椎名咲月さんのレビュー一覧

極悪なカンケイ 小説

小川いら  椎名咲月 

父子フェチなので個人的にはヒット

シュチュエーションやキャラ造形は狂おしく好きなんですが、話そのものは脚本の作り込みが甘い気がします
作中の結局どういうことなの?という疑問に明確な答えはなくモヤモヤと消化不良
父親の真実、攻めの過去、二人との関係、事件と裁判の行方、その全てに深く踏み込まずに済ませているので、話の輪郭だけを舐めているような、そんな上滑りする感覚が残りました。BLなので事件関係を掘り下げろとは言いませんが、それな…

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薔薇色ロマネスク ~侯爵閣下と偽りの恋人~ 小説

秋山みち花  椎名咲月 

受けが嬲られるのを見て楽しむための本

タイトル通りです。

受けが性的な意味で虐められるのを楽しむのが、この本の正しい楽しみ方な気がします(どれも未遂ですが…)。

レーベルがBプリだということ、タイトルと表紙から、シンデレラストーリー的なうっとりするような甘いラブストーリーを期待すると、恐らく「あれ?」と肩すかしを食らうでしょう。
でも、性的な意味で可哀想な目に遭う受けが好きならば、面白いと思います。

私としてはそれ…

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至高の華 小説

火崎勇  椎名咲月 

契約と約束

中編2作品が収録されています。どちらも土佐(攻め)が主人公です。

秘密を抱いたまま、土佐の視点でストーリーは進みます。
氷見(受け)にも読者にもどんな秘密なのかを上手に隠していたのが良かったです。
「至高の華」では読者には提示しますが、氷見には隠したままで終えます。
「孤高の盾」ではそんな土佐を、事情を知った氷見がなじり、支えようとする話です。

良いストーリーだと思ったのですが、…

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奪われたくちづけ 小説

志水菫  椎名咲月 

雰囲気は王道です

タイトルも表紙もBLの海外ものでは王道、という感じなのですが、中身も外人セレブと日本人というテーマでは可もなく不可もなく・・・というような印象でした。
スタンダードな外国人×日本人が好きな方には楽しめると思います。が、逆にそういうのが好きでたくさん読んだという方には真新しいものではないとも思います。
どこかで読んだことがあるような、というのが正直な感想でした。出だしは面白かったんですが、後半が…

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宵山恋歌 小説

小川いら  椎名咲月 

京都ものの良さがあまり感じられませんでした。

小川さん、初読みです。
あ、読んですぐにこの方は関西の人じゃないなと分かりました。あとがきまでたどり着いて、やっぱり思った通り(笑)自分と同じ京都好きな横浜市民でした。こういうのってドラマやアニメはすぐ発音で分かりますが、小説でも分かるものなんですね。

内容も、うーん。
十年前に出版されたものなので現在はどうかわからないですが、かなり拙いというか。ちょっと古っぽい少女漫画な挿絵も相俟って…

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美・MENSパーティ この美メン、ヘタレにつき 小説

  牧山とも  椎名咲月 

パーティなくても大丈夫だったのでは…

牧山さんの作品は以前途中で挫折経験があり、それ以来手にとらずにいました。
今回は忘れていて購入。
攻め受けの視点が章で変わります。

**********************
受けの慶士は現在失業中で妹に世話になっており、26歳D貞の無駄に超絶美貌の持ち主。
筋金入りの方向音痴であり、それが今回の出会いのきっかけ。

攻めは男らしいモデル並みの容姿を持つ、出版社務め高木。
慶…

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冥花愛娼 ―紅猫の花嫁― 小説

矢城米花  椎名咲月 

あっさり~

矢城米花さんに抱いていたイメージとは異なる雰囲気の作品でした。
冒頭の複数名による場面は未遂に終わっているし、ご老体との場合も入れられる前に場面が切り替わっているので…そこまでアレな描写じゃない。
構えていた分、拍子抜けしました。

琉牙も小冥も辛い身の上なのに、何故か暗くないです。
あとがきでも述べられていますが、やっぱり陽気で強気な琉牙の性格のおかげかな?
…「ついで」や「とりあえ…

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美・MENSパーティ この美メン、ヘタレにつき 小説

  牧山とも  椎名咲月 

こんなに笑うと思いませんでした

慶士のヘタレっぷりが半端なさすぎて笑える!
26年間よく無事に生きて来ましたねー。
ってか妹に保護される前…よく1人で大丈夫だったね(笑)
頭のてっぺんに花が1輪ぽやーんと突き刺さって揺れていそうなキャラです。

車の運転中、対向車にビビって両手をハンドルから離しちゃうようなヘタレです←免許認定するなよ(汗)
でも料理の腕は素敵らしいので食べてみたいですね♪
花のアレンジもかなり素敵…

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絶対零度の挑発 小説

ゆりの菜櫻  椎名咲月 

リバ有り。役割分担で大揉め

加賀谷の職業設定が私的にドツボ(でも後書き見たら創造じゃないみたいで…( Д|||))
ミハイルにしたら自国を陥れようとする悪役なんですけどねー。。。

まぁー途中から加賀谷はCIAのジャッカルからミハイルが狙われないように奔走するんですが…。

リバ有りの攻め×攻めー頭脳戦ですね(リバは初分野だわー)
2人とも一筋縄ではいきません(笑)
油断したら反撃食らいます(b^ー゜)♪

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となりのベッドで眠らせて 小説

鹿住槇  椎名咲月 

誰にも魅力を感じない三角関係。

読んでてひたすらイライラしました。もう読むのがツラいレベル。

三角関係はもともと好みではないんですが、これは三角だからという次元ではありません。いやもう、いろんなタイプのダメキャラクターを並べるのがコンセプトだったんですか!?と嫌味のひとつも言いたくなりました。

方向の違う無神経で強引・傲慢なアホ攻(候補)2人に振り回される後ろ向き優柔不断受。
イヤもうメイン3人の誰にも肩入れ…

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