えすむら
(※旧版を読んでの感想。)『Jの総て』の前日譚ということで、Jが学園にやってくるまでのモーガンとポールの話が描かれていました。進学校であるが故に、大人達に都合よく利用されてしまう2人の子供の激情のぶつかり合い。読んでいて苦しくなってくるほどでした。モーガンが自分の感情を真っ直ぐぶつけ続けるのに対し、ポールは諦念を覚えどんどん感情表現が乏しくなっていく。この対比も虚しかったですね。
2人と…
(※旧版を読んでの感想。)明日美子先生の画力に唸らされる最終巻でした。途中でJのぐちゃぐちゃな心が描かれていたシーンには、目を背けたくなるほどだったけれど、一方でとても引き込まれるんですよね。Jの人生で最初にして最大のトラウマ。父とヤっているところに母がやってきて、自分の頭上で父を殺される衝撃。彼はここに来てようやく、当時は出せなかった感情を露わにします。
父も憎めず母も憎めず、女になり…