朝南かつみさんのレビュー一覧

描くのは愛番外ペーパー「愛を描く男」 グッズ

エロプレイも芸術を介せば高尚な♪

新装文庫版に入った出版社の特典ペーパーは、09年小説ショコラ11月号の特別付録に描かれた『愛を描く男』の再録となります。
本編中の書き下ろしの中で、京都の美術館に次のポイズンの贋作を描くために通い詰める脩平と、それに付き添う幸洋の姿が描かれていましたが、3日目の夜の話しです。

生まれ育った土地である京都へ脩平と来た幸洋はちょっぴり新婚旅行の気分もあったのですが、絵を前にした脩平は警備員に追…

3

描くのは愛 小説

剛しいら  朝南かつみ 

個性的キャラが見せる、魅せる。

09年のノベルス版の文庫化。
表紙が変わらずに朝南絵なのに突き動かされ、ひょっとして何かが?と期待して文庫も購入してしまいました。
ノバルス版を加筆修正、書き下ろしで【描くのは愛欲】そして、ご遺族の方の好意でキャララフが3P掲載ですっ!!
脩平の父ちゃん、カッコイイの♪
帯のコピーも当時のままに「やらせろ」の肌色表紙に、当時はちょっと勇気が要ったのに今は平気になっちゃったな~と思うのであり…

7

若獅子と氷艶の花 小説

あさひ木葉  朝南かつみ 

男が男を抱きたいと思う理由、それは。

レビュー初投稿になりますので、言葉遣い・表現の未熟さはご容赦頂けると幸いです。

私がBL小説で初めて買ったのがこの作品です。
ガッシュ文庫は本の装丁が好きで以前からも何度か立ち読みはしていたのですが、
この本にはまず題名で惹かれました。
「若獅子と氷艶の花」
背表紙を見て、まだBL歴の浅い私の脳裏にも浮かんだのは、
勢いある年下の攻めとクールな美人受けのビジョン。
本棚から抜いて…

6

神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

神に捧げる……

「愛のマタドール」「裸のマタドール」と読んで、
遡って他レーベルながらリンクしている本作。

天涯孤独なヒターノ(ジプシー)のサタナス。
闘牛牧場を持つ伯爵家の跡取りであるアベル。

10歳の時に出会った二人。
アベルを庇って片目を失ったサタナスは、長じて闘牛士となり
一方のアベルは父の死後抱えた借財の為に、牧場を手放し、
そして事件が起こりサタナスは刑務所に収監される。
その…

12

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

本当は好きになるはずではなかった

 バーでじっと蓮のことを見つめる加賀谷は、このときすでに蓮のターゲットになってしまいます。蓮は恋愛詐欺師で、裕福な男性からお金を巻き上げるのです。

 母の残した借金があると古典的な嘘をつき、お金をだまし取る。体は感じても、本当に嬉しいわけではないのです。

 ところが、加賀谷の方から、自分のマンションのハウスキーパーをお願いしてきます。恋愛詐欺師とターゲットとの奇妙な同居生活の中、加賀谷…

2

くるおしく君を想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

かわいそう

最後はハッピーエンドだし想いは報われるんですが私としては攻めがひどすぎて、受けの幼少期から今に至るまでの扱いを思うとあれくらいのハッピーエンドでは物足りなかったです。
攻めも自分の気持ちに気づいたなら、受けのことが好きなら身を引くなんて考えないで、跪いてもそばにいてほしと懇願するくらいの、兄を求めてた時と同じくらい分かりやすく感情的に、受けを欲して欲しかったです(´;ω;`)
結局いつも受けか…

6

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

あたたかいおはなし


恋愛詐欺師な主人公・透(仮名:蓮)と有名な病院の長男である攻め・加賀谷の切なくてあたたかいおはなし。
透はよくいる性悪な主人公かと思いきや、おはなしが進んでいくにつれて愛に飢えている可哀想な少年だということが分かりました(それでも詐欺はダメですけどね!)。
加賀谷はどこまでもお人好しで、優しくて、透が唯一騙したくないと思い、好きになってしまったカモです。

犯罪者が主人公というのはよく…

2

天女の眠る庭 小説

鳩村衣杏  朝南かつみ 

ありのままを愛すること

個人的に、朝南先生が挿絵を担当された作品の中でも一番のお気に入りだったりします。
絵画や昔話になぞらえたストーリーと、朝南先生の幻想的なイラストのシンクロ具合が素晴らしい!!!作品の世界観を余すところなく伝え、かつその魅力を増幅させていると思います。


医師・嶺一郎と、ハーフの日本画家・閑(しずか)。
嶺一郎は、死別した恋人への想いから、幸せになることに罪悪感を感じている。
そんな嶺…

7

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

根気よく愛し続けることの大切さ

詐欺師(蓮)がカモ(加賀谷)相手に本気になってしまうというありがちな話でしたが心の変化が丁寧に描かれていて良かった。
互いに不器用でコミュニケーション下手。
出所する蓮を迎えに行き、逃げようとする蓮をバスから引きずりおろした加賀谷はよくやってくれました(笑)
後日談は、クリスマスと加賀谷視点のお正月の話。
一緒に暮らしはじめても幸せになることに臆病な蓮を根気よく愛し続ける加賀谷に安心しまし…

1

甘くなくても 小説

火崎勇  朝南かつみ 

中盤~から終盤にかけての流れが好き

この作家さんの本を読むのは初めてでした。

受け:W.Wスポーツの営業・外川
攻め:取引先の社長・城

外川は勤め先のスポーツメーカーで営業へと移動になった。
前の部署にいる時、電話でよく口論になった取引先の「城」という男。
天敵とも言えるその男に担当として直接会うことになってしまう。
泥酔した外川は城に連れて行かれたホテルで強姦されてしまう。
「取引だろう?お前が望んだことじゃ…

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