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渡海奈穂 穂波ゆきね
M+M
ネタバレ
1冊丸ごと表題作です。 芦原(受け)は小説家。大学生にしてデビューを果たし、卒業後はプロとして活動していますが、隣人で幼馴染の高槻(攻め)は小説なんて書くなとずっと言い続けています。会えば衝突してばかりの関係に疲れる日々の中、デビュー作品がドラマ化されることになり、主演俳優の四方堂が芦原のファンだと近づいてきて…という内容です。 芦原と高槻の膠着状態に、四方堂が入ってきて、臆病な芦原の…
渡海奈穂 有馬かつみ
1冊丸ごと表題作です。 有佐家には、真子、克、裕真という姉兄弟がいて、末っ子の裕真(受け)が主人公です。克が行方不明になってしまい、会社をを辞めて実家の和菓子屋の仕事を手伝います。顧客の開拓中に、茶道教室を営む唐木(攻め)と出会いますが…という内容です。 主人公の裕真が良いです。 結局、唐木にも偉介にも、克の行方は知らないと嘘をつかれていたのに、その辺は余り尾を引きません。唐木には嫉…
渡海奈穂 北上れん
1冊丸ごと表題作です。 朝日奈(受け)の目線でストーリーは進んでいきます。 朝日奈が通う「バーMISAKI」のバーテンダーのリサを、家族や友人に黙って地元から出て行ったことに腹を立てた湯上(攻め)が、連れ戻そうとやってくることから始まります。 最初はリサ(本名・杉吾)や朝日奈の性癖や考えが分からない湯上に、朝日奈は怒ったり傷ついたりしますが、価値観の違いを理解しあったり、悪い方に自己…
渡海奈穂 橋本あおい
表題作と続編、中編2作品が収録されています。どちらも加辺(受け)の目線で進んでいきます。 「厄介と可愛げ」で二人は譲をかわして恋人同士になり、「恋と追跡」では譲と脇田(瀬ヶ崎の元彼氏)の攻撃をかわして将来的には結婚することになります。 序盤部分で、「友人」の名前が出てこないのに、あれ?と思っていたのですが、その理由が途中で分かり、思わずうなりました。加辺と瀬ヶ崎、それぞれが譲に留守電メ…
渡海奈穂 佐々木久美子
1冊丸ごと表題作です。 友人から恋人への物語としては、比較的王道です。 尾崎(攻め)はカズイ(受け)を6年間思い続けています。だけど、友人としてでも傍にいたいから女の子と付き合ったり努力します。けれど、あるとき想いがあふれてキスをしてしまい、バレてしまいます…。 しかし、好かれるカズイのキャラが一癖あります。尾崎を拳で殴って友人にもどれと命令するような暴君です。一度寝れば尾崎もスッキリす…
渡海奈穂 六路黒
さぼ
『おうちのひみつ』、その1年前の『おさかなを食べる日』、本編から6年後の『蜜月』が収録されています。 執着&ヤンデレ具合がスゴイらしいと聞いて、購入。 ガチ兄弟ものでした。 お話も面白いし、文章も読みやすい。 そして、登場人物もキャラが立ってる。 申し分ない作品なのですが、なんだか私にはダメでした。 すごく読みにくかった。 文章の構成の問題なんだと思います。 つまり、視点が…
渡海奈穂 三池ろむこ
マキヲ
最近、BL小説を手当たり次第に読んで、①受視点のみの作品:5割、②攻視点のみの作品:2割、③章・節・段落単位で両方の視点が切り替わる作品:3割、という感じかなーとわかってきました(自分調べ)。で、このタイプ③で面白い作品はとても少ない(これも自分調べ)。上手い作家さんでないと、どっちにも感情移入できなかったり、感情面で早々にネタばれしてそれが絶妙な焦れったさを通り越して単にイライラしながら読む羽目…
渡海奈穂 木下けい子
muccu
同じ高校の同級生でありながら両親の再婚で突然兄弟になってしまった稜と伊沙。 普通に生活していたら仲良くなれない生真面目な優等生と怠惰な遅刻常習者という正反対の二人ですが、それぞれ片親で育った経験からお互いに理解しあえる一面ももっています。 ただ、なんでも我慢してしまう稜と誰とでも気さくでオープン伊沙という全く違う感情表現のふたりゆえに、なかなか素直になれません。 そんな二人が徐々に相手を…
渡海奈穂 松本ミーコハウス
CDを聴いて、気になったので原作を読みました。原作とCDを比較してどうこう思う派ではないのですが、これはCDのほうが面白いと感じました。とは言え、二人の心情がより深く分かる描写もあり、読んで良かったです。 元高校球児二人の物語ですが、野球じゃなくて別のスポーツでも…もっと言うとスポーツじゃなくて主人公の過去のトラウマになりうる対象なら何にでもコンバートできそうな展開が主軸なので、ド真ん中の体…
よんよん
幼なじみのちょっとニアホモっぽい恋 以下 ネタバレしています。 お気をつけください。 ……………………………………………………………… 幼馴染のすれ違いの恋。 小説家の芦原に急接近してくる四方堂という役者。 二人の親密さに、カレ(高槻)は嫉妬し、それをきっかけに カレは自分の気持ちに気がつきます。 幼なじみだからと遠慮していた芦原に対して、いつものように「…