朝南かつみさんのレビュー一覧

かくも強引な彼に俺は 小説

義月粧子  朝南かつみ 

どちらのカップルが好み?

広告業界に関係する男たちのお話が2話入っています。

表題作は、顔も身体もお仕事も、三拍子揃った俺様気味な川埜と、美貌の割りに気さくで真面目、CM製作のセンスはいいものの小さい会社のためになかなかそれが発揮できない塚越が、ある企業のCM製作のオリエンテーション会場で出会ったことから始まります。
塚越の才能は認めながら、出来レースから手を引くように言ってみたり、都合も考えずに代わりの仕事を回し…

1

囚われた極東の華 小説

バーバラ片桐  朝南かつみ 

ミラクル日英同盟

エセジパング万歳です。
史実は無視して世界観のみ踏襲という一種のパロディですが私には大好物ですよ。

国賊の父親を持つ近衛大尉の尾高は、密使を迎えるため大英帝国の地を訪れた。
英国貴族で女王の命を受けた男、アーノルドを護衛して尾高は日本へ向かう船に乗り込む。
警護の難しい船の中で自由に動き回るアーノルドに苦言を呈した尾高は、約束を守る代わりに伽の相手を申しつけられて……

父親の事も…

2

華と散りぬるを 小説

今泉まさ子  朝南かつみ 

マニアックな嗜好には、ヒット

非常に好き嫌い別れる作品で、嫌いな方が多いと思います。
攻めが他の男から調教、衆人公開のショーに出演、バイブ、媚薬、縛り、集団レイプと、エロ的にはハードで盛り沢山ですが、苦手な方はご注意を。
若頭代行佐治×大学生祐之(淫乱受け)

受けが攻め以外の男から攻められるのが好きというマニアックな嗜好にヒットして、萌えた話です。その辺の部分も流さずに詳細にあって、よかったです。

お金持ちの両…

7

囚われた極東の華 小説

バーバラ片桐  朝南かつみ 

軍人たるもの

時代は、イギリスとの和平条約を結ぶ少し前。条約をつなぐために船で大使を迎える大事な役目を任された高尾と、大使アーノルドとのお話し。
政治からめて~なお話しになってはくるので、色的には少し小難しい書き方にはなっているものの、読みにくいという印象はなく。ザックリ読めて面白かったです。
「今夜はお前が伽においで」
アーノルドのこのセリフが好きですww
貴族の余裕というのでしょうか、優雅(#^-^#)
そ…

3

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

枯れたエロスだだ漏れ

これはやべぇ
めっちゃ萌えた
36歳というと実際ここまでおっさんじゃないけど、精神的に隠居したおやじ受けとしては激しく萌える。
しかもセクシーわんこ攻め。
攻が普通にいそうな雰囲気でよかったです。ヤモメいいよね。

完全にずれたおっさんが年若い男とプレイ的なセックスに溺れる描写がたまらん
゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜

いろいろなエピソードはあったはずなのですが、も…

2

くるおしく、きみを想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

兄の代用品

受けが健気すぎる!
航希は隣の家に住む5歳年上の莉一のことが好きなのですが、莉一は航希の兄・采登のことが気にいっています。
そしてある日航希は莉一が采登にキスするとこを見てしまい、それがバレ航希は莉一に殺されそうになります。
そんなトラウマがある航希は何年かし、莉一と再会。
兄の采登が行方不明になってしまい、莉一は航希に兄の身代わりになれと言われてしまいます。

切なかった。
しかも…

4

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

オヤジ受け

オヤジと聞いて連想する作家さんと言えば、そうです、中原さんです。
いつもは“オヤジ攻め”な中原さんですが、今回は“オヤジ受け”
まだ36歳なのに、くたびれ涸れているオヤジ・袴田。
この袴田が、中学生のときに見たアダルトビデオの影響で、男女にかかわらず年上好きになってしまったイケメンで仕事も出来る池田に惚れられ、迫られることとなります。

いろんなことを、そう深く考えず「ま、いっか」とやり…

5

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

年齢より性格のせいだと思う。

袴田は、36歳にしてまるでご隠居一歩手前のような枯れた男。
「36歳」という年齢は10代や20代半ばくらいの人からみたら立派なオヤジかもしれませんが、実際はオヤジというのは可哀相だと個人的には思います。
それに袴田の枯れ具合は年齢よりも性格的なものっぽい。
10代の頃から袴田はきっとこんなヤツだったんでは・・・。

夢は縁側で昆布茶でひなたぼっこ・・・と覇気がなく、面倒臭がりで「ま、いっ…

9

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

中原先生のオヤジ受け!!!!!!!

 きゃ~~~~。萌え萌え~~~。

 中原先生の新刊は、全て買います。最近は刊行ペースが速くて、ファンにはありがたいです。

 中原先生といえば、攻めのオヤジのフェロモンだだもれ、でやられまくるのですが今回はオヤジ受けですよ! はぁはぁ。(変態か!)

 オヤジのひょうひょうとした感じとか、若い攻めの一途な感じとか(でもやっぱりフェロモンは出てる)、とってもよかったのですが、何より攻め…

3

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

“よくある”話ですが、面白い

大抵が作家買いのため、あらすじとか関係なく買ってきちゃうんですが、まさかこんなにコメディタッチだとは思いませんでした。いい意味で裏切られたし、楽しかった。

昼行灯というかご隠居様というか、万事に覇気がない業務部の課長・袴田(垣間見える仕事ぶりからは、無能だとは思えない)が、気がついたら外商部の若手ホープ・池田にいただかれちゃって・・・という“よくある”エピソードから始まるお話。

何から…

4
PAGE TOP