朝南かつみさんのレビュー一覧

帝王と淫虐の花 小説

あさひ木葉  朝南かつみ 

結構ハードな人生ですね

朝南さんの絵がとーっても美麗です(*´Д`*)

弄ばれるだけの“人形”から、相手を踏み台にして生きていく強さを得た雪緒。
いやもうアノ過去は…うん。
あそこから這い上がるって相当だよねー…(´・ω・`)

何だかんだ雪緒ラブな麗峰なので今後は心配いらないな。
デキる男だもん、安心だわ。

個人的に、雪緒への恋心が暴走しまくった木佐さんがお気に入りです(*´∀`)

ただ…黒…

0

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

どんな記憶も自分の一部…

幼いころのトラウマを抱えているゲイの刑事秦野と人の記憶を探り消すことの出来る能力を持つ清涼のお話。
二人はそれぞれ少年時代に自分の身に起きたことがトラウマになっていてその後の人生に大きな影を落としています。
この二人の出会いはその呪縛から解かれる為の「運命」…

清涼は人の記憶を消す商売をしており、その依頼者がきっかけで刑事の秦野と出会います。
いけ好かない刑事だと秦野の記憶を探って煽っ…

6

花蝕の淫―狂おしく夜は満ちて― 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

京都弁×僧侶姿のエロいこと…

話としては、
竜一郎はひどいことを平気でするわりに、
実は色々迷って逃がしたり、連れ戻したり、
やってる事は一貫性がなかった。

が、タイトル通りの感想で、
清祥の全編はんなりした京都弁、
艶めかしくていいんですねー。
抵抗するときに「いやや」「堪忍して」とか、
男女の区別があまりない感じ、そそられます。
渉はばりばりなにわの下品な大阪弁て感じw
方言のはなし好きなんです!

2

秘蜜 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

調教ものではあるけれど

私はSMも調教ものも3Pも、苦手な部類に入るのですが…
この作品は良かったです!

SMといっても羞恥だけで痛いものはない。
3Pといっても、攻め2人が自然なんですよね。
どうしても3人でいつもプレイをしなければとこだわっているわけでもないし、受けをめぐってのライバル関係ということもなく仲が良い。
読んでいて辛くありません。

そして最後がなんとも良いです!
途中で「身体だけの関…

8

凍える月影 小説

いとう由貴  朝南かつみ 

美坊主の儚い復讐譚

朝南かつみさん画の坊主が美しい、
戦国時代を舞台とした義兄弟モノ。

いとう由貴さんの作品と言えば
昼ドラのようにドロドロしたイメージが強く、
ラブより当て馬とのバトルの方が
印象に残ってしまうことが多いのですが
本書はそのドロドロがプラスに作用していたように思います。


時の領主が、美しい侍女を戯れに
強姦したことで生まれた月永(受け)。
侍女は、正室に手酷く折檻された…

5

くるおしく君を想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

評価が高かった分、期待が大きかった

タイトル通り期待が大きかったため、読後の感想は、えっ!?て感じでした。

狂おしいほど攻めに恋焦がれる受けが正直ちょっとおバカちゃんなのかなって感じで、どうしても感情移入できず、さらに言えばキーキャラであるはずの兄はモブ感たっぷりでどうしてそんなに攻めが恋焦がれるのかわかりませんでした。
一応ちゃんとした根拠はあるのですが、それだけで?人を殺したくなるほど?って感じで。
とても評価が高かっ…

8

くるおしく君を想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

どちらの立場で読むかによって印象がガラリと変わります

この作品は莉一視点で読みたかったです。航希視点なので少し?かなり?イラつきました。莉一の言動は全てOKだと思う私にとって航希は、つい苛めたくなるタイプでした。読了後には、莉一と一緒になって色々と苛めてみたいと思いました。

ただ、初読時は航希の立場で読んでしまったので、しんどかったです。悲しく辛くなってしまい、莉一は冷酷非道な鬼畜だ!と思いました。航希は従順というか、純粋というか…「バカだろ、…

1

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

じわりと心にしみ入る

不幸キャラを書かせたら右に出るものはいない凪良さん。今回の主人公はオトコ相手の恋愛詐欺師。需要あんの?それ?と思わず突っ込まずにいられませんでした。ストーリーとしては、どんでん返しもなく安心して読めた。かもにしていた病院の長男、加賀谷のひたむきさにほだされ、ミイラ取りがミイラになる受けのの図。まあ、そうなるよね。うんうん。

一見、控えめに見える加賀谷が、蓮に見せる執着がよかった。
「君…

4

神に弄ばれた恋 ~Andalucia~ 小説

華藤えれな  朝南かつみ 

筋金入りのヤンデレカプ?

タイトルに「Andalucia」とある通り、スペイン南部の雰囲気ムンムンの作品ですが、内容は痛いです。そして攻と受の互いを想う気持ちが切なくて泣けます。最後までハラハラし通しの痛い作品でしたが、凄くお気に入りです。また、朝南さんのイラストがピッタリ嵌まっています。特に表紙イラストとカラー口絵は超絶美しいです。

以下ネタバレしています。

サタナス(攻)は身分の低い闘牛士で浅黒い肌の超美形…

11

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

脆く積み上げられた「積み木」

あとがきで先生が書いていた通りまさに積み木のような話だな、と思いました。
今まで蓮が積み重ねてきたもの、その土台は脆く、一瞬でがらがらと崩れ落ちてしまう。
でも崩れたってそこで終わりじゃない。
加賀谷の存在のおかげでまた一から積み重ねていくことができる。
攻めの加賀谷がとても完璧な男というわけではなくて、金はあるけど冴えない退屈な男なところが人間くさくて良い。
家を持ちたいという蓮のささ…

1
PAGE TOP