たけうちりうとさんのレビュー一覧

一目惚れするDNA 小説

たけうちりうと  陸裕千景子 

アホの子!

おばかちんでアホの子受けが好きなせいか、なんだか好きな話です。
でも人には勧められない(苦笑)
天然ボケ、アホの子、そんな子を微笑ましく見てしまう攻めが許せる人だったら、楽しめるかもしれません。わたしは楽しかった。

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霜雪のかなたに 小説

たけうちりうと  梶原にき 

妙な話だった

たけうちさんは、どこをどう楽しんでいいのか、よくわからない話がある。これも、そういう一冊。いつおもしろくなるのかな、と思っているうちに終わってしまう。残念。

0

愛ときどき混戦 小説

たけうちりうと  真生るいす 

めちゃくちゃツボった

いわゆるBL版の映画「同級生」というか、アクシデントで攻めと受けの身体が入れ替わってしまうわけなんですが、それが無理ありまくりなのに、けっこう楽しく読めてしまう不思議。
わたしは好きな話です。
攻めの淡々としたキャラクター、受けの天然ぶりも微笑ましい。

たけうちさんならでは、のちょっと不思議な大人のロマンスという感じ。

1

泥棒猫によろしく 小説

たけうちりうと  史堂櫂 

微妙

なんとなく変な話だった、という印象しか残っていない。たけうちさんは当たり外れがあるというよりも、何をおもしろいと思って読めばいいのか、わからない作品がある。これは、まさにそんな感じ。

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薔薇とボディガード 小説

たけうちりうと  ひびき玲音 

一口では語れない

有能なイギリス人ボディガード・グレイ×ひよっこ日系ボディガード・ジュン、全5冊+外伝2冊。レビューがないことに大ショック…

わたしにとって初めてのたけうち作品で、他のBL作品とは違う独特のテンポや世界観に当時戸惑いました。
でもそこをクリアすると、驚くほどの広い視野からのたけうちさんの哲学に目をみはり、戸惑いながら読んだ1冊目、不思議とやめられない2冊目…と、気が付けば夢中になっている自分…

5

風の祭 小説

たけうちりうと  ビリー高橋  いわもと葉月 

設定や話の展開は好きなんですが、なんだろう、

設定や話の展開は好きなんですが、なんだろう、読みすすめるうちにテンションが下がってきてしまう。
これが今まで読んだ数少ないたけうちりうとさんの作品に共通しちゃってる傾向なんですが、それが私にとっては、すごくもどかしいです。
泥くさくい部分をキレイな理屈でまとめようとしちゃう部分に、軽い隔てのようなものを感じちゃうんですよね。けど、これはものすごく感覚的なものなので、そう感じない人もいるだろうし、そ…

1

海をわたるトンボ 小説

たけうちりうと  ビリー高橋 

恋愛未満の高校生

んー、
たけうちりうとさん、私には合わないのかも知れないです…。
いいお話だなと思ったんですが、心の琴線に引っかかってくれなかった。
でも、合う人にとったらきゅーんときまくりの小説だと思う。
エキセントリック気味な高校生の、掴みどころのない恋愛未満のモヤモヤした感情を、独特のニュアンスのある文体で描きあげていました。
弾けるような痛いような青春時代のエピソードが積み上げられています。
でも、薄皮…

1

泥棒猫によろしく 小説

たけうちりうと  史堂櫂 

んー…肩透かし…

前半50ページ目あたりまではワクテカしながら読んでたんですが、後半になるにつれてテンションが下がってしまいました。
期待した展開にはならなかったこと、期待した展開を裏切られる心地よさもなかったこと、この二つが理由です。

受けの主人公は、想像力豊かで愛情深い家族に育てられたフツーの高校生です。
攻めは10歳近く年上で、潔癖症で変人の俺様。
受けが攻めの家でハウスクリーニングのバイトをすることがキッ…

0

パーフェクト・ラブ 小説

たけうちりうと  小路龍流 

絶倫男VS捨て猫

昼間は喫茶店で夜はバー「リボルバー」のオーナー・ヒロはオープン・ゲイの絶倫男。
浮気癖が原因で別れた元カレの紹介で、新しいDJを雇う。
小柄で長い髪の美形、ぱっと見は少女のように見えるが22歳の男だと言う瑞希。
会っていきなり服を脱ぎ出し、「抱いてみる気はない?」と言い出し、にわかに喜ぶヒロだったが…、瑞希は空腹の為にやけになって金を稼ごうとしただけだったのでした。

雇って同居させたは…

3

胸に手をあててみろ! 小説

たけうちりうと  山田ユギ 

りうとさんはあったかい

独特の文章が魅力のたけうちさんですが、一番好きなのはやっぱり「情」みたいなものを
大切に書いてくれるところですかね。

多くの作品で、受けちゃんはけっこう苦労します。
悪い奴も嫌な奴も出てくるけど、ホンモノの悪人はあんまり出てこなくって、なんというか、薄っぺらい物語を進めるためだけの「役」の人がいない。
そんな人間を描く構築力や表現力がいつもすごいなぁ、と思わせてくれる作家さんです。

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