藤森ちひろさんのレビュー一覧

甘い罪の果実 小説

藤森ちひろ  やまねあやの 

非情ともいえる条件

栗原智章は、父智弘が無実の罪で逮捕されました。
父の弁護を頼もうと、かつての恋人・桐堂に弁護の依頼をします。
桐堂は、そんな智章に非情ともいえる条件を容赦なく突き付けました。

「俺の憂さ晴らしに付き合え」

なんのことだか解らない智章。

「簡単さ、俺と寝ることだ」

動揺隠せないでいる智章だったが、もはや、選択肢は残されていません。

父を救うべく、命を駆けた智章。

1

密約は淫らに甘く 小説

藤森ちひろ  佐々木久美子 

セピア色の表紙が素敵

1冊すべて表題作です。忍(受け)の視点でストーリーは進みます。

全体的に甘い雰囲気の作品です。先輩×後輩、両片思いのすれ違い設定、再会モノがお好きな方にお勧めだと思います。

王道な再会モノなので、高嶺(攻め)が再会の最初から忍を好きで、嫉妬なども透けて見えるので、安心して読めます。

ハッピーエンドになるまでは分かり切っている展開なので、いつ二人の誤解が解けるのかを楽しむものだと感…

0

夜より深く 小説

藤森ちひろ  蓮川愛 

そんなつもりじゃなかったのに

蓮川愛先生のイラスト買いのため、この作者様では初読みでした。

1冊丸ごと表題作です。
攻め・受け両方の目線でストーリーは進んでいきます。

水本愁一(受け)の母親は奔放な人間で、父親との離婚後は多くの男達と浮名を流した。愁一は母親の痴態を目撃してしまったことがあり、そんな母親を恥じ、自分を律して過ごしてきた。事故死した母親の後を継いでジュエリーショップを経営することになった愁一の前に、…

3

「愛執の褥 籠の中の花嫁」初回限定特別SSペーパー グッズ

いつまでも冷める事のない蜜月ぶり

この小説、元々は別レーベルで出版されていたものの再販で、文庫版では後日談の短編が3本載っているが、更に初回限定のペーパーも付いていて何とも嬉しい限りだ。

内容は、実佐緒が家庭教師と一緒に美術展に出かけた際、会場に居た画家に絵のモデルになって欲しいと熱望されたという一幕を景山に話したところ、少し不機嫌になってしまって…という流れ。
景山自身は実佐緒の美しさを充分に理解している一方で、誰の目に…

1

愛執の褥 籠の中の花嫁 小説

藤森ちひろ  小路龍流 

ふたなりに抵抗が有るか無いかで評価が二分する気がする

エッチシーンがかなりの割合を占めていて濃厚な上に、受けのふたなり設定を充分に堪能できる一冊。

内容は、両性具有で生まれてきた為に父親から疎まれて育ってきた実佐緒が、借金をかたに財界でやり手の景山の元に引き取られるといった花嫁もの。
影山は実佐緒を無理矢理抱き続けながらも、それほどすれ違いがなくあっさり両想いになり、実佐緒に対しての溺愛ぶりのほうが強く出ている。

景山の無理強いといって…

2

Libre Premium 2012 DIAMOND GOLD グッズ

コミック32作品、小説10作品!

2012年11月に開催されたアニメイトガールズフェスティバルAGF2012でのリブレ限定本。同時に「Libre Premium 2012 PEARL PLATINUM」も発売されています。

豪華なメンバーによる商業作品の番外編42作品です。現在はコミックに収録されている話もありますが、未だ未収録のものもありますし、番外編をずらっと読めるという贅沢な1冊ではあると思います。

小説&コミッ…

1

背徳の淫罪 小説

藤森ちひろ  小山田あみ 

3Pじゃなくてもいいかも

ランキング上位だったので、購入。
この作家さん、初読みです。
『背徳の淫罪』、その後を描いた『背徳の淫愛』が収録されています。
感想は、エロかった…とにかく、エロの一言です。

恋愛感情のある先輩の妹と婚約、そして、罰として肉体関係へ……という内容に既視感。

なんだっけ?と考えて思い出しました。

『やがて恋を知る』です。
こちらも、3Pもの。
義父では、ありませんが。

2

下剋上恋愛レシピ 小説

藤森ちひろ  六芦かえで 

年下ワンコ攻め、可愛いです!

スピンオフ作品との事なのですが
申し訳ございません、わたくし前作を読んでおりません…。
でも、掲載されているSSと
今作でちらっと出ている様子だと
服のセンスはイマイチだけど仕事がデキる精悍な年上×
健気な可愛い年下らしいことがわかったので
その情報だけでとりあえず問題ありませんでした(すみません!!)

前作では当て馬だったという、インテリアデザイナーの早瀬は
ゲイ(タチ専)…

3

無慈悲な夜 小説

藤森ちひろ  石田育絵 

三角関係

攻とガチ兄による、受争奪の三角関係です。
攻は強姦の上に脅してくるし、それを知った兄はキレて監禁凌辱に走っちゃうし。
美人は何かと大変ですねぇ。
気持ちはわかりますけどね。反応も清純で可愛いし。征服欲や支配欲をそそるタイプというか。

でもこれ、もし兄が早々に素直になっていれば、兄の方とくっついたんじゃないかなぁ。
政治家なので体面を捨て切れなかったのが敗因でしょうか。
兄弟モノも好…

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秘匿捜査~蜜約の鎖~ 小説

藤森ちひろ  周防佑未 

言葉攻め、強引な行為、濃いエッチ

どうもこういった無理やり犯しておいてそれを脅迫材料に好き勝手するという攻めには萌えないというか好みではないので、それを拒めない受けの不甲斐なさにイラついてしまいました。
まあ、拒めないのは嫌よ嫌よも…ってヤツで最初っから結構好きだったみたいだから、それじゃあ拒めないワケだよねというものなんですけど。

そにしたって、小田切は職務に忠実なあまりなのか、殺された人に対して思い入れがあったのかわか…

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