中原一也さんのレビュー一覧

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

これも『ラブラブ』なんだと思う

「うおーっ!滾ったぞ!」
と、読み終わってから確認したら紙の本の発行が2015年なのね。
もっと前かと思っちゃっていました。
だって酒と煙草と、その他何か判らないいかがわしい昭和のかほり。

主人公の鬼島は経済ヤクザ。
受けさんのくせに、勝負の興奮で『男を喰う』。
金は稼ぐし抜け目はないし、若頭にも一目置かれているし。
でも、唯一の弱点が両親の死後、親戚宅に引き取られて真直ぐに育っ…

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検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

立件しちゃって下さい。

 もう萌えがあふれましたー。ものすごく好きなストーリー展開。

攻め様は指導してきた後輩の検察官武井に惚れている検察官の杉原。
人たらしないい男。

受け様は、ゲイで杉原を好きな検察事務官の桐谷。
 
 ある夜、武井の結婚話に失恋確定となった杉原が酔っぱらって桐谷を訪ねてきて、桐谷は「カラダで慰めてあげます」と持ちかける。
ドキドキの初体験なのに、杉原が気にしないよう慣れてるふりま…

3

悪癖でもしかたない 小説

中原一也  高緒拾 

男臭さぷんぷんなぶつかり合い!

らぶらぶとかほんわかとかからは程遠い、
男×男のぶつかり合い!

片や頭が切れる上に格闘もイケる頼れる男。
片や黒子も妖艶な色気溢れるこちらも切れ者ヤクザ。
攻の伏見は隠すことなく鬼島を口説き、そんな鬼島を鼻先であしらう鬼島。
同等の立場でぶつかり合う二人は、
無事にBがLの関係になってくれるの?と、
途中ちょっとやきもきしますが、
その辺は鬼島の溺愛する弟君が
ひと波乱起こし…

0

虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

誰もがオンリーワンになり得る。

 皆様の愛あふれるレビューを見ると、読まずにはいられなくなりました。
とっても面白かったです。

 中原先生の描く鳥人達の世界にうならされました。
絶滅危惧種優位の世界、なるほどなー。

 受け様は低危険種とよばれる漆黒の髪と翼を持つリヒト。
生きる為に犯罪まがいのことをしながら、家族や仲間達と助け合い必死に生きている。
 攻め様は絶滅危惧種Ⅰ種の、虹色の羽を持つルーク。
Ⅰ種の…

7

「虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる」コミコミ特典小冊子「庭の片隅で」 グッズ

2人でいると・・・

本品は『虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる』のコミコミ
特典小冊子です。

本編後、リヒトが飛行訓練をするお話です。

鳥人の中で空を飛べるのは特権階級と上層階級だけです。特に特権階級
の飛行能力は飛びぬけて優れていて、飛行時間も長く高い位置まで飛ぶ
事ができ、その姿は誰もが憧れます。

翼の大きさが重要なのは確かですが、飛行するだけの体力や翼を動かす
筋力なども関係し…

1

虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

身分を超えて惹かれあう心が起こす奇跡

今回は最上位の特権階級である虹色の羽の鳥人と
貧民街で育つ最下位種である黒い瞳と羽の鳥人のお話です。

攻様の付き人となった受様が攻様を変え、世界を変える存在となるまで。

鳥人たちの世界は種族によって7段階の階級に分かれています。絶滅した
とされる白色の羽をもつ種を除き、最高位の特権階級は虹色の羽をもち
絶滅の危機に瀕するために保護の対象となっている絶滅危惧Ⅰ種です。

次に…

5

虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

切なさ成分が多めです

『梟はなぜ烏を黒く染めたのか』のスピンオフだと思っていたんです。
いや、何の根拠もないの。
『梟は~』が好きすぎた所為で生まれた単なる勘違いなんですけれども。
ただですね、暴走した妄想が行き場所をなくしてしまって……
折角の中原さんの『鳥話』なのにもったいないことを!
やはり先入観で物事を決めつけてはいけませんな(反省)。

前作『最強アルファと発情しない花嫁』とお話の手触りが似てい…

5

「虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる」コミコミ特典小冊子「庭の片隅で」 グッズ

所構わず w

本編がとても面白かったので、その後が読めるのは嬉しいですね。

想いが通じ合った2人はとても甘々です。

視察の帰りに暴漢に出会したルークを心配して寝付けなかったリヒトと、遅く帰宅して気配を消してベッド側に佇んでいたルーク。
熱い一夜を過ごした翌日も甘い雰囲気になってた2人に、ソフィアは遠慮して立ち去ります。


リヒトの話ではソフィアはリヒトとルークで妄想して楽しんでるらしいです…

1

虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

嵐なら、もう来ている

孔雀と人間を掛け合わせて作られた鳥人たちの世界
大空を飛ぶことのできる極彩色の絶滅危惧種ルークと貧民街に住む漆黒の低危険種リヒト

見上げることしかできない相手への恋を自覚したときのリヒトの切なく美しい独白

「嵐なら、もう来ている」

クラシカルできらびやかな描写が身分差の恋を彩ります
二人が苦悩しながら密やかに想いを募らせてゆくのと、不可解な事件が同時進行

生意気で口の悪…

7

虹色の翼王は黒い孔雀に花嫁衣装をまとわせる 小説

中原一也  奈良千春 

読み終わってとても満足しました

面白くてページをめくる手が止まりませんでした。

人間が滅んで鳥人が暮らしている世界のお話でした。人間と孔雀を掛け合わせて人工的に作られたと言われていて、階級制が全ての社会なんです。

最下層の低危険種のリヒトが窃盗団のリーダーとして捕まった事から、特権階級の絶滅危惧Ⅰ種のルークのつき人になるんです。

リヒトは瞳も髪も羽根の色も真っ黒なんですが、とても美しいのです。
一方虹色の瞳と…

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