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11/20(合計:191件)
定広美香
yoshiaki
ネタバレ
◆あらすじ◆ 同じ孤児院に育った都(みやこ)とトマ。 親を知らない都は、育ちが良く美しいトマに強い憧れを抱き、彼を穢したい衝動から、ひたすらトマをイジメます。が、どんな酷い目に遭ってもトマは都の側を離れようとせず… やがて成長した二人は暴力団に入りますが、トマがボスの愛犬を殺して逃走した落とし前に、都はトマの両腕を差し出すようにと言い渡され、自らトマの腕を切ります。 そして組の幹部とい…
表題作は正直全くピンと来なかったのですが、同時収録の「ペパミントキャンディ」は私をBLにハメてくれた思い出の作品。 評価は迷いに迷って、結局「好きな作品(への思い入れ)基準」で決めました。 表題作のほうは、戦中期が舞台で、褌という時代物ならではの素敵アイテムが登場。絵も構成も安定感があって、安心して読めます。 ただ、個人的には後半の展開が昼ドラすぎるかなと。好きな作家さんだけにハードルを上げ…
1995年発行。すでに絶版ですが、このほど某絶版コミックス無料配信サイトで配信が開始されたため、レビューを投稿します。 タイトルにも入れた通り、何しろ古い上にバッドエンド!(投稿欄に「タイトルでネタバレ注意!」とあったので伏字にしてみました(笑)が、バレバレですよね)。 はげしく読み手を選ぶ作品です。評価は古い分だけ割り引いています。 ◆「マンチェスターの夏」 高校時代、ひと夏の関係を…
上巻でお互いの愛情を確かめ合ったソードとセン。最高のパートナーも得て、まさに「アンダーグランドホテル」の生活を満喫する二人ですが… グランドホテルといっても、所詮地底の檻の中。ここで満足するような連中でもありません。 勿論それでこそハードボイルド!なわけですが。 ということで、下巻では、2人はさらなる自由と幸福を求めてあがき、苦しみます。 実はセンは出所するための切り札を隠し持っていま…
最近どうも萌える作品がない、たまにはディープな作品を、という時にお勧めしたい一作。 故栗本薫氏の推薦文付きでもあり、いろんな評価サイトでも高評価されている通り、作品の魅力や完成度の高さは太鼓判ものですが、何よりも、登場人物たちが輝いてる!ってところが個人的に高評価のポイントです。 舞台は、自由もプライバシーもない地下刑務所(アンダーグラウンドホテル=UGH)。弱い者は容赦なく強い者の餌食に…
定広美香 栗本薫
りんご茶
原作は未読なのですが、原作の続きのような作品な気がします。でも未読でも十分楽しめます。 原作がたぶんとてつもなくセクシーで読者を悦楽させる作品なのだろうというのが伝わってきました。 ページからドラマーの彼の叩く音の振動が脳に伝わって快楽に変わるような激しく愛おしい作品です。 原作未読なのですが、原作読もうかなと調べてみたら、原作者さんがこの漫画の感性を前に亡くなってるという事…
前シリーズで幸せになっていたと思っていた彼がまた可哀想なことに。。。 今までのアンダーグラウンドホテルシリーズ好きにはちょっと物足りない。そりゃアノ二人がいないからなんですけどね。 相変わらず定広先生は心の描写が上手く、エロも素敵でしたが。 今回はそれが故に、心を痛めながら萌えてました。 そして最後にあの思わせぶりな一文が!!
かえっちょ
上巻のレビューにて、思ったことの欠片も言えてないことに気付き愕然としました。 この作品は沢山のことが詰まっていてとても私の文章力では太刀打ちできないと、痛感しているところです。 昔読んだときに凄さは感じつつも、好きと言い切れなかったのは、ドックのあまりに激しい愛し方や、タブの弱さに共感しずらかったからかもしれません。 何度も読んだ今なら、解る気がするのです。 説明的な描写はさほど多…
もう記憶の彼方なのですが、私がこの作品を知ったのは13~15年前だったと思います。 それでも一番最初の同人誌が出たのが1986年ですから、もう20年以上前からの作品なんですよね。 その頃定広さんの作品に傾倒しそれなりに作品を集めて読んでいたのですが、 当時一番好きだったのは『COUNT5』でした。 でも一番覚えているのは『空気の存在』なのです。 好きかどうか以上に、時を経ても心に残り…
甘い。この甘さは堪らないです。 二人が再スタートまで切るまでの蜜月は、何かしらを犠牲にし、嘘と執着にまみれた危うい関係。 それでも幸せで、伊織が朋也のずるさをまるごと赦していて、離したくなくて、 朋也も現実の苦しみから少しでも逃れたい為に伊織に縋って、 そんな彼らの気持ちが苦しいほど。 前作があまりにストーリー展開が性急だった感があるのですが、こちらはかなり丁寧に描かれていると思います。…