中原一也さんのレビュー一覧

愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

ざっくり

最初はもっとシリアスなお話かと思ってましたが、このへんから方針転換なんでしょうか。いろいろとかなーりざっくりしてました。

今回は結構医療シーンがあって、それに突っ込みたいところがたくさんあって、お話に集中できませんでした。。。そのほかにも突っ込みたい部分はあれこれ。
でもまあBLだし、と気を取り直そうにも、エロはあっても気持ちの部分の掘り下げがあまりなくて。
エンタメか、というとそこもざ…

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愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

…火サス?

読みながら頭の中は火サスの音楽が鳴り響いてました。
2巻目くらいまではBLしていた斑目×坂下なんですが、この巻まで来るとだんだんそっちはどうでもよくなり、「坊ちゃん医師のドヤ街事件簿」みたいになってきてます。やっぱ双葉からのハガキを眺める二人にかぶせて竹内まりやが流れてエンドロールかぶる、みたいな。

ちゃんと合間にエロもあるんですが、むしろ無い方がよかったな。傾倒していく坂下がちょっと情け…

1

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

男臭さMAX!

中原一也さんは昔から好きな作家さんですが、ここ最近、元々の持ち味だった男臭い作風がより洗練されているように思います。
性・金・暴力の世界に生きる男たちの絆や、男が惚れる男の魅力などが見事に表現されていて、その世界観にとても惹きつけられます。

まず受けの鬼島(経済ヤクザ・31歳)が魅力的。
工場経営に失敗し自殺した両親にかわり、ずっと弟の面倒を見てきた苦労人(そして超ブラコン)。
それで…

13

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

これも三角関係?!

丸ごと1冊表題作です。
ヤクザの世界です。エロと暴力と金の世界です。当然ですが、ヤクザがダメな方はお勧めできません。

帯の「弟の目の前で犯してやるよ」も強烈ですが、冒頭から3Pという強烈さです。表紙めくってすぐのイラストが、表紙の二人と弟らしき人物だったので、近親相姦ものかと思ったのですが、弟とは麗しい兄弟愛でした。騙されました(笑)性悪なほど男好きな鬼島が弟だけは特別で溺愛するというのが…

10

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

仄暗い調教モノ

川崎の回想シーンで、鮎川の正体や痴漢〜入店までの経緯も早い段階でわかってしまったので、ページを捲るワクワク感がなくなってしまい残念だった。
そして、登場する女性が酷い人ばかりで悲しい…

残るはエロシーンしかないのだけれど、立派な受け様になるための調教シーンがほとんどで、腸内洗浄の仕方までも指導が入った。
調教も羞恥プレイばかりで川崎が可哀相と思いきや、当の本人は実はM気質だったので、心は…

3

悪徳の褥 小説

中原一也  陸裕千景子 

大人飼い主×鈍感ワンコ受け

捕まえてごらんとばかりに受け(だけじゃなく周りもだけど)を翻弄する攻め様が見事でございました。過去のせいでねじれていた受けを素直にするにはこのくらい滅茶苦茶に振り回さないとだめだった、ってことでしょう。いつでも余裕で翻弄してくれる攻め様、かっこいい!大人飼い主攻め×屈折ワンコ受けでした。
追いかけている間のワンコぶりがかわいかった~。受けが嫉妬したり焦ったり、一途に追いかけて翻弄される様が楽しか…

5

野良猫とカサブランカ 小説

中原一也  実相寺紫子 

可愛い野良猫

いつも余裕な元警視庁キャリアの須田×15歳で男に飼われた経験のある律の話です。
二人は律が子供の頃お世話になっていた定年間近の刑事をきっかけに出会います。 出会いからしばらくは会うたびに言い合いをしているが律が須田を怒らせようとしても須田には全然ひびかない。須田は須田で律を「子猫ちゃん」よばわりでからかいます。
最初から「好き好き」オーラが出まくりよりもジワジワと好きになっていく方が好みな…

1

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

イタリア編

ついにイタリアマフィア登場。メインCPのイタリア編です。
スーツの展示即売会に招待された榎田。そこで事件に巻き込まれます。芦澤のいる組の組長には隠し子がいるらしいが、それは若頭である芦澤とキャリアで衝突する存在。しかしなんと、イタリア人の血が入っている模様。

そんな手の込んだお膳立てするかな~、的な色々な疑問はつきないのですが、舞台が変わったことで、シリーズも後半で少しマンネリからの脱却が…

0

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

脇キャラも面白い!

丸ごと一冊がひとつのストーリーでした。

いやぁ、こういうお話好きですね♪
あ、お話というかキャラですね。
志岐のように色っぽい受けなんだけれども
でも男っぽさも十分にあり、ナゾも有りでw

もちろん朝倉のように、攻めは男っぽさ全開なタイプで
2人のカケヒキする会話が面白かったりすると最高!
この作品はそんな感じでした。

少々先は想像できてしまうかもしれないのですが、
そ…

3

極道はスーツを秘密に閉じ込める 小説

中原一也  小山田あみ 

ちょっと都合良すぎた

今作は、木崎のその後が語られるので一応そこはすっきりします。しかし、やっぱり火サスというか、色々納得できないご都合主義展開が多くて、”それはないだろ~”と思いながら読んでしまった。

読者としては木崎×諏訪の幸せを願わずにはいられないのだが、ここまで辛い展開にしたのだと、そこから挽回するのにかなり無理があったという印象。

悪役の刑事、野口の行動心理も全く分からない。居心地のよさそうな「テ…

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