椎崎夕さんのレビュー一覧

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コミック11作品、小説29作品の番外編

コミックは「花は咲くか」の番外編「white sleeping」以外は1ページ、小説は5~8ページです。
本編を既読している作品でいうと、本編を未読だと半分も楽しめずもったいない!という印象でした。

「明日屋商い繁盛」番外編は、花の下での二人の話。あともう少しだけ見たかった二人をちょっとだけでも垣間見られて嬉しかったです。

「失恋コレクター」の番外編「言い訳コレクター」は、同棲するこ…

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恋の花咲く 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

ページ数の割には読みごたえが…

人気版画家の受けと、よくパーティーで顔を合わせる会社経営者攻めのお話です。
受けの視点です。お互いほとんど口を聞いたことはないけれど、なぜかよくじろじろ見られたり、態度が良くないので、受けは攻めをいけ好かないやつだと思っていた、という間柄。

新進気鋭の芸術家で長髪の美青年な受けは、ひたすら素行が悪く、付き合う女の子が途切れません。遊びだと言って付き合うのですが、相手がストーカー化したりする…

6

恋の花咲く 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

「自分を大切にすることを知らない大人」の恋

ストレートじゃないロン毛は苦手かも・・・と思いつつ、
椎崎先生×麻々原先生だし読まなきゃな!と購入。
書下ろし本編340Pほど+天敵(後述)視点のショート5Pほど。

地雷は、伊織絡みのくず女+駒澤絡みのいけ好かない女。
女子をきっかけに二人は近づくという所もあるので、
いないと困るっちゃ困るんですが、いけすかない女子です。

ぐるぐる長め=ゆっくり心情を書いてあるお話だと思います…

6

恋の花咲く 小説

椎崎夕  麻々原絵里依 

花がやっと咲きました

いい年した大人同士の不器用な恋愛です。

ホテルのベッドで全裸で目を覚ますと、隣には苦手で避けている男がという、(個人的に)かなり萌えるシチュエーションから始まり、スカッとしてジンワリ胸が熱くなるラストです。しかし、その間が中だるみ(´・ω・`)

350ページ弱となかなかボリュームのある作品なのですが、序盤と終盤を除き、やたらとダラダラ長くて間延びしている印象です。
なんというか、登場…

8

好きになるはずがない 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

紳士的な攻めのキス確認が良き(∩´///`∩)

「好きにならならなくてもいい」
「好きになりなさい」
「好きになるはずがない」
の3部作…と見せかけて、キャラクターに繋がりがなくスピンでもありません。
でも、作者さんのあとがき曰く"共通項のある関連作"だそうです。

ハッキリと明言されていませんが、
・人を愛した経験のない(恋愛をしたことのない)受けが、恋愛に落ちていく過程
・攻めのキャラクターがクールで紳士…

6

好きになりなさい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

文章とイラストの統一感が好き

表紙が秀逸!
作品の雰囲気に合った見事な色が添えられてます。
文章とイラストがピタッとハマっている部分が気に入りました。


お話は受け視点で進みます。

受け自身が未成年だったこともあり、周囲を取り巻く環境に謎が多く。
よく分からない人間関係に巻き込まれる中で母親を守ろうと必死で…。

その"よく分からないもの"の中に攻めの存在も含まれているので、
単純…

4

おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

義兄弟のぐるぐる片想い

親同士の再婚によって兄弟になった義兄弟のお話です。
カップリングは義兄×義弟。

受けは、何でもできる綺麗な義兄に憧れていて、自分を何よりも優先してくれるのがうれしくて、中学校の時に義兄に告白します。でも、きっと義兄も受け入れてくれる、と思っていたのに完膚なきまでに振られ、ショックと思い上がっていた自分が恥ずかしく、祖父と暮らしたいからというのを口実に家を出ます。
その後、まったく義兄と交…

6

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

一癖あるイケメンの恋

椎崎先生と高星先生のカップリングって好き♡
当作は、そんなにぐるぐるしてなくて、面白かったです。
攻めは 何考えてるかわからんイケメン。(腹黒とまでは思わない)
何考えてるんかわからんのだけど、とにかく受けを甘やかすので
何回か読み直しましたが、とっても楽しい。

挿絵は、1枚、すんごく好きな絵が。
抱き枕状態でベッドで寝ている二人の寝起きの図。
攻めさんが耳にちゅーしてるんだけど…

3

好きにならなくてもいい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

恋愛の真似事の行方

攻めの性格が受け入れられるか否かによって随分印象が変わりそうです。

悪い人ではないんだろうけど、良い人でもない。
狡い大人×ウブな青年の恋愛の真似事から始まるお話です。

受けは感情表現が下手で恋愛不感症。
ゆえに百戦錬磨の攻めから見れば手垢のついてない原石のようなもので。
誘導尋問に落ちるかのようにあれよあれよと展開し、
気づけば攻めの腕の中で極上の甘々に包まれていて…。

6

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

ヒドイのに、読後感は割とあっさり。

登場人物の誰にもほとんど共感なんて出来ないのだけど、読み物としてはなかなか面白かった……そんなちょっと不思議な読後感の一冊でした。

タイトルどおり、「ひとでなし」というかろくでなしというか不誠実な輩がザクザク登場します。やっていることは、ストーカー行為だとか、監禁陵辱とか、脅迫とか、仕事を無断欠勤しての色事とか……そんなろくでもないことばかり。

だから、そういう描写はどうしても受け付け…

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