朝丘戻さんのレビュー一覧

ラジオ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

6年越しのハッピーエンド

やっと読ませていただけました。
『ドラマ』の新版が出た2011年から待ち続けて6年。
ん?6年?
ああそうかあ、拓人と裕次が別れて再会するまでの時間と同じだけ読者も待たされたんですね。
二人がどれほど待ち望み焦がれていたかを疑似体験させてくださったんですね…というのは考えすぎでしょうか?

というわけで前作から6年後の再会からお話は始まります。
二人が好きなのに別れを選択したことに気…

4

夜明けの嘘と青とブランコ 小説

朝丘戻  カズアキ 

長くて疲れた

電子書籍版を購入。
挿し絵あり、あとがきあり。
表題作品の他に、結ばれてからの二人の日常が書かれている限定SSが収録されています。

えっと、「中立」評価です。
高評価の中、低評価をつけてしまって、ごめんなさい。
「しゅみじゃない」と迷って、甘めにつけました。

以下、辛口です。

なんだろう?
長い長いポエムを読むのに疲れました。

一人称なのに交互に視点が入れ替わるの…

4

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

純愛

ちるちるの記事の「不朽の名作2017」小説部門15作の中から未読の作品を選びました。
朝丘戻。さんは初読みです。

はじめ、新規開拓みたいな気分で読み始めましたが、前半の「先生へ」で挫折しそう…
私、この能登先生ダメかも。自分は30代で高校生にちゅうちゅうしたいとか。…コワい。
あめちゃんの方も「ぴゅあ」すぎて。
その上後半の先生視点の「きみの中、飴がなく」では。
…キタ!記○喪失展…

6

アカノイト 小説

朝丘戻  梨とりこ 

生き直すように…出会い直す二人のお話

朝丘先生の作品本当に好きです!
死にたがっている吸血種の有理くん
医師で吸血種の犀賀さん
頑なに血を飲むことを拒み、視力が
落ち、このまま死んでも良いと思っていた
有理の前に現れた犀賀先生。

先生の前では、冷静な態度が崩れてしまう
その、会話の中で欲しいと思っていた
言葉をくれる先生に
少しづつ心開き惹かれていく有理くん。

有理に仔猫の世話を進める先生
手の中の小さな…

5

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

大好きです。

何だろう?読んでいてblと言う感覚がない 
空気感がとてもキレイな恋愛小説?
言葉…もそうてすが、
語間や行間に切なさ、狡さ、そして優しさ…

ドキドキするような初恋の頃を
思い出しすような気持ちで読み終わった気がします。

本当にレビューは難しいですが、
言葉の選び方?遣い方?とても好きで、
読後感の微かな切なさや清涼感…
本当に初恋を思い描いてしまいます。
とても遠い昔…

3

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

夢見がちな少女ならば。

切なくてリリカルで少女趣味で、どうしようもなく内省的な作品。キャラクターの設定は、正直なところ「こんな奴ないわー…」という感じです。
だけどこの作品の場合、現実の尺度を当てはめて判断するのは野暮なのだろうな、と思います。例えば、自分の子が通う塾(予備校)にまともなコミュニケーションスキルもないこんな講師が居たら、そしてその人が担当だったら嫌ですよ。だけど、そういうことは置いておいて、この作品世界…

2

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

ぐるぐるふわふわロマンチック。

若い層向けの少女漫画のような雰囲気の一冊。リリカルでふんわりしていて、ぐるぐる悩んでいます。
主人公から見て歳上で、大人なはずの恋のお相手が内面はてんで子供だったりするのも、女子高生がちょっと歳上の男の人に憧れたりするような乙女チック少女漫画にありそうだなぁ…という感想。

表現がずっと詩のようで好みは分かれるように思います。ワタのようにふわふわふわふわしているので、ぐっと捕まえてみたらフニ…

1

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

ふんわりとしたポエム。

電子書籍サイトを徘徊しておりましたところ、「あめと星の降るところ-Complete Book 1-」(と2)がセットでお勧めされていたので、「Completeとあるので、Completeなのだろう」と深く考えずにポチ。そうしたら、それは既存作品の番外編等を集めた本でした…というわけで、せっかくなので、そちらの本編を少しずつ先に読もうということでの初読みです。

ふんわりときれいで詩的な、女性的…

0

青に沈む庭 小説

朝丘戻  山田シロ 

他人同士から家族は始まる

作者様が描く情けない大人としっかり者の年下カプがお気に入りです。前作にあたる「あめの帰るところ」も同じような組み合わせでしたが、この作品は二人の恋を通して家族のありかたを問うたお話だと感じました。

逸人は温かい家庭を作ろうと求めていたはずなのに、最終的に相手と相手の家族を騙すことになってしまいます。その罪の意識を一緒に引き受けていこうと覚悟する一の成長と二人の行方を、一の姉である真の心情に寄…

5

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

ある意味、読み進めるのが辛い

泣けるBL小説で検索してお勧めされていた一冊だったので、読んでみました。結果、私には合わなかったです。比喩の多い文章も詩的と言われればそうかもしれませんが、それが文庫本一冊の長さになると、煩わしくなります。あと、予備校教師の攻めにも最後まで萌えれなかった。あの対人スキルで教師になられたら、あめちゃん以外の生徒が可哀相です。
泣いたと仰られてる方も多いので、曇りのないピュアな心で読めば、感動…

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