椎崎夕さんのレビュー一覧

だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

攻めが素敵だった

この作品の中には良い大人たちと悪い大人たちが登場します。

悪い大人は受けの晴弥の父親でありその内縁の妻で、良い大人とは攻めの浅見と浅見の父親で晴弥の才能の後援者です。

冒頭から心が痛くて晴弥の心情を考えて涙が出ました。大好きな義兄に恋人が出来て、その恋人は無神経な女性で、でも義兄は彼女を庇うのです。
唯一の味方だと思っていた義兄に捨てられたと思った晴弥は同居してたマンションを出て、ア…

7

だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

好きなんだよな

先生買い。安心安定のぐるぐるロングコースですが、なんか好きなんです、椎崎先生のぐるぐる。個人的には癖になる味わいなので萌2なんですが、万人受けするかと言われると?なので、萌です。ひかりTVブックさんで、「挿絵あり、結構分量ある電子限定おまけ付き」でした。

義理の兄である正治と半年前から同居している晴弥(せいや)。正治が大好きで、家事をなんでも頑張っていましたが、兄の彼女は性格が合わず、彼女と…

7

『コイビト』 小説

椎崎夕  三池ろむこ 

当て馬の扱い…

当時は数少ない年下攻めを書く作家さんだったので買っていましたが、この作品を読んで以来買うのをやめました。


以下は主役カップルとは別部分のネタバレです。

受けの義姉のいずみと当て馬攻めの高階は2人とも記憶のないまま裸でホテルで寝ていたことがきっかけで結婚し、その時の子供もいます。

でも実はいずみは酔っていた時に高階のライバルである能代にレイプされていて、子供もその時に出来ていた…

1

好きでなきゃいけない 小説

椎崎夕  榊空也 

抗わない主人公

やるせない・・自分を護る意識が低い主人公が歯がゆい。

学生時代に万引きのぬれぎぬを二度も被った主人公。
濡れ衣について、反論を強くしないので、冤罪を認めてもらえなかった。仕掛けたらしい犯人は同級生、表向き西野という奴。
だらだらとその後も「こいつは万引き犯」と嫌がらせに粘着する
・・・この西野へ依頼していた「主」はサイコパスの傾向を持つ嫌な奴。主人公が自分から離れないように縛りたかった…

0

だってそんなの知らない 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

過保護攻め

麻々原先生のイラストには無条件に吸い寄せられてしまうため、久しぶりに椎崎作品を手に取りました。


血の繋がらない義兄の正治と同居する大学生の晴弥は、子供の頃から絵を描くのが好きで、夢中になると我を忘れるほど。自分が描く絵を褒めてくれて、中高で寮生活に入るまで面倒を見てくれていた正治に思いを寄せていた。

義兄には浅見という幼馴染みの親友がいて、正治と兄弟になってからというもの、からかわ…

9

近すぎて、遠い 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

近すぎるから難しい

萌えセンサーは反応してて概ね楽しめたんですが
個人的嗜好で受けが好ましく思えず☆1つ下げました。すみません。

というのも、若さ故もあると思いますがだだをこねた意固地に見えてしまって…;表紙イメージの不憫健気受けは大好きなので切なさを期待して読み始めたら…あれ?受けさん意外と強いね…?と。ギャンギャン言い返してて自分の意見を絶対曲げたくない気の強さを感じました。

もちろんワケがあるんで…

0

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

本気になっていく攻め様がいい。

 しっとりとしていて、切ないんだけど、小気味よくもあって、好きだわーなお話でした。

 受け様は、もうずーっと親友斉藤の事が好きで、でもゲイ嫌いな斉藤に気持ちを悟らせずにきた通孝。
家族の為に絵を諦めようとしていた斉藤のために、仕事をかけもちしてアトリエ用の部屋を借りて、経済的にも精神的にも斉藤を支え続けてきていて。

 そんなある日、斉藤にスポンサーがつくことになり、その人が今回の攻め…

7

好きでなきゃいけない 小説

椎崎夕  榊空也 

DV被害者とヤンデレ、時々イケメン

サイコパスと騒がれている当て馬はただのヤンデレですが、その当て馬に粘着されてる受けが妙にDV被害者っぽくてしんどかったです。
幼い頃に両親を亡くして、友人の家で育てられて、いじめに遭って……とこんな幼少期送ってたら自尊心が傷付きまくってさぞ正常な判断力を低下させたんだろうなぁって思いました。当て馬がBLでよく見るヤンデレで、そのわりにはやることがいちいちねちっこいモラハラ野郎で……。
受けみた…

0

愛人関係 初恋 小説

椎崎夕  水名瀬雅良 

セカンドラブを期待した

シリーズを読み始めた時から、事故の責任は智之だけにあるのか、子供に責任を押し付ける大人達はどうなのか、ずっと悶々とイライラした。
特に高島は子供のうちはともかく、大人になってもまだ智之のせいだと考えるなんて、生野も言っていたけど、智之の罪悪感につけこんだ腹いせで、智之の覚悟を利用した身勝手な八つ当たり。
高島は登場シーンから胡散臭く身勝手で不安定で、最後まで好きになれなかった。
BLはハッピ…

1

おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

失恋から始まる

個人的にはとても萌えました…!

あらすじにもあるように
少し幼い義弟受けが、義兄の親愛を両想いだと勘違いし
告白してフラれる場面から始まるのですね。

なので終盤までの間、失恋した相手を前に
ジクジクした想いを抱えて展開していきます。
私は失恋して傷つくのにめっちゃ萌える質なので
なんかもぅずっとずーっと萌えてました(;//;)

そして表紙の透明感が美しい+゚。*(*´∀…

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