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18/26(合計:253件)
鹿住槇 藤たまき
JGbee
藤たまきさんの表紙が可愛いし、価格がお手頃だったので、珍しく小説を読んでみました。 しっかり者の攻が甘ったれの受を愛の鞭でビシバシしごいたら、受が反旗を翻すという素敵な展開。少年二人の絆が深まっていく様子が丁寧に描かれているところが好きでした。 ひ弱に見えてしたたかな受に対して、攻はガサツに見えて繊細。ほんのりギャップ萌があります。受視点に意外なユーモアがあるところも魅力です。受から…
五百香ノエル 藤たまき
snowblack
ネタバレ
藤たまきさんのファンタジックな表紙に惹かれて手に取りました。 故郷の北海道で同性との心中事件を起こし、 東京でモデルエージェンシーを営む叔母に預けられた高校生・暁。 恋人にも世の中にも裏切られたと傷つく暁の元に、相手のりすが状況してきて再会するが… 最初、いとこの五月が主人公かと思ったら、あれあれ? 視点が変わっていくのについていくのに苦労して、 ちょっと読みずらい印象は最後ま…
藤たまき
hoji
どうすることもできない自分の世界、うまくかみ合わない思い、それらを象徴するかのような蓋をされてしまった川・・・・・・。 若い暴走なんだろうけれど、静かだった。そこがジワジワ切なくて、怖い。 藤たまきさんの世界だなぁって思った。
およよ、ここ知ってるよ!…というのが、最初の感想。 地名を知らない人からすると、変わったタイトルだなーと思うのでは? ということで、タイトルは単なる地名です。 (作者の藤さんは、このご近所にお住まいみたいですね。) 単なる地名なんだけれど、その名前や暗渠の上に作られた緑道が この作品を象徴するイメージになっています。 : 裕福な家に育った龍一は、幼稚…
mihi
すっごく面白かった。これは当たり! ポエムが散りばめられていて 重い話なんだけど キラキラしています。 最後まで全部読まないと 話は繋がらないのです。 一歩がなかなか踏み出せない攻めと捻くれ者の受け。 繋がりそうで 繋がらない。 お互いの生活の価値観が二人を引き離し それでもお互いを思っているのです。 最後はハッピーエンドにはなりますが 切ない恋が満載です。 父親と叔父の関係が鍵にな…
けもけもぱぷ
藤さんのファンですが、ここ数作、微妙なのが続いて。 でも、これはあたりでした。 ツボ直撃です。 やっぱり、藤さんっていいなと再認識しました。 いろいろスペックが高い攻めはヘタレでストーカー体質、受けは謎めいた雰囲気で、いかにも訳あり。そんなひとくせも、ふたくせもあるような二人なので、うまくいきそうでいかないし、それでいて深いところで通じ合ってるのが伝わってくるのが切ない。 ラスト…
茶鬼
08年の初出から実に4年かかっての単行本。 『浜矢』の1とⅡの間が5号分空いています。ということは実に約1年のブランクがあったということ。 あとがきでも作者さんが書かれているように、停滞とかつまづいた、とか書かれているので、きっと主人公たちの関係性やあり方に迷いが出たのかな?と察します。 でもちゃんと完結しています。 世田谷が舞台なのですが、あの町並みが、暗渠を歩く主人公たちが印象的でした…
本編後の暁とりすのお話。 暁はモデルの仕事をしながら大学生に、りすは狩野家の家政夫を勤めながら料理学校へ通い、暁と二人で生活している。 本編の中で、二人の会話らしい会話はあまりありませんでした。 二人共、その状況を受け入れるのが精一杯で、ただ感情でつながっているような? やっと、回りの理解を得て二人の生活を得て、実に彼等は幸せそうです。 ちゃんと会話があります。 りすが、まるで奥さんの…
実に奥が深い物語だな。。。それが第一印象。 彼等の、特に受け子となる”品川りす”の境遇はあまりに悲惨すぎて、彼等の行動もだが大人の対応の理不尽さばかりが目について、ひどい、ひどいじゃないか!! きっと、子供を持つ親の人が読んだらまた親としての立場で色々な想いを抱くんだろうなとも思える。 だけど、ここに登場する子供たちも特殊な環境にあるために、また普通ではないような気がする。 子供がゆえに未…
marun
二人のほのかに漂う幸せを感じる 本編後の二人でアパートを借りて暮らすようになってからの日常の一コマ。 二人にとっての天国が二人の暮らす部屋、二人で必ず帰ってくることが出来る 唯一の場所での日常です。 調理師の免許を取ろうかどうかと真剣に悩んでる受け様。 スーパーで、攻め様の好物ばかりがカゴに入っていく幸せ。 買い物一つで、受け様の幸せな状態が感じられるんです。 そして、そんな受け様を…