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34/42(合計:416件)
朝丘戻 麻生ミツ晃
marun
ネタバレ
この作家さんの感性がにじみ出ているような1冊だと思ってしまいました。 BLには欠かせないようなエロがある訳でもないのに、どちらかと言えば匂い系に なってしまいそうな危うさがある作品なのかも知れないけれど、個人的には心に グッとくるような極上のラブなのではと感じ入りましたね。 コミカル系のこれぞBLなんてストーリーが大好きな軽めの私でもこの作品の中に流れる 時間や感情の流れには心惹かれ…
茶鬼
これはBLじゃない!と真っ向否定しまうには非常に惜しい作品。 萌えってどこにあるの?って言われてしまうと返答に困るほどに恋愛の話ではあるけれど、単純に恋愛の話じゃないんです。 元々恋愛にその人の生き方や背負ったもの、性格や価値観、色々なものが加味されて物語が構成されていくんだけど、ウエイトはどこにあるかといえば、全編をとおしてその恋愛に至る以前のその付随するものが中心になっているような気がする…
ありC
朝丘さんのセールスポイントは「綺麗・透明感のある・叙情的・詩的・切ない」といったところだと思います。そこはいいんです。私もそういう表現をされる文体の作家さん、好きなので。 んが! この本の話、文体はいいんだけど、内容が私には全く受け付けませんでした。 どういう所が、というと、 まず「受」が夜はウリのバイトって・・・ぶっちゃけその性格でなんでウリなのよ? 受の性格ならわざわざウリは選ば…
朝丘戻 山田シロ
ofnotice
いやー、最初の数ページはオノマトペ多用、体言止め多用、 かなり強烈で独特なリズム感のある文体に感動すらしましたよ、小生。 展開が特別悪いわけでも、キャラ設定が弱いわけでもないんで、 これはシュミの問題でしょう。ウン。 義兄弟モノアレルギーでもないし。 いや、決して悪い作品ではないんですが、読み進めるごとに 変なストレスたまるんですよコレ。 銀色夏生さんとか好きな人はハマるんだ…
朝丘戻 小椋ムク
ゆっき
そういう運命なんだと 勝手に決めつけて 読み進めていた私。 ラストには思わず ツッコミを入れたくなりました。 (* ̄◇ ̄)ノ 話のあらすじは他の皆さまが 詳しくレビューされてるので 省きます。 とっても健気で 17、18歳の高校生がこんな簡単に 気持ちの整理つけれないでしょ!? と言いたくなる 受けの十希クンが切なくて 途中、ウルっとくる 場面もありまし…
朝丘戻 テクノサマタ
もこ
正直な感想は、もう一つ。もう一歩。あと一つの何かが・・・ と、想う部分が大半だったんですが、 なににしても、最後の最後、結局のところ「あめちゃん」は・・というのが 切なくて、しこりが残ってしまい増し亜t。 かといって、もういちど頭をぶつけてもとに戻るというご都合主義じゃなかったのだけが救いなのかなと思ってみたり。 少し前、大いに話題に上っていた作品。 一度は読んでみたいとずっと思っ…
はじめはじめ
終盤の纏めに入った、慌ただしい展開に納得出来ず、萌×2から中立に下げてしまいました。 こういう情景が浮かんできそうなお話、本当は大好きなんですよ。 でも……御免なさい。チョットくどいです…。 絵画が絡んだ情緒的なお話なのでしょうが、何といいますか… 幻想的で美しく見せようと技巧に走り、逆にありきたりなモノになってしまった絵?のように思いました。(←本当に御免なさい) 終盤までゆっくり進められた…
本編で受け様が北海道に行っている同時期の攻め様の様子と気持ちが攻め様視点で 描かれているショートでした。 本編中に同時進行のような時間の流れで互いを思い合う二人の様子を読み比べると またかなり心に感動が湧いてくるような切なさと恋する苦しさが感じられる話で 感動ひとしおではないかと思います。 亡き年上の友人夫婦の忘れ形見を愛しく思いなが…
本編の中で、相思相愛のはずなのに、別れを選択した二人。 ラストの再会と結ばれるために必要だった、旭のもう一回の脱皮。 それを迎える大事な場面が描かれています。 このSSがあることで、本編に欠けていた最後のパズルのピースがピタっとはまって、物語の完成を見せるのではないでしょうか? どうしても十希の思いに答えてやれない、十希の亡き父と母に対するこだわりの申し訳ない気持ち。 別れてしかも、…
正直読み始めて、朝丘さん、またやっかいな作品を書いてくださったものだと(汗) 『あめの帰るところ』もそうだったのだが、素直に受け入れてはじめて二人の関係がストンと落ちてくる。 だけど、そこへ行き着くまでに自分の中でクエスチョンマークが飛び交った事実も否めない。 確かに、既に旭の作品を見たときに十希は旭に焦がれる要素を持ち、亡くなった父親からの話により、会ったこともない旭にすでに既知の感覚を抱…