中原一也さんのレビュー一覧

極道はスーツを愛で貫く 小説

中原一也  小山田あみ 

まだ続く、気になる続編

久しぶりに手に取ったこのシリーズ。キャラや設定になじみがあると、読んでいて懐かしい感じがしてすぐに作品に入っていけます。一方、カップルは成立しているわけで、毎回ヤクザ絡みの事件を軸に展開しますが、恋愛ものとしてはエロシーン含め飽きてきてしまうのも事実。

スピンオフあたりから木崎×諏訪がメインに座ってきている感があります。このカップルは危うくて壮絶で読み応えがあります。今作では、あらすじにある…

0

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

笠井さんのイラストに注目!

笠井さんの綺麗なイラストにあいかわらずほれぼれしてしまいます!

お話は双子弟たちに迫られる兄というもの
弟たちはそれぞれ違う方面で活躍してかがいているいけめんですが
兄もちゃんと美人で仕事をしっかりしてるのが良かったです
兄の感情の変化などがすこし急で
途中置いてきぼりになった感じはしましたが
双子ものは大好物なのでよかったです

3

心に手錠、唇にはくちづけを 小説

中原一也  山田ユギ 

ベタですが・・・

ヤクザ×刑事です。年下×年上です。表紙からも分かるようにコミカルな作品で、一気に読み終えてしまいます。

高校時代の先輩後輩が、社会に出てから再会。
昔は仲が良かったが、険悪になって別れていた。
ヤクザは弱ったところを狙う。
真犯人は受けの周辺にいる。
受けが真犯人に襲われる。
受けの危機に、攻めがさっそうと登場して、救出。
一見傲慢だけど、攻めは受けにメロメロである。

ベタ…

3

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

双葉のはなし

積み本箱から発掘。
このシリーズ、何で全部レビューしていないのかと思っていたら、そもそも積み本箱に埋めて未読だったという、、、
とりあえずこの巻は、双葉の過去と旅立ちの話なので、シリーズ中飛ばしていても、さほど影響がないともいえる。
それにしても、双葉にどんな過去があって、そのために、誰がどんなことを双葉に仕掛けてきて、どんな結果になったのかっていう、相当重たい内容を、いくら主人公は坂下だか…

0

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

最後はやっぱりお兄ちゃん強し!

双子の弟×兄の近親ものですね。
笠原あゆみさんの絵が本当に美麗で…大変美味しゅうございました(*´艸`*)

前半はお兄ちゃんのお誕生日をお祝いしたりーとほのぼのなんですが、弟達の兄LOVEっぷりが凄いです。
いやもー朝から晩までとにかくお兄ちゃん褒めちぎりまくりですね!
お兄ちゃん普通にそれ家族愛として受け入れてるしw

表紙裏のあらすじには“独立を告げた途端、弟たちは「ずっと兄さ…

4

隣人はチャイムを二度鳴らす 小説

中原一也  ひたき 

死んだように生きている受けはお好きですか?

たまたま隣人として暮らすようになった青柳と坂梨が、ゆっくり、ゆっくり近づいて、それぞれの囚われていた過去を乗り越えるお話。
あとがきに、何度も何度も没られたプロットとありましたが、確かに「中原一也の本」としては、過去を秘めワイルド系フェロモンオヤジを攻めに据えてようやくプロットが通ったっていうのは納得。
元々描きたくて、当初通り描ききったのは坂梨の方なら「中原一也の本」としてなかなかプロットが…

0

愛しているはずがない 小説

中原一也  奈良千春 

弟属性好きさんに

スピン元シリーズの方は、かなり記憶が曖昧になっていましたが、ほぼほぼ問題なく、単体で充分楽しめます。
むしろ、元シリーズを読んだことのない方にも、この本単発で読んで頂きたいくらい。
愛人関係と割り切って、お互いの間には恋愛感情なんてないと思っている二人が
というより、自分に他人を愛する気持ちがあるなんて思っていない二人が、
ヤクザ物らしい諸々あって、いろいろ足掻いたあげく、ようやく結ばれる…

4

隣人はチャイムを二度鳴らす 小説

中原一也  ひたき 

内容は面白かったんですが

本の内容としては面白かったです。
青柳(攻)が坂梨(受)に対して見せる、見かけとは違った細やかな気使い。
やっぱり、色々経験してきた大人ですよね。
過去の事件から自分自身もふっ切れてない故に坂梨の抱えている苦悩が気になり関わってしまいます。

過去に自分が罵倒した言葉や行動、醜かった過去の自分をどう消化したらいいのかわからない坂梨。
そんな坂梨を見て、青柳自身も過去に捕らわれ人生を無駄…

8

美獣とケダモノ 小説

中原一也  國沢智 

このエロがっぱ!!

 「このエロがっぱ!」
 罵詈雑言にもいろいろあれど、中でもこれってかなりとんがってて素敵ですよね。そんな台詞をかりにも憎からず思っている相手に対して吐いてしまう男。「どの口が言うか!?」とつらつらその顔を見返せば、「真冬の澄んだ夜気」にもたとえられる冷たく冴えた美貌のバーテンダー。ヤバイです。こらえ性のない野郎ならそれだけで危うくイっちゃいそうです。

 そんな超絶毒舌美人・阿立(29)の…

4

逃した魚 小説

中原一也  高階佑 

おじさん受け、につきる

中原作品ということで期待値があがりすぎてたかな。
かなりさらっと読めるあまあま定番ストーリーでした。

のんびりした法律事務所でおじいさん達に囲まれて暮らす市ヶ谷。41の純情・純粋なかわいいオジサン。そこへ助手としてやってきた弁護士経験もあるという織田。織田は若くてハンサムで有能、一見クールだが実は持ち物に名前をつけてかわいがっているお茶目な面もある実はいい人系。

こんなふたりがあっさ…

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