朝丘戻さんのレビュー一覧

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

鴇色の美しさを知る、

考え方が独特で
大人らしくない言動を取ることも多くて。
でもふにゃふにゃ芯がない人なのかと思っていると
しっかりとブレない大人な意見を言ったりもして。
そんな場面々々で表情が変わって見える能登を叱ったり宥めたりしつつ、
すっかり心が解されていく千歳の変化が微笑ましくて
ふたりのやり取りに愛しか無いのがものすごく素敵でした。

結構評価が分かれていますが
塾講師として失格な部分が

1

君に降る白 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

静かな悲しみの先に、

人付き合いが上手くないとか、
愛想よくできないとか。
自分のだめなところを認めるのが上手で
嫌なことやツラいことが起こっても
仕方ないと思ってやり過ごしてしまう藍。
彼が自分の感情に蓋をするようになった理由も
重たいモノなのに
その苦しみを淡々と受け容れている
諦めが本当に悲しくて、
胸を締め付けられながら読みました。

成瀬とは客とボーイとしての出会いなので
対等な関係に…

1

星を泳ぐサカナ 小説

朝丘戻  葛西リカコ 

背中合わせの感情を知る

自分よりも大人な大学生に恋をする高校生という、
ある程度先が見えるような始まりでしたが
なんだかんだありつつふたりの気持ちが
スルッと交わるような簡単な展開ではなく。
それぞれの気持ちがわかっていくほどに
行く末はわからなくなっていくような
引き込まれる要素満載なストーリーでした。

日々育っていく優太郎の恋心を
本田が正しく受け取っていないにしても
"普通のバイト仲…

1

ソラのひと 小説

朝丘戻  苑生 

愛を知って輝く

あらすじをサラッとしか見ていなかったので
『長い片想いのお話』的なイメージで読んでいて
取り付く島もないような態度の学と
想いを拗らせた唯愛の気持ちは
どうやれば交わるんだろうか…?
なんて、純粋に"恋"の部分だけを見つめていたら
え…?異星人って…??となって本当に驚きました。
(あらすじをしっかり読まなかった自分のせいです。笑)

ですが、その事実が明かさ…

2

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

落ち着いた雰囲気の中に透明感がありました!

作品の雰囲気は透明感があって文章も素敵です。
一気にさくっと読み終わりました。

IT副社長と高2生、ノンケとゲイ。ゆっくり丁寧な描写で読んでる時は納得しちゃうのですが、やっぱり年齢が約2倍ある大人と未成年という設定が引っかかりました。本人達が好きなんだもんいいとは思いますし実際あり得るでしょう。完全に好みの問題ですね。すみません。

細かいエピソードは1つ1つ、とても素敵でした。
好…

0

ラムネの小舟 1 小説

朝丘戻  犬居葉菜 

ラムネの小舟

高校生 クラスメイト オメガバース
二人の接点は、クラス担任に一言から 始まります
何気ない2人だけの学校で過ごす時間
ただのクラスメイトから 親友と言ってもいい柔らかな時間 二人で過ごしていくうちに "親友"よりも 求める心が芽生え そして 恋になる!!
ゆっくり恋を育んでいく優しいが大好きです!!
そして、読み進めていくと すっごく奥が深いんですよ!!
登校する…

4

ラムネの小舟 1 小説

朝丘戻  犬居葉菜 

朝丘戻先生 初オメガバース!

朝丘戻先生初のオメガバース作品。
WEB連載+書き下ろしの電子書籍、続巻アリです。
絵はなんと犬居先生˚✧

高校生α朱理と同級生Ω紺♡
この世界でのαは優秀と認められながらも常に理性的でなければならず世間の厳しい目が向けられます。
Ωは産む性として大切にされますが生きづらさもある。
運命の番は存在しますがバース性と心は連動しないのが切ないポイントです。

『ラムネの恋』『ひかり…

4

このて 左 小説

朝丘戻  丹地陽子 

疲れた

電子書籍で読了。
2冊読み終わっての感想です。

疲れた。
そして、上巻までで良かったな。

結末が気になるから、絶対に下巻も読んじゃうのですがねぇ。

上巻の尊さから一転、もうね、下巻の最後の方は登場人物の誰ひとり(継父さんと祖母さん除く)、共感出来なくて、辛かった。

うーん、うーん。
どうして、そうなる?
そんなことしちゃう?

そして、そんなことまでしちゃってる…

0

ラムネの小舟 1 小説

朝丘戻  犬居葉菜 

なんと続きものだった

電子書籍で読了。

朝丘戻先生のオメガバースということで、購入。
どんなオメガバースをみせていただけるのかとワクワクしながら、発売日に手に入れて読み始めました。

例によってグルグルしているけど基本、甘々な展開。
うんうん、想定内。
あと、もう少しで結末。

が、衝撃的な最後に息をのみました。

なんと、続きものでした。

しかも、こんなところで、次巻に続くと突き放される…

3

春へ 小説

朝丘戻  小椋ムク 

No Title

同シリーズの「春恋」「秋色」を先に読んでいました。ですので余計に物語を楽しめたような気がします。物語の後半に出てくる、あのアキが目に浮かぶようで、とても良かったです。

朝丘戻先生は本当に切なさや苦しさの表現がお上手ですよね。それから攻めが受けをからかうような場面のセリフも、思わずニヤけてしまうくらい大好きです。

今回の2人もどちらも真面目で、真っ直ぐ。だからすれ違ってしまったり、相手を…

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