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中村明日美子
木春菊
個人的に“熱烈なファンが大勢いる”というイメージの強い中村明日美子さん。 どの作品の「神」レビューを拝読しても読者の愛と熱量が感じられ、心の琴線に触れる作品を生み出していらっしゃるのだな、と未読の私は常々思っていました。 そんな私が初めて手に取った中村明日美子作品がこちらでした。 美しい線。 エロティックでドラマティックな話し運び。 切なく、痛く、余韻のある終わり方。 画面の余白に…
よっちゃん456
主人公による現実と幻の倒錯、バラやサーカスといったシンボルの登場など、文学的色彩の強い作品です。 作品を描くにあたって、イメージや直感だけではなく綿密なリサーチがされたのだろうということが伝わってき、一見華やかに見えるサーカスの実情などかなり勉強になりました。 明日美子先生らしい耽美な作品でした。ただし、老人攻め、ヘタレ攻めがあまり好きではないので、カップリングは特に惹かれるところはありません…
ネタバレ
明日美子先生の初期作品で先生のエッセンスが詰まった素晴らしい作品集です。明日美子ファンには堪らないのですが、一般受けするかどうかは謎です。 時系列から、初めての明日美子作品としてこれを読み始めるのは全くお勧めできません。明日美子先生の根底に流れる登場人物や芸術に対する愛を知らないで読んでしまうとただのグロと捉えられかねないからです。大切に育ててきた鶏を獣姦してしまい、自らの精液がチーズとして食さ…
中村明日美子さんのイラストはアニメイトなどで平積みにされていたので何度か見たことがあったが、前衛的なのか神経に触るような絵だった。 この本は他人にしつこく進められて嫌々読み始めた。それが、一度読み始めてしまえば、最大の障害となっていた、イラストも意味があり私もこのような線が引けるようになりたいと思うまでになった。奇しくも、これが私と明日美子作品との初めての出会いである。今では完全に明日美子先生の…
溝口彰子 中村明日美子
腐女子というものは”つづ井さん”のおっしゃるように十字架を負って生きている。裸の男同士が絡み合う漫画や小説を買う時、子供の時から慣れ親しんだ作品を脳内でBLに変換してしまったとき(かくいう私はクレヨンしんちゃんのしんかざに目覚めた)、我々は真剣に自己嫌悪に陥る。なぜ、BLを求めてしまうのか。それでも私たちはBLを愛することを止められない。 それはなぜなのか。 その理由が知りたくて、この本を購入…
楓花
エロとグロと笑いの短編集でした。 何というかもう…ぶっとび具合が素晴らしい。 いやもー…振り幅でかすぎでしょ。 トーストとポテチに和む。 ってかお腹減った。 トーストに塩振って食べてみたくなった。 以下、印象に残った作品感想。 ◎鶏肉倶楽部 くだらない、と斜に構えてたのに鶏に愛情芽生えまくってチューして嘴で全力つつかれてるところに噴いた(ノ∀`*)ンフフ♪ ……と、思えば…
結末は意外なものでした。 ミシェルがトリノスを救うのかと思っていたから。 下衆エロ親父の印象しか無かった団長がまさかのね…。 トリノスと団長、二人の対話に圧倒されました。 大怪我をしたブランコ乗りのミナもジャグラーのレオも、それぞれが自分の幸せを掴めていそうでホッとしました。 最後の葉書にトリノスは何て綴ったんだろうか? 宛先はMから始まるお相手…絶対ミシェルにだよね。 気になる…
旧版未読。 ってか旧版と新装版の表紙の雰囲気全然違いますねΣ( ̄□ ̄)! 中村明日美子さんの妖しくも美しい描写とサーカスが合わさって…なんというか…すごい(語彙力orz)。 トリノスのことが好きなのに、素直になれなくて、からかったりしていたプリマの女の子、何気に気に入ってたので空中ブランコから落ちた時はショックでした。 でも生きてたの分かって良かった! しかもちゃんと前に進んでる…
”Jのすべて”から中村先生のとりことなってしまい、中村先生の作品を集めています。先生の絵の描線には色気があります。独特の線が琴線に触れてくるというか、いつも魂が揺さぶられるような衝撃を覚えます。 ダブルミンツは全体的にダークで、暴力シーンが多いです。あと、暴力団の人たちの行動が身につまされて辛くなり、あと単純に受けのことを好きになれませんでした。 中村先生の描く繊細な登場人物のビジュアルに会う…
ももよ
読み終えて、ずっと頭に残っている。何をしていても、考えてしまう。 それぐらい、素晴らしい作品。 絵柄が、苦手かもと思ってしまい、なかなか手が出せないでいましたが、騙されたと思って読んで!と言う一言を頂き、読んでみました。 あのか細い身体、目つき、ちゅーシーン、全てがいい!真逆な性格の二人だけど、違和感なくスッと受け入れられるし、作品自体の雰囲気が最高です。 原先生は、いい当て馬だし。で…