中原一也さんのレビュー一覧

よくある話。 小説

中原一也  朝南かつみ 

キャラの設定が面白い

中原さんの作品は好きなのですが、今回は朝南さんの挿絵とドラマCDで主演されている声優さんがお2人とも大好きなので読んでみた作品です。
読み始めて暫くは36歳の袴田の性格が無頓着すぎるというか、天然というのか、普通とはズレているのが面白くてそちらばかり注目していたのですが、大型ワンコ一途な年下攻め様もかなり変わってますね。
会社の部内で一番モテている程の男前なのですが、かなりマニアックな趣味をお…

0

あばずれ 小説

中原一也  和鐵屋匠 

手のひらで転がされてるのが、読んでて楽しい

貧乏子沢山の一家、惣流家のお話。
殴り合いの親子喧嘩は日常茶飯事、
根っこが愛情深くて明るい家族なので、
まるで一時代昔の理想の家族。
そんな惣流一家のお父さん一郎と次男空のお話が「ろくでなし」に、
長男陸のお話が当作品「あばずれ」となります。
発売としてはこちらが先みたいですね。
でもそれぞれ独立してるので、どちらを先に読んでも楽しめます。

題名「あばずれ」は陸の事。
美人…

1

悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

悪辣で不器用

読み終わった後に表紙を見返すと、隠されてるヒントがあって
奈良さんの絵はいいなぁ…と改めて実感。


淡々と続くジメッとした空気
受けのモノローグは情けなさを語り
そんな受けの哀れな姿を見下ろす攻め
タイトルにあるのは【悪辣=情け容赦ないこと】

と揃ってて、ダークな雰囲気が漂う表紙とタイトルにドキドキでしたが
小説初心者の私でも序盤で展開が読めてしまいました(^^;

着…

4

極道の淫らな挑発 小説

中原一也  桜城やや 

ルビー仕様の中原さん?

中原一也さん、ルビー文庫からの作品は初になるとのこと。
オヤジも下ネタも登場しないという点ではいつもの中原さん作品より大人しめですが、
シリアスなヤクザものという点では、ルビー文庫なのにこの題材?という感じがします。

あらすじ:
亡き姉の遺した甥(高校生)の面倒を見ている羽村(受け)。
ある日、ヤクザの鷺谷(攻め)という男に、甥はヤクザ組長の息子だと告げられる。
甥にヤクザと関わっ…

7

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

男も惚れる男x男に慕われる男のバトル愛

凄く面白かった!家の積み本から発掘して読んだのだけど、もっと早く読めば良かった…
元々中原一也さんのファンですが、この作品は中原さんの持ち味の男の世界、エンタメ的盛り上がりがとても良く出ていると思いました。
主人公は経済ヤクザの鬼島。真性のネコ、ビッチで男を買って喰う悪癖が止められない。
お相手の攻めは7才年上の仕手師、伏見。
でもこの二人は精神的に凄い攻めx攻め攻防を繰り広げます。そこが…

4

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

猫にまみれてお昼寝したい…

目を覚ますと、そこは養豚場。
仕事はスマートにこなすけれど、深酒すれば記憶を失いとんでもない所で目覚めることが多々ある神木。
警察へつき出された神木を助けてくれたのは、癖のありそうな探偵、苫澤。
助けてくれたお礼に伺うと、苫澤と青年のキス現場に遭遇!
つい構えてしまう神木だが、猫が集まる事務所に居心地の良さを感じ、通うようになり…。

野性味溢れるオヤジ。不精ひげに漂うエロス。癖あり、…

1

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

優しくて繊細な獣

双子攻め大好きなのでウキウキしながら手に取りました。
笠井さんのイラストで双子攻めの3Pなんて食いつくしかないw

終始、受けである兄視点。
双子の弟の素晴らしさ、兄として誇りに思う気持ち、親を失ってからの努力。
ちょっと仲が良過ぎるだけのバランスの取れた理想的な3兄弟。
純粋に家族として弟を思い、家庭を守っているお兄ちゃんの姿。
前半はノホホンとした甘々な日々が描かれてます。

3

双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

シチュエーションが好みならおすすめです

双子×兄の3Pという組み合わせが萌えるのですが、探しても意外にありません…。
この作品はストーリーがとてもわかりやすく、内容がさらりと入ってきたのが良かった。しかし、裏を返すと特に意外性のないお話とも言えるかもしれません。

主人公の紅は、幼いころに両親を亡くし、双子の弟の篤志・悦司の面倒を見ながら、今は在宅で働いて家事もこなす、というかなり出来たお兄ちゃんです。
しかし、品行方正で容姿も…

1

嫌になるほど 小説

中原一也  佐々木久美子 

本気を信じてもらえない男と、素直になれない男と。

「両片想い」も、中原一也の筆にかかるとこう料理されるのか!

元々10年前に2年ほどセフレとして付き合っていた二人だけど、望我がギャンブルにのめり込んで失踪し、一度は終わっていた関係。だが2年前急に現れて一緒に探偵事務所をやる事に。
素直になれない波多野は、いつも望我に突っかかってしまう。
ある依頼で不良少年を探していた時、彼の使っていた覚せい剤?の炙りを吸い込んでしまった波多野は、性欲が…

4

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暑い夏のある日

本編のその後になります。本編のネタバレもあるので、読後に読むのがお勧めです。

本編同様、湯月(受け)の視点です。

エアコンが壊れた湯月の部屋に班目(攻め)がやってきます。
暑さに文句を言う班目に当然のように命令され、湯月はビールを準備します。つい最高のものをと思ってしまう自分に歯がゆくなりつつも、満足げな表情を浮かべる班目に喜びます。
Tシャツと短パンの自分に比べ、スーツを着ている…

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