渡海奈穂さんのレビュー一覧

未熟な誘惑 小説

渡海奈穂  二宮悦巳 

途中まで受にイライラ

作品のあらすじは、上記を読んで頂ければわかると思うのですが、ネガティブ君が主役で受です。そして、俺様な感じの攻です。

読み始めて、ただ根暗なだけかと思った小川ですが、それまで色々と無理やりなイタズラや、家族からの虐げがあって現在に至っていたようで、一番酷いのは母の再婚相手の息子である兄!もう、性格も口調も態度も、やることなすこと腹が立つ!でも、それを諦めて我慢する小川が一番腹立つんです!

0

純潔ドロップ コミック

渡海奈穂  如月マナミ 

君は甘い甘いキャンディ。いつだって僕のハートをときめかす♡

久々に再読してみれば、なんて可愛いのだろうかと。
最初読んだ時はいつ下克上するのかと、ハラハラしたんですよね。確か。この手のものはそれがお約束だと思ってましたし。イケメンぶって、後輩の三郷をリードしているつもりになってる春日部先輩の虚勢がいつ見破られて、無様な姿を晒すのだろうか?と。そんな可哀想な事になったら目も当てられない、と思って心配してました。そういうストーリーも多いし、そうなってもまぁ、…

3

絡まる恋の空回り 小説

渡海奈穂  斑目ヒロ 

続編あったらなぁ

良かった!
設定とか話の流れやテンポが、とても良かったです。

28才予備校講師なのに童顔な為、予備校生に間違われやすいノンケの柏瀬惇と、同じマンションの上の階に暮らす27才ゲイの柴崎恵史のお話。
仕事優先で彼氏との修羅場でベランダからパンツ一丁で降ってきた柴崎は、柏瀬に助けられ、お互い一緒に食事をしたり、出かけたりする仲になっていく。

2人がお互いを好きになる過程がとても自然で、読…

4

運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

こりゃ運命ですよ!!

いやー良かった!良かった!!
あらすじを読んだ時はどんな話かなとあまり期待してなくて、読みはじめても途中まで片思いで終わる話なのかな?BLでもこういう形のお話もあるのかなと思っていたら!

運命かもしれない恋は古平視点で、永遠かもしれない人は名久井視点ですね。

運命かもしれない恋は、二人の馴れ初めから。
もう運命だよ!絶対。

古平は三度も名久井に一目惚れして三度目はもう手を出し…

7

純潔ドロップ コミック

渡海奈穂  如月マナミ 

なんかしっくりこない

これは本当に原作が渡海さんなのでしょうか?

童貞×童貞
春日部は見栄をはって生意気な三郷に手を出して…。
あんなに対立してたのに三郷の反応はなんで?ドMだから?
三郷がどんどん可愛くなって、春日部も男は無理なのに三郷ならって。
三郷に対して何でも言うこと聞けとか何か嫌でした。なんというか子供?天才と変人は紙一重?
どちらにも全然共感できませんでした。
経験ないのにいきなりできちゃ…

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ねえ先輩、教えてよ コミック

渡海奈穂  小嶋ララ子 

可愛らしいお話

可愛らしいお話でした。青春ですね!
家庭や部活や寮や学校の問題などなど。

親の再婚で一歳違いの妹ができた平野は家に居場所を見つけられず寮のある高校へ入学。
新寮生には指導係がつくのですが平野の指導係森丘は俺はお前の面倒はみないって。

実はこの組み合わせは二人の為に森丘の友達が仕組んだものでした。
面倒見が良すぎる森丘と家庭に居場所がない平野をくっつけてお互いいい方に行けばと。

1

僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

異色な感じ

謎の寄生生物に人が乗っ取られる事件を軸にお話が進んで行く。なかなか異色の作品では。
受攻どちらも重い傷を抱えていたけど、痛々しくはならず読み進められました。
たまにはこんな不思議な話も面白いですね。

1

小説ディアプラス創刊50号記念「書き下ろしプチ文庫」 グッズ

後日談の甘さ堪能

本編の番外編15作品の小冊子です。

本編が未読だと「ふーん仲良しだね」だったんですが、本編を読んでから読むと、後日談の二人の甘さにジタバタしそうになりました。

私が一番印象に残ったのは、「溺れる人魚」の番外編「ひとりじめ人魚」です。反省したとはいえ、遊び人の桂(攻)に本編読了後もなんとなく不安を抱いていたのですが、眞生(受)にメロメロだという心中が分かり、ホッとしました。これ、これが欲…

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僕の中の声を殺して 小説

渡海奈穂  笠井あゆみ 

人間不信の男と感情を無くした男




動物(人含む)に寄生する未知の生命体・ハイノリにより、死亡する人が何人も出ている都市・綾木市。罹患者の調査でこの生命体は感情をもっているようだということになり、市職員の幟屋(攻め)は動物の感情を読み取ることができるという宮澤(受け)に協力を求めることになります。

宮澤は小さいころから人間以外の動物の感情が無条件に流れてくる体質で、その流れ込んでくる感情を対処しきれず、外の世界には…

3

追いかけようか? 小説

渡海奈穂  元ハルヒラ 

尚太、不憫な子。でも健気でいとおしい

カフェの常連客のサラリーマン西条と店員の立花尚太のお話。

尚太はもうすぐ店での研修が終わり本社勤務になるので、最後に西条に告白します。予定より早まったけど人生で初の告白。

西条は今まで通り店に通ってくれて声をかけたり食事に誘ってくれたりします。

どうして?西条の考えがまるでわからない尚太。

人間関係が苦手で空気が読めなく人の普通がわからない尚太が西条の言動に一喜一憂したり残…

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