椎崎夕さんのレビュー一覧

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

紳士的な攻めのキス確認が良き(∩´///`∩)

「好きにならならなくてもいい」
「好きになりなさい」
「好きになるはずがない」
の3部作…と見せかけて、キャラクターに繋がりがなくスピンでもありません。
でも、作者さんのあとがき曰く"共通項のある関連作"だそうです。

ハッキリと明言されていませんが、
・人を愛した経験のない(恋愛をしたことのない)受けが、恋愛に落ちていく過程
・攻めのキャラクターがクールで紳士…

6

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

文章とイラストの統一感が好き

表紙が秀逸!
作品の雰囲気に合った見事な色が添えられてます。
文章とイラストがピタッとハマっている部分が気に入りました。


お話は受け視点で進みます。

受け自身が未成年だったこともあり、周囲を取り巻く環境に謎が多く。
よく分からない人間関係に巻き込まれる中で母親を守ろうと必死で…。

その"よく分からないもの"の中に攻めの存在も含まれているので、
単純…

4

おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

義兄弟のぐるぐる片想い

親同士の再婚によって兄弟になった義兄弟のお話です。
カップリングは義兄×義弟。

受けは、何でもできる綺麗な義兄に憧れていて、自分を何よりも優先してくれるのがうれしくて、中学校の時に義兄に告白します。でも、きっと義兄も受け入れてくれる、と思っていたのに完膚なきまでに振られ、ショックと思い上がっていた自分が恥ずかしく、祖父と暮らしたいからというのを口実に家を出ます。
その後、まったく義兄と交…

6

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

一癖あるイケメンの恋

椎崎先生と高星先生のカップリングって好き♡
当作は、そんなにぐるぐるしてなくて、面白かったです。
攻めは 何考えてるかわからんイケメン。(腹黒とまでは思わない)
何考えてるんかわからんのだけど、とにかく受けを甘やかすので
何回か読み直しましたが、とっても楽しい。

挿絵は、1枚、すんごく好きな絵が。
抱き枕状態でベッドで寝ている二人の寝起きの図。
攻めさんが耳にちゅーしてるんだけど…

3

好きにならなくてもいい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

恋愛の真似事の行方

攻めの性格が受け入れられるか否かによって随分印象が変わりそうです。

悪い人ではないんだろうけど、良い人でもない。
狡い大人×ウブな青年の恋愛の真似事から始まるお話です。

受けは感情表現が下手で恋愛不感症。
ゆえに百戦錬磨の攻めから見れば手垢のついてない原石のようなもので。
誘導尋問に落ちるかのようにあれよあれよと展開し、
気づけば攻めの腕の中で極上の甘々に包まれていて…。

6

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

ヒドイのに、読後感は割とあっさり。

登場人物の誰にもほとんど共感なんて出来ないのだけど、読み物としてはなかなか面白かった……そんなちょっと不思議な読後感の一冊でした。

タイトルどおり、「ひとでなし」というかろくでなしというか不誠実な輩がザクザク登場します。やっていることは、ストーカー行為だとか、監禁陵辱とか、脅迫とか、仕事を無断欠勤しての色事とか……そんなろくでもないことばかり。

だから、そういう描写はどうしても受け付け…

2

ぎこちない誘惑 小説

椎崎夕  陵クミコ 

二人の恋は良かったけれど

慎(受け)が主人公です。
ネズミ講にはまった家族に捨てられた苦学生が、よんどころない事情で社会人の加藤(攻め)を誘惑するためになるというスタートなのですが、全然誘惑していません。

むしろ加藤が押しが強くて、慎を言いくるめて同居に持ち込む状態です。タイトルの「ぎこちない誘惑」は、実は「加藤が慎を誘惑していた」と言いたいのですが、加藤は世慣れた男で全然ぎこちなさありません。

なので、主人…

2

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

受けの男前な言動が素敵

あらすじ:
中学からの親友で画家の斉藤に、長年片想いしている通孝(受け)。
その想いを斉藤のスポンサー・仁科(攻め)に見抜かれ、口止めの代わりに彼の恋人になることに…

通孝は、斉藤が画家の卵だった頃から彼と同居し、傍で何かとサポートしてきた健気な人物。
斉藤が同性愛者に嫌悪感を抱いていることに傷つきつつも、斉藤の前では面倒見の良い親友としての態度を崩さないところが何とも男前です。

9

おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

安定している椎崎夕さんの作品です

事故で、言葉がうまく出てこなくなった受け様は悠斗
駆け付けたのは義理の兄俊也
実は悠斗は中学生の時に俊也に告白して
スルーされてしまいました。

ショックでおじいちゃんのところに居候して
大学生になったから、おじいちゃんごちそうするね
って帰りで、おじいちゃんは車にはねられ亡くなってしまった…

安定の椎崎さん節なのですが
もうひとひねり欲しい。

イラストは本当に神です。…

0

手の届く距離で 小説

椎崎夕  サマミヤアカザ 

もうちょっと詰まっていれば

これは、好みの歳の差カップルだ…と思いながら読んだのですが、どうもお話のテンポが自分に合いませんでした。
というのも、300ページを超えるボリュームなのですが、100ページ過ぎても特に何も起こらず…
いつまでこんなにのびのびした展開がつづくのか?と思いながら読み進めました。

お話は、家出少年の八尋が、怪我をして東上という生活能力ゼロの男性に拾われ、東上のもとで雑用などのバイトをして暮らす…

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