員。
ティエン、高柳、ヨシュア、遊佐、レオン、梶谷、劉先生、ゲイリー、フェイロンのてんこ盛り出演の割に事件性は小さい?でも、シンガポールの巨大リゾート計画に絡んでのウェル…

1

龍の逆鱗 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

戻ってきた龍編

ウェルネスシリーズ香港編、カップリングはティエンx高柳。
「龍」のシリーズは「龍の覇道」上下巻で一応のまとまり、と思っていましたがまだ続くのですね。ティエンx高柳再び!です。
本作はウェルネスはほぼ絡まず、で、今回の敵は、かつては黎一族の傘下にあった組織がロシアと手を組んで「龍」を狙う、というもので、舞台は大連。
次期「龍」として生まれた幼いフェイロンの保護者(付き添い?)としての役割を任さ…

2

VIPルーム~魅惑の五角関係~ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

攻4×受1!

答姐トピで「表紙イラストのお尻が魅惑的♡」ということでご紹介いただいて読みました!(おい)

いやはや、面白かったです。正直、小説としての完成度という点ではそう高くないというか…攻4×受1という驚異の5P作品なので繊細さに欠ける作品ではあるのですが、そのぶん勢いがありました。エロスだけかと思いきや、主人公・正人の前職にまつわる事件に絡んだちょっとしたハードボイルド展開(?)もあって、結構楽しく…

4

獅子の双飛 小説

ふゆの仁子  奈良千春 

イジメっ子とスネ夫くん

ウェルネスシリーズ上海編、カップリングはレオンx梶谷。獅子第3弾です。
上海編と言いつつ本作の舞台は東京です。

梶谷はウェルネスから独立していますが、ヨシュアから紹介された日本企業の仕事でNYから東京へ。
その際、先に日本行きを誘ってくれたレオンを気恥ずかしさから断っていたために、俺の誘いよりヨシュアの誘いを選ぶのか、みたいな痴話喧嘩になってる。
獅子CP恒例の意地っ張り喧嘩です。

4

交渉人は愛される 小説

榎田尤利  奈良千春 

終わるの!?

そんなことどこにも書いてないじゃん。
不安になりつつ「交渉人は休まない」を読んだら、はい書いてありました(号泣)
いまだにBL小説ランキングで1位なのにー!?
だから、たまに新作を出してくださると信じています。切実に願っております。

今回の作品は座木への組織についての熱弁が良かった!!
仕事でつまずいたらこれを読み返そうと思いました。

交渉人シリーズ、本当におもしろかった!!

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