潮見知佳さんのレビュー一覧

110番は恋のはじまり 小説

井村仁美  潮見知佳 

軽い警察モノ

ドラマCDで好きな声優さんが出演されていたのと、2巻以降の挿絵が好きな絵師さんだったので読み始めたシリーズです。
お話は警察官の和久視点で書かれています。
表紙からも雰囲気が感じられますが、警察モノにしてはシリアスでお堅い雰囲気は余りありません。
どちらかというと明るいラブコメで、和久の言葉遣いや雰囲気も軽く柔らかなので読みやすいと思います。
ちょっと頼りなさそうな新人警察官と、地元で人気…

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雨上がりの風 小説

藤堂夏央  潮見知佳 

萌えたあああ

ありがちな記憶喪失モノなんですが、めちゃくちゃキュンキュンしました萌えました。
この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。

前半は受け視点です。
父親が冤罪を晴らせぬまま死んだため、裁判官になる夢を追う主人公。
無理がたたって脳出血して、過去数年の記憶を失ってしまう。同時に「10分前の出来事までしか記憶できない」という状態になります。
そして、ずっと親友だった攻めのことを忘れてしまう。
攻…

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非BL作品

春王冥府 非BL 小説

真堂樹  潮見知佳 

真堂先生らしくないようで真堂先生の小説

 真堂樹先生の原点と言える作品なので読んでみました。

 後の真堂作品はコミカルなものが多いので、シリアスでハッピーエンドではないストーリーに驚かされました。しかし、燕王と蘭綾、加えて天蛾の素直ではないけれどまっすぐな相手への感情は真堂先生の小説らしいです。愛憎劇として、とてもよく出来ています。言葉で上手く表現できませんが、読了後は心に確実に様々な感情が『澱』となって残るはずです。
 オスス…

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非BL作品

春王冥府 非BL 小説

真堂樹  潮見知佳 

 真堂樹先生を知る

 これは本当に初期の作品で、四龍島シリーズ(現在まで出ているもの)を読破したあとに、これも読まなきゃ真堂樹先生を語れないと思って読んでみました★お話は、二つに分かれており、~その後という形で続いています。BLというか、そういうつっこんだ描写はないですが、憎しみやいろんなものを抱えながら、二人が思いあっている、というのはわかります。憎しみを抱きつつも籠の鳥がごとく、粛々として燕国の王のそばで過ごす蘭…

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