中原一也さんのレビュー一覧

中華飯店に潜入せよ 小説

中原一也  相葉キョウコ 

優しい街の人

 西沖廉は、ヤクザの下っ端であった。
 幼い頃に父が捕まり、母に捨てられた廉は、コンビニの前にたむろしたり、悪い仲間とつるんだりして大きくなった。
 性別不明の容貌が周囲の男たちの目を引き、男に無理やり抱かれたこともあったが、それを当然のこととして受け止めていた。

 そんな廉に、再開発予定の土地を立ち退かない住民の中に紛れ込み、敵の弱みを探してこいと組の若頭に言われる。

 廉は、仕…

2

女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

展開は王道かもしれないけれど…

ガツンと年下ワンコ攻め、堪能させていただきました!!
中原さんとくれば安心して読めるんですけども、
この度の立石涼さんの素晴らしい挿絵!!
カラー口絵で、もうどうしようかと思ってしまうくらい興奮しました!!

健全そうな村上ワンコが、あそこまで執着心が強くてストーカー気質だったとはw
それも庵野に惚れてしまったが故、なんですけども。
そりゃ、ビッチなのかと思いきや、
電車で赤ちゃん…

5

女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

ベストカプを割れ鍋に綴じ蓋と呼ぶその心は・・・

ベストマッチングするカップルはついこの一言で表現したくなる。
それほどまでに、いいコンビ(カプ?)
テンポよく進んでいく展開も、軽すぎず重すぎず、丁度いい具合。
立石涼さんの色気ある絵がこれまた意欲をそそって、あきさせない一冊。
なんといっても、この攻めキャラのワンコデフォルトが素晴らしい!
ちょっと変態チックなストーカーワンコは、超意地っ張りのツンデレ様にはぴったりだったのです。

5

女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

妄想ワンコ攻め様に絆される?

まさにワンコと女王様と言うにふさわしい内容でしたね。
それに、このワンコが一途過ぎて、受け様大好きキラキラオーラ振りまいて尻尾を
ブンブンしてる姿が目に浮かぶような感じなのですが、振り向いてもらうまでは
かなりしつこく、ストーカー真っ青状態で猪突猛進爆裂し放題って感じなんです。

内容は、ノンケの同僚に片思いしているゲイの受け様が、叶わぬ思いに身を焦がしながら
身体だけでも一夜の慰めを…

9

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

やっぱり中原さんの“おやじ”はいい!!

はぁー、満足ですw
決して他の作家さんでは味わえない、
Hシーンでのねっとり濃厚なおやじっぷりが、本当にクセになります!

今回のおやじは42歳ですからね。いいです♪
しかもなまはげフェイスなのに実は読書好きとか、結構純粋な面もあって
受けの良一じゃなくてもきゅんとしました☆
明らかにギャップ萌えです!

良一は、気持ちは一途、体はあばずれ、でした。
一人の男を想い続けながら、…

7

極道はスーツを愛で貫く 小説

中原一也  小山田あみ 

続きあるのかな?

シリーズ全巻読んでいて、待ちに待った続編でした。

相変わらずのネチネチしたHで…中原先生の持ち味炸裂でした。
Sの攻めさんと、Mの受さん…あのM度合いが、いい感じにS心をくすぐるんですよね。

ストーリーもしっかりしているし、脇の2人の心の機微も、自然な流れで書かれていて
寡黙だけど情熱的、淫乱だけど一途というアンバランスさも物語りにうまく浸透していて…。
恋愛だけじゃなく、男同士…

1

親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

流され系?

息子!!!もうちょっと粘れ~!!押せ押せ~!!

と、読み終わった後の感想でした。
中原先生のお話は本人も言っている通り、いわゆる「オヤジ強気攻め」が 良いのですが、今回は「息子をゲイにしたくない」と言う一心でのHで始まり、流れ流され・・・最後までそんな感じで流されちゃった的な終わり方でした。

息子ちゃん・・・もう少し強引に引っ掻き回してくれたら良かったのに~。

受けさんも「淫乱…

2

雀荘恋愛事情 小説

中原一也  宮本佳野 

BLにおけるオヤジ

34歳って微妙だよねぇ……と思うのですがどうなんでしょう?

元サオ師の桃田は下ネタガンガンのオヤジなんですが、言動だけ見ると45超えてそうw
でもイラストが34歳にしても若すぎて、イメージが定まらなくて……
桃田が40超えたオヤジなら萌×2にしたかもしれません。
でも蒼井と桃田のコンビはいいコンビです。
昼行灯蒼井には桃田くらいのバイタリティがないとお付き合いなんて出来ないかも。

1

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

美麗なイラストで面白さ倍増です♪

小説の場合、想像(妄想?)を増幅させるのに挿絵はとても役立ちますよね。
この作品はそういう意味での相性はバッチリです。

その上この本ったらトップのカラーイラストが表裏あるのよ!
一枚目のカラーは、アングルがさかさまになってるので、どうなってるのかよ~く見たい私は、
本をさかさまにしてジ~っっと見ちゃったわ


2

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

よくある話ではない話。

初めて読んだ中原一也さんの小説。

36歳バツイチになりたて、既に将来の縁側こぶ茶の事しか頭にない、覇気もクソも感じられないサラリーマン・袴田と、肉食系の香りダダ漏れ、25歳の出世頭・池田とのお話。

枯れ男・袴田が元AV女優の妻に離婚届を突き付けられ、なすがままに判子を押し、その足でふらりと飲みに出た先で池田に声を掛けられ、その晩に交わり合っちゃいます。

これが【異性】であれば、酔…

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