中原一也さんのレビュー一覧

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

魔性とたらしのダブル男前!

これは優しい中原さんv
面白かったです!

左官職人という設定も面白いですが、
それをここまで色っぽく昇華してしまう
中原さんの筆力が素晴らしい!

このお話はとにかく出てくるキャラクター達が皆愛おしいv
魔性と言われながらも、素直で努力家の名波に、
とにかく漢気溢れて懐の大きなたらしの比嘉。
そして老いも若きも比嘉に傾倒する名波の同僚の面々!

中原さんのお話には、
こ…

3

裏切り「愛されすぎだというけれど」書き下ろしSS グッズ

カッコ悪い克幸

「愛されすぎだというけれど」の本編後の、克幸の愛人・湯月が描かれています。

あんなに鬼畜な克幸を裏切って、湯月は一体どうなるのか?殺されちゃう?と読者が思う以上に、湯月本人がこれからどうなるのだろう…と感じている。
以前の店を辞め、海辺の町のスナックに流れてきた湯月。
店を辞めて1週間、スナックに勤めて5日間、今日開店前にドアを開けたのは克幸だった…!
暴力展開?と思いきや…
克幸か…

0

愛されすぎだというけれど 小説

中原一也  奈良千春 

俺のフェアリーはギンギンで弾けそうだ…シリーズ第3作

私が勝手に「愛してる」シリーズと呼んでる一連ものの、第3作目。
本作では、冷酷なヤクザで斑目の異母弟・克幸が汚い手を使って医師・坂下を揺さぶってくる…という展開。
ドヤ街のおっちゃんたちが集う坂下診療所の、下品だけど人間味のある人情ものとしてのテイストと、ヤクザが欲しいものを手に入れるためには全く手段を選ばない鬼畜さをこれでもか!と描写するハードボイルドなテイスト。
この両輪が見事に噛み合っ…

1

魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

男が惚れる男×魔性の男

「男を狂わせる魔性の血を引き継いでしまった青年」という設定が面白かったです。
地味な容姿なのに、なぜか男に恐ろしいほどモテてしまうという青年・名波(受け)が自分をめぐる出来事に絶望し、自殺を図ろうとしていたところ比嘉(攻め)に助けられます。

その魔性っぷりが半端ないです。
一目惚れ系ではなく、時間を過ごすうちにじわじわ作用して気づいたら相手が狂ってるという超厄介なタイプで、次第に周囲の男…

4

愛しているにもほどがある 小説

中原一也  奈良千春 

ぶっといお注射が必要だな…シリーズ第2作

私が勝手に「愛してる」シリーズと呼んでる一連ものの、第2作目。
引き続き、ドヤ街で色々な重石を背負って生きている男たちを決して見捨てず、医療を受けさせようと奮闘するお人好しの医師・坂下の奮闘が、エンタメ色豊かに描かれています。
人生の吹き溜まりのような場所でその日暮らしをしている男達。
そんな彼らは、ここにやってくるまでに様々に人を傷付け、家族を裏切り、家族に見放され、という過去を背負ってい…

2

愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

ドヤ街で、日雇い労働者と医師が恋をする。シリーズ1作目

私が勝手に「愛してる」シリーズ、と呼んでいる一連ものの、第1作目!
中原一也先生お得意の、男臭いオヤジ攻めです。
オヤジ、といっても年齢的には30代なんだけど、人生経験その他、酸いも甘いも知り尽くして清濁併せ呑む懐の深いオトコ、という人物像なのです。
舞台はドヤ街。
主人公は、利益度外視、人道的見地から診療所を営み、路上生活者や日雇い労働者の診察を続ける真面目な医師・坂下。
そんな坂下に…

5

俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

とても楽しい人達でした…。究極の癒しだ

オヤジのカプものでしたが、何とも楽しく、可愛い人達でしたw
こんなに萌えるとは…。究極のエンターテイメントで癒されました。

ヴァ○○○○ものですが、流石、中原先生だけに、独自路線で進まれます。
ストーリーがどちらへ向かっていくのか未知数だし、ユーモアのあるストーリー展開で面白かったです。終盤にかけて、ストーリーがとても盛り上がり、映画やドラマを見ているような爽快感が味わえました。終わり方…

6

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

とにかくラストまでの緊迫感!

好き嫌いがはっきり別れる作品ですね。
男臭さむんむんなハードボイルド!
悪い方の中原さんですv

乙女な(笑)私的には、
前半のがりがりヤクザな展開はなかなか辛いのですが、
状況が転がり始める後半2/3くらいから
もうどきどきのはらはらで、
一気に最後まで読んでしまいました!
とにかくラストまでの緊迫感が!!

前半の辛さを思うと、ちょっと評価に迷ったのですが、
思いの外私…

3

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

最愛の妻を持つ相手への抑えられない感情が切なくツラい(;///;)

まさか泣けるとは思わなかった…(;///;)

ラヴァーズ文庫なのでエロ特化してる側面もあるんですが、
抑えられない性的欲求がますます恋心を拗らせていく描写につながり、
拗らせた恋心がキューッと切なくてとても良かったです(;///;)

しっかし、なんでこんなサブタイつけたんだろ?
確かに妄想シーン多かったけど。
良い意味で裏切られたのもグッときて良かったけど。
(正直タイトルだ…

6

「愛してないと云ってくれ」シリーズ完結記念小冊子 グッズ

斑目がのびのび出来ている

『愛してないと云ってくれ』シリーズ完結記念として発行された小冊子で、申し込み期間=2013年12月~2014年1月頃のもの。
斑目が医師として再出発を決め、労働者街を卒業して一年経った後日談となっている。

休暇がてらに斑目に会いに来た坂下が、島民のじいちゃんばあちゃん達から優しいおもてなしを受け、いじられている光景にはほっこりするばかりだ。
島の女性陣によると、斑目は医師としての信頼も厚…

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