朝南かつみさんのレビュー一覧

花蝕の淫―狂おしく夜は満ちて― 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

内に秘めた激しい恋情を

相対的に見て構成も設定もクオリティーの高い作品だったと思います。
私は読み進めている時に、沙野風結子先生の蛇淫の血を
思い出してしまったので、評価が低めなのですが・・・
己を殺すように生きてきた受け様が、生まれながらに
背負った業の深さに潔く向かっていく姿は精錬で惹かれます。
道明寺の清姫のような深い情念は、受け様よりも
攻め様の感じる感じがしました。
惹かれながらも、己の立場と受け…

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花蝕の淫―狂おしく夜は満ちて― 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

墨絵のような美麗表紙に釘付け!!

この表紙が発表になった時に、その題名といいもうすでに虜でした!!
朝南かつみ氏のなんともいえないそこはかとなく匂う坊主絵ですっ☆☆☆
ただ欲を言うなら白黒の坊主絵は2カットのみ、昨年出た『凍る月』のほうが白黒絵の坊主フェロモン度は高いです。
というのも、中身の大半は僧籍にまだない過去の回想で埋められているからですが・・・ただ坊主苦手と言う方もあるかもしれないので、その点は多分何とかクリアでき…

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駆け引きは紳士の嗜み 小説

榊花月  朝南かつみ 

なんだかかなり引き込まれます。

受け様の夢から始まる話なんですが、まさに【正夢】になるのです!
きっと、子供の時の頭の怪我の影響下も!!なんて思わずには
いられないような話の流れでした。
そして、自分でも自覚なしに子供の頃から持ち続けている【ボタン】
ああ、きっと今回の攻め様と関係があるボタンなんだと思いましたね。
舞台は、アパレル企業で会社更生法が適用されるかどうかの会社。
受け様はそこで広報部のアシを担当、そんな…

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駆け引きは紳士の嗜み 小説

榊花月  朝南かつみ 

クマ~♪

自分的にあたりはずれの大きい榊作品は、いつも博打のようで、いっそそれが快感になりはじめてる昨今ですw
今回も朝南イラストがついて、本当に榊さんはいつも良い絵師さんがつきますよね☆
しかも、いつものしっとり何気にエロい朝南絵じゃなくて、コミカル♪しかもクマですよ、クマ(爆)
カラーの扉絵は、きっと主人公を囲む例の3人なんでしょうねv
それにしても、今回はテディベアっぽいクマで表現してましたが…

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藩王宮(マハラジャ)の黒太子 小説

遠野春日  朝南かつみ 

インドもアラブっぽいのね

インドのマハラジャですから幾分アラブものに近いですね。
オレ様傲慢で、ちょいトラウマ持ちでヤン気味。
どちらかというと苦手部類ですが、朝南イラストにフラフラ~♪
実を言うと、実生活でインド人と交流があるのでこの攻め様のような美形インド人は想像できなくて、思わず”これはお話、これはお話”と頭に念じておりましたww
そう、このイラストと美形を連想するならヨーロッパとインドの混血の美形モデルを連…

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よくある話。特製小冊子 グッズ

大人の色気!!

中原さんで、オヤジ受け好きに火がつきました。

特に「よくある話。」は、池田のワンコ攻め具合と
袴田のアンニュイさがダダ漏れの色っぽさが
ものすごく絶妙でした。
そして、妄想(なりきり?)全開なこの小冊子!!
短いながらも、二人のラブ度が濃くて満足です。

義兄プレイも若い弟子×書道家プレイも
もっと細かく読みたくなりました。

しかし、このSSもCDにして欲しかった!!

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俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

和服攻!

帯『俺、いい仕事するぜ?』

義月さん作品って結構攻が理不尽に酷い奴で、受が傷ついたりしちゃうパターンが多いですが、この作品は受である志岐が打たれ強くて気も強いなかなか男らしいタイプなので一味違った展開で面白かったー!

父が亡くなり経営不振気味の老舗旅館の立ち直しの為に一時会社を休職して戻ってきた志岐[受]
旅館跡継ぎの兄は人は良いんだけど、騙されて保証人になるわで奥さんがしっかりして…

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くるおしく君を想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

切ない、健気すぎる受大好きです。

この作品を買ってから、BL小説に目覚めいろんな作品を集めるようになりました。BL小説の魅力に取りつかれた原点がこの「くるおしく君を想う」です。

性格悪い攻×健気な受 は私の大好物なんですがそのきっかけもたぶんこの作品ですね。

幼馴染ものです。隣に住んでいたお兄ちゃんの莉一に幼少時代から想いを寄せていた航希。しかし、莉一が好きなのは自分の兄で…。ある雨の日莉一が兄にキスしているところに遭…

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闇の底で千の祈りを捧げ 小説

バーバラ片桐  朝南かつみ 

触手スキーさんにはオススメの一冊

ローズキーノベルズ、今回初読みでした。
他の新書と比べて薄っ!!と驚きましたが、紙が薄いだけで実際のページ数がそれほど違うわけではないようです。本棚には優しい薄さですね。

さて内容の方にいきましょう。
バチカンから派遣された祓魔師の瑠架は、吸血鬼退治のために訪れた東欧の田舎で異質な雰囲気をまとった領主のフィレンツと出会う。
古い考え方を維持している住人たちの中で瑠架の吸血鬼退治は上手く…

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唇にコルト 小説

佐倉朱里  朝南かつみ 

サーバルキャットとシェパード?

自分的にこの佐倉さんの文章って好きなんですよ、何となくドラマチック(浪漫的劇的といういみではなく、ドラマみたいな描写とか雰囲気という意味)でちょっと大人な雰囲気が。
今回はそれが朝南氏の絵がとってもクール!!
もうっ、この方のイラストがつくだけでも中身が数割増しでアップしちゃうっていうから恐ろしい絵師さんだと思います♪♪
表紙も格好いいんですが、中扉のカラーイラスト!!
フフフ・・・カウン…

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