椎崎夕さんのレビュー一覧

好きにならなくてもいい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

結構しつこい攻め

う〜ん…どう言えばいいのか。
出だし。大人の魅力たっぷりの攻めに、反発しつつも気になって仕方ない受けの気持ちに感情移入して、強引かつ官能的に未経験の受けの躰を拓いていく描写に「神寄りの萌x2」評価と感じていました。
その後の、受けが甘やかされてどんどん素直になっていく様なども好ましいものでした。
が、起承転結の「転」とも言える攻めの隠していた秘密が浮かび上がり、そこからの二人に亀裂が入り………

6

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

ページ数の割に…

あらすじ:
学生時代から片想いしていた先輩の結婚報告パーティに出席した映(受け)は、ヒロト(攻め)と名乗る見知らぬ男に誘われ、一夜を共にする。
ヒロトになかば脅される形で、3ヶ月という期間限定で彼の恋人に。
優しく面倒見の良いヒロトに惹かれていくが、彼の本名も素性も謎のままで…

約380ページと、かなり長めの話。
ヒロトの正体が物語終盤まで分からないというミステリアスな展開ですが、ワ…

12

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

安定した萌え物語

謎めいた攻が登場することから始まる物語。ある程度先は読めてしまうのだけど、やはり椎崎先生はいい。主人公の受の劣等感が強くグダグダしがちな性格とか、攻の世話好きなところとか安定して楽しめる。
今回は当て馬というような登場人物もおらず2人の関係が丁寧に書かれていて良かった。割りとBLのお約束に近い作品だと思うけれど、こういう作品が丁寧に書かれているのは素敵だと思う。2人が末永く幸せに暮らしていく様子…

5

近すぎて、遠い 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

受けがタイプでした。

近すぎて、遠い。確かに。そうですね。笑
くっつく前からこんなにずっと2人でのシーンが多いのはやはり近すぎるおかげなのでしょうね。
和は、理史くんのことが好きで、それを知られないようにすることで必死でした。そのことを利用されて、義兄にいやらしいこともされたり... 馬鹿すぎる...
理史くんは、和に過保護で読んでいてとても楽しかったです。笑 何せ私はそうゆう組み合わせが好きなので。笑 和のこ…

3

彼と、彼 小説

椎崎夕  北畠あけ乃 

ツンデレなのかい?

読んだ作品がたまたま似たような設定だっただけなのだと思う。そのおかげで、作家さんのツボ設定と自分のそれが重なるのがわかりました。

『非保護者』のスピンオフですが、わたしはこちらの方が好みだったかな。大人の男と生真面目で芯の強い、純な年下のすれ違いラブストーリー。『好きにならなくてもいい』にハマってしまい、大人の男が秘めやかに恋に溺れる(しかもツンデレ)王道がブームになってしまった…。

3

近すぎて、遠い 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

痛々しい。

先に続編の方を読んだのですが、その過去編?とはいってもそれほど経ってはいませんが…。 こっちはこっちで腹の立つキャラ(義兄)がメインです。 又従兄弟が好きだけどその気持ちを言えず、逆にそれを知られて脅されたり、それに加えて姉へのDVとドロドロとまではいかないまでもシリアス展開? 束の間の幸せもその義兄によって崩れてくんだけど、ある意味コイツのおかげで両想いにもなれたのか? でもこの前作を読むと続編…

1

近すぎて、届かない 小説

椎崎夕  花小蒔朔衣 

頑張り屋さん

続きものでしたが、この本だけでも大丈夫。 身体の不自由な人のリアルな感じ(思い)が書かれてるなぁと。 脚が不自由で周り(特に恋人)に凄く過保護にされてるけど、このままではいけないと思い頑張る和。だけどそれを止めようとする恋人や、和の頑張りを邪魔に思うキャラとかいて読んでてこっちがモヤモヤな気分。 ずっと側にいて怪我で辛い思い痛い思いを見てきてるので甘やかしたいのも解るんだけど囲われてばかりも辛いよ…

2

こい、こわれ 小説

椎崎夕  ゆき林檎 

受けの良さが伝わりづらい

前の会社で人間関係のトラブルに巻き込まれ、別の会社に転職した田坂(受け)。営業に配属され、教育係になった前原(攻め)は、その直前に男との別れ話をしているところを偶然目撃してしまった相手だった。見られたシーンのせいか、田坂を警戒しているらしい前原だったが、やがて誤解も解けて気安く構ってもらえるようになる。しかし前の会社でのトラブルにまたも巻き込まれ…。


困ったちゃんによくよく引っかかる受け…

7

こいびとから 小説

椎崎夕  小椋ムク 

明生の方言がいい雰囲気出してます

初読みの作家さんだったのですが、小椋さんの表紙絵に惹かれて手に取り、あらすじを読んで即購入。
時々私の読解力不足でページを戻ったりしましたが、読み終えてみれば何度も読み返す大好きな作品となりました。
設定とかシチュエーションとかエロさとかももちろん大切です。それだけで満足できる作品もあります。けど、心を通わせあって両思いになるまでの過程と感情の機微を読むのが好きなので、この作品はまさに好みでし…

2

彼と、彼 小説

椎崎夕  北畠あけ乃 

カンチガイ攻め

面白かったですが、これ、攻め視点で見たら全然違うお話になったのでは、と思います。
「非保護者」のスピンオフ作品で、両方読まないとどちらかの意味が通じないという事はないですが、同時進行でリンクしているので両方読むとより楽しめるという類の作品です。
非保護者の主人公、征の出番も結構多めで、あちらはわがままな感じがしたんですが、こちらの主人公・祐視点で見たら健気で頑張り屋で前より可愛く思えました。

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