中原一也さんのレビュー一覧

検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

恋の罠を立件するのに萌えました!

恋の罠を立件するところ萌えました!

切ない片想いは本当に切なくて苦手なんです。しかも迷走する片想いはさらに辛い。
でも桐谷がひたすら杉原を好きで好きでどうしようもなくて。辛かった。
でも仕事で最高のパートナーとしてのやりがいを読むのは楽しかったです。

事件も読みごたえがあり。まさかの犯人で。そして桐谷が刺され。

最後の杉原が桐谷を立件するまでがもう少しじっくり書いてくれたらな…

4

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

ザ・男×男

今回は渋い中年の男前は出て来ませんね。その代わり29歳の男前カップルです。

長かった。結局どうなるの?何が書きたいの?と思いながら辛抱強く読み続けました。

刑事とヤクザ
チンピラヤクザの息子須田はレッテルを振り払おうと頑張ってきたものの冤罪で人生を棒に。しかし自分を捨てた世間を見返すようにヤクザの頂点を目指す。

学生時代からの友人新垣はそんな須田を表の世界に戻すため刑事になる。…

2

検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

これは良い年下部下受け

うわぁ……これは良い年下部下受け(正確には検察事務官は補佐する検事の部下とは違うのでしょうが)。
『欲望の犬』つながりでこちらも読みました。
関連作ではないのですが、作者あとがきにある様に「もう何年も前に検察官モノを書いた時に出てきたネタ」とのことで、続けて読みたいなと思いまして。

桐谷は自分が補佐する検事の杉原にずっと想いを寄せているのですが、彼は自分が指導した後輩検事、武田のことを密…

4

欲望の犬 小説

中原一也  國沢智 

ドーベルマンだ!

いゃん!
これは良い年下攻め。

真面目なやり手検事と思われている水上が、自宅マンションの近くで雨に濡れそぼった若い男を拾うんです。
普段ならそんなことはしない慎重な水上なんですけれど。
男性的魅力に溢れるその男、大貫に水上はあっという間にやられちゃいます。
普段ならお相手を慎重に選び、体の関係も行儀良く行なう水上なんですけれど。
すぐに出て行くと思っていた大貫は水上の処に出入りし続…

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花吸い鳥は高音で囀る 小説

中原一也  笠井あゆみ 

動物の生態シリーズ⁈好きですv

勝手にシリーズにしていますが、公式には動物の生態シリーズはありません(笑)
私的に、クジラの次は鳥なのかと、わくわくしつつ読み始め大満足で読破。
この前に鳥人BL(『梟は〜』)も有りなのですが、残念ながらそちらはまだ未読。
早く読まなきゃ!

前回のマッコウクジラの時も思ったのですが、
今回も眼白の設定が面白い。

ストーリーは眼白(というか、妖鳥)の妖艶さに惑わされそうですが、

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中華飯店に潜入せよ 小説

中原一也  相葉キョウコ 

お腹がすいてきます(笑)

中原さんも相葉さんも裏社会モノのストーリーも好きなので迷わず読んでみることにしました。
ストーリーは…タイトルそのままです(笑)。
ネタバレになるのでストーリーについては一切書きませんが、舞台が中華料理店で料理しているシーンがしょっちゅう登場します。
魚住さんが作る料理がとても美味しそうで、食欲を大いにそそられました。
魚住さんは38歳のおじさんですが、体格は素晴らしく男性の色気一杯で素敵…

1

梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

鳥ワールドがとにかく楽しい

スズメ目カラス科カラス属に分類される黒羽(受)は、与党「はばたけ」雀派に所属するスズメ目モズ科モズ族のベテラン議員の秘書をしているのですが、同じ党の梟派フクロウ目フクロウ科シマフクロウ属の深森(攻)に俺の秘書になれと口説かれる…という話です。

鳥綱って何?って無知状態で読みましたが、とても楽しかったです!属も習性も容姿もまったく分からなくても、ストーリーに邪魔にならない程度にさらりと説明があ…

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深森少年は烏に恋をする「梟はなぜ烏を黒く染めたのか」番外編書き下ろしSSペーパー グッズ

深森の少年時代

深森の視点で語られる小学校時代の体育祭の話です。
本編では75ページの「体育の時間に」という部分をクローズアップした感じでした。

恰好いいところを見せて気を引く自信があった深森。リレーでごぼう抜きをして1位になり、得意になって黒羽を見たのですが、黒羽は友人と喜んでいて眼中になく呆然とします。相手が同じ男だということを忘れていてガックリ項垂れるのが可笑しかったです。そういう過去があったなら、…

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「梟はなぜ烏を黒く染めたのか」イラストカード グッズ

奈良先生のコメント&イラストが楽しい

コミコミスタジオでのオリジナル購入特典でした。

以前はポストカードサイズって小説のカラー口絵にはさんでカバーをかけようとしても少し大きくてはみでてしまっていたのですが、最近はおさまるようなサイズになっているので、本とこういうカードを分けて保存しない身としては嬉しいです。今回もおさまったのでSSペーパーとあわせて挟んで保管してます。

表紙イラストでは中央にある文字がカードではないので、黒…

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負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

ハードボイルドの空気とオヤジの色気が楽しめる1冊

『負け犬の領分』って、実に中原さんらしいタイトルだと思います。
丸々1冊、警察官崩れの探偵、苫澤の色気を楽しむお話。
酸いも甘いも噛み分けたオヤジを書かせたら抜群の中原さんですもの。
仕事がクレーム処理担当のため、かなり神経をすり減らしている神木と一緒に、苫澤の色気にドキドキしてください。

あと、猫ですよ。
私は筋金入りの『犬派』ですけれども、そんな私ですら苫澤の事務所にたむろする地…

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