渡海奈穂さんのレビュー一覧

追いかけようか? 小説

渡海奈穂  元ハルヒラ 

とーっても可愛い

カフェの若手店員さんと、常連のお客さんという一見なんの変哲もない組み合わせ、ですが、知り合いになる冒頭部分から、深みにはまっていくまでの展開がとても丁寧です。
作風はかわいらしくて暖かい、ほっこりする感じでした。

ツンデレというわけではないけど、頑固で無愛想な立花が、その無愛想の下に隠した一途な恋心が可愛いと思います。
クマのぬいぐるみに色んな出来事を報告したりとちょっと乙女なところもあ…

0

運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

ラブラブで何より

同じ人に繰り返し一目惚れする話です。
どう考えてもその人しか好きになれないんじゃない?
と思うのに、本人は自分の事を単に惚れっぽいって思っているところもいいです。

最初は本人にも読者にもただの惚れっぽい人なのかな~と思わせといて、徐々にネタばらしされていく構成も良かったです。
すっかり忘れていた初恋のエピまで最後にダメ押しされたときはもう笑うしかなかったな~。

とにかく攻めが受け…

4

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30作品の番外編を収録

小説11編、コミック19編が収録されていますが、ページ数としては半々といった感じです。本編を読んでいなくても、二人の雰囲気がそれなりに楽しめます。

コミックは1作品だけ1ページですが、あとは2ページか4ページで4コマ作品もありました。

小説のあらすじを少しだけ紹介します。以下、敬称略です。

凪良ゆう「蟹の宿」
「お菓子の家~un petit nid~」番外編。阿木の目線で進む、…

2

初恋の、それから 小説

渡海奈穂  小椋ムク 

十代の頃の二年間

ホリーノベルズさんの本をまた読もうと、積み本から選びました。
小椋ムク先生のイラストにつられて購入したくらい、素敵なカバーイラスト♪
三人の人物の関係性が、遠近感を上手く使って描かれています。
渡海奈穂先生の本は多分、これで3~4冊目ですが。
レビューは…初レビューかな?

お話は、主人公の二人で何度も視点が入れかわって進む、ちょっと変わった書かれ方でした。
多分、主な登場人物が三人…

2

初恋の、それから 小説

渡海奈穂  小椋ムク 

体も心も成長した有馬

幼い頃から泣き虫で、本当は寂しいけど一人でいようとする有馬。
おなじく周りから浮いてしまい一人でいることを選ぶ爾志先輩。
そんな二人を構う吉原先輩。
そんな三人のちょっぴり切ない三角関係からはじまった有馬と爾志の恋。

爾志のためにどんどん成長し(体も心も)強くなる有馬。
あの有馬が爾志を守っちゃう日がくるなんてね~(笑)
でもいいバランスの二人なのではと思いました。

そして全…

3

俺のこと好きなくせに 小説

渡海奈穂  金ひかる 

さらりと読めるおはなし

兄弟のように仲良く育った二人が、すれ違いもあったけど、お互いへの思いを再認識するという王道ストーリですね。
冒頭はどんな展開なんだろうとちょっと期待していたのですが、特に驚く展開もなくさらっと終わってしまいました。

攻めも受けも、基本、純粋で真面目な青年なのですが、受けが少々鈍いところがあります。
悪気はないのはよくわかるんだけど、その言動だと攻めがかわいそうって感じる場面がちょいちょい…

1

Chara Collection 2012 グッズ

番外編が愛おしい

商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。
いくつかご紹介しますと…

円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」
振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。

草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」
コミック「明け方に止む雨」…

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俺のこと好きなくせに 小説

渡海奈穂  金ひかる 

萌えない展開からキュンへの力技

実家である地方都市の土産物屋で働く集(受け)。高齢の祖父との二人暮らしで、観光客もどんどん減って、先行きの不透明さと田舎の閉塞感に息がつまる思いでいる。そんなある日、兄弟同然のように育ったお隣の幼なじみ・佑弥(攻め)が転勤で帰ってきた。大学卒業と同時に家を離れ、東京で就職した佑弥は2年間まったく集に連絡も取らず、今回戻ってくることさえ集は知らされていなかった。しかも帰ってきた佑弥は、チャラい格好で…

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俺のこと好きなくせに ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

2人の出発点

本品は『俺のこと好きなくせに』の
フェア書店限定配布の特典ペーパーになります。

本編は受様視点ですが
本作は攻様視点での本編後日談となります。

さすがの佑弥でも
集とであった時の事は覚えていませんが
一番古い記憶は今でも鮮明です。

母親に抱かれた赤ん坊の
手編みの靴下が片方だけ脱げていて

部屋の隅に落ちていた靴下を
佑弥が履かせてあげてあやそうとすると
嬉…

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俺のこと好きなくせに 小説

渡海奈穂  金ひかる 

きなこパンはそこまでメインじゃなかった‥!

最初は集にイライラしっぱなしの展開でした。

受けさんの集。
両親(主に父親)の招いた事故で遠慮しがちな性格に育ち、唯一我儘言えて甘えることも出来てた幼馴染の佑弥に対しても、佑弥の為だと佑弥の気持ちをズタズタに否定して傷つけて結果距離を置く形になるのですが。
そこまでは設定としてもアリなんです。その後、佑弥を試すようなことをしてひたすら受け身で居る集にイライラしてました。
店のことも、考…

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