茶屋町勝呂さんのレビュー一覧

魚住くんシリーズ(3) メッセージ 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

名作

最近新装版が出てるこの作品ですが、私はどうしても読みたくて、プレミアがついてバカ高くなってたときに、このシリーズを揃えました。
何故待たなかったんだ、私よ…。
といっても、買ったことを後悔してるわけじゃないです。
最近の榎田尤利さんの作品とは作風がかなり違うから戸惑う人がたくさんいるかもしれませんが、名作の名にふさわしいシリーズでした。
とくに、この三巻と四巻が神です。

最近のBLじゃめったに見…

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非BL作品

咎狗の血(7) 非BL コミック

茶屋町勝呂  Nitro+ CHiRAL 

どこに行くんだ!?

今回は冒頭からnルート~ケイスケルート~リンルート~シキルートへ。
それぞれのルートのイベントを拾いながらも、どんだけ違和感なく展開するねんと毎回感動しながら読んでます。
茶屋町さんのマンガ。個性的な線とコマ割で最初は読みにくいなあと思ったけれど慣れてきたらあの空気感がたまらなくなってきました。
所々にスチルと同じ構図のコマが違和感なく入ってるのがほんとスゴイと思う。

あああ、どこに終…

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夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

今、読んで欲しい一冊

榎田尤利先生のデビュー作が、書き下ろしも加え上製本上下巻で復刊しました。
旧版は全5巻の作品なので、上巻には3巻の半分までを収録。「無自覚から自覚への移行」という、うまいところで区切ったよな~、という感じです。

表題作は、「小説JUNE」誌にて発表され、当時「文学的」と評されましたが、つまりは匂う程度で、具体的な恋愛は描かれていません。
全体を見通せば、魚住と久留米のラブストーリーに他な…

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非BL作品

咎狗の血(7) 非BL コミック

茶屋町勝呂  Nitro+ CHiRAL 

イル・レ現る

ようやく7巻がでました。! 表紙は見ての通りシキ様!
どのキャラにも可能性があるこの漫画版咎狗の血。
黒スケはアキラの血により動かなくなりました。
漫画版では最後どのようにまとめるのでしょうか・・・。

ケイスケも動かなくなり、そしてリンにもタグを奪われ
ぼろぼろの状況のアキラに・・・
イル・レ キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!! です。
「どうでもいい」とアキラ。そして…

1
非BL作品

咎狗の血(7) 非BL コミック

茶屋町勝呂  Nitro+ CHiRAL 

表紙とあとがきと決め台詞に萌えた!

同名のBLゲームの公式コミック7巻目。
茶屋町さんの絵は多少癖はありますが、妙に色っぽくて大好きです。

さて、話も佳境に入ってまいりました。
ナノに保護されていたアキラが、トシマの街に出た途端見つけたのはライダースジャケットを着た男の死体。頭を潰された悲惨な死体を目にして、こんな残酷な殺し方をしたのはケイスケだと確信し、絶望するアキラに容赦なく降り注ぐ雨…そう、雨です!キタ!キタキタキタ…

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帰宅 小説

剛しいら  茶屋町勝呂 

人と人が寄り添うことの尊さ

三つのお話が収められた短篇集。表題作「帰宅」と「一枚の遺書」には読了寸前に味わう、ある共通の感覚がある。最後の文章まで辿り着くと与えられる、するりとしのび寄ってくるような悲しみの感覚。それぞれのタイトルにもなっている「帰宅」と「一枚の遺書」というキィワードが、あざやかな真実を見せてくれる、巧緻に仕掛けられた鋭さがある。

中堅俳優の佐伯は爆発事故で妻を失い、ひとり息子の尚紀も火傷と、顔面に大怪…

4

魚住くんシリーズ(2) プラスチックとふたつのキス 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

名作・魚住くんシリーズの第二巻

かつて、魚住を診ていた、精神科医(の卵)の弟が登場します。
その精神科医は、魚住を救うどころか、魚住の闇の部分に引きずられて、最終的には心中をたくらみ、一人で死んでしまったらしい。
弟は魚住を恨んでいて、手錠で監禁する。レイプはありません。
精神科医のお兄ちゃんは自業自得だし、弟のは完全な逆恨みだと思うんですが、榎田尤利さんの筆は優しい。その弟が救われるようなストーリー展開になってました。

ラブ…

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魚住くんシリーズ(1) 夏の塩 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

「墓場まで持っていく!」だの「この本で私は救われました」だの、あちこちのブログで紹介されてる名作

「墓場まで持っていく!」だの「この本で、リスカを繰り返してた十代の私は救われました」だの、あちこちのブログで紹介されてる名作、魚住くんシリーズの第一巻です。榎田尤利さんの処女作でもある。
神か萌えかで迷ったんですが、一巻は萌えで。(順番にレビューしますが、三巻と四巻は神です)
オークションに何回もチャレンジしてやっとこさ手に入れたんですが(絶版だしプレミアついてるし、高かったよぅ!涙)、近々新装版…

2

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

何処か欠点があるふたり

主人公・啓太は自分の家に帰りたくなかった。何故ならそこには死体があるから。自分が殺した元恋人の柳沢が…

そんな風に始まるこの物語。啓太は家に帰りたくない一心で街をさまよう。誰でもいいから今夜泊めて欲しい。セックス込みで構わない。そんな時に出会ったのが杉浦充と言う男だった。子供のように喋る、少し間の抜けた不器用な男。最初は都合のいい相手だと思った啓太だったが次第に純粋で真っ直ぐ気持ちを伝えて来…

9

魚住くんシリーズ(5) リムレスの空 小説

榎田尤利  茶屋町勝呂 

もっと読みたい、と思う!

魚住くんと久留米っていろいろあり過ぎて、5巻が「どういう風に終るのかな?」とページをめくらずにはいられない1冊でした。

あんなに弱々しかった魚住くんが見事なまでに成長してましたね。
結局、魚住くんの留学で二人の関係は途切れる…と二人とも思っていたのですが、ラストのラストで「ちゃんと続いてますよ」というような一行に、私の頬も緩んでしまいました。
離れ離れになるのに、どこかほのぼのとしたムー…

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